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バッテリー交換の重要性について - 実例とともに解説

秋葉原店 2019-02-10 2024-12-25 秋葉原店店長 須山よしのり
バッテリー交換の重要性について - 実例とともに解説

スマートフォンが生活に欠かせない存在となっている今、バッテリーの持ちが悪くなった経験は多くの方が一度は経験していることでしょう。日々の使用によって、充電を繰り返すことができるバッテリーでも、やはり「消耗品」であることには変わりありません。長期間使用していると、バッテリー自体の充電容量が減少してしまいます。これはいわゆる「経年劣化」と呼ばれる現象です。


バッテリーの経年劣化とは?


経年劣化は、バッテリーの使用頻度や環境条件により進行速度が異なります。特にスマートフォンのように毎日頻繁に使用するデバイスでは、この劣化が顕著に現れます。Appleによると、iPhoneのリチウムイオンバッテリーは約500回の充電サイクルで元の容量の約80%まで低下すると言われています。これを超えると、バッテリー持ちが悪くなり、1日持たないという問題が発生することがあります。
さらに、バッテリーの劣化が進むと、端末のパフォーマンスにも影響が出る場合があります。iOSではバッテリーの劣化が進むと、パフォーマンス管理機能が作動し、突然のシャットダウンを防ぐために処理速度を低下させることがあります。これにより、「スマホが重い」と感じるケースも少なくありません。

ガラケー時代との違い


昔のガラケーであれば、端末の裏蓋を外して簡単にバッテリーを交換することができました。また、キャリアから定期的にバッテリーが送られてくることもありました。これは経年劣化による性能低下だけでなく、「安全性」の観点からも定期的な交換が必要だったためです。
一方で、現在のスマートフォンは薄型化・高性能化が進んだ結果、ユーザーが簡単にバッテリーを交換することが難しくなっています。バッテリーが内蔵されているため、専門の知識や工具が必要となり、自己責任での交換はリスクが伴います。

実際の事例:膨張したバッテリー


ある日、当店にお客様がバッテリー交換の希望でご来店されました。端末を確認したところ、バッテリーが「膨張」しており、大変危険な状態であることが判明しました。具体的には、スマートフォンの前面パネルが浮き上がるほど膨らんでいたのです。

実際外した後の画像がこちら

このようなバッテリー膨張の状態は、経年劣化や過充電、過度な使用が原因で引き起こされることがあります。さらに、前触れがなく突然発生することが多く、発見が遅れることも少なくありません。
このお客様の場合も、「気づいたときには既に膨張していた」とのことで、大変驚かれていました。このまま使用を続けていた場合、最悪の場合発火の恐れがあり、大変危険です。実際に、過去にはバッテリー膨張による火災やけがに繋がる事件も報告されています。

なぜバッテリーは膨張するのか?


リチウムイオンバッテリーは、エネルギー密度が高く軽量であるため、多くのスマートフォンやノートパソコンに採用されています。しかし、その反面、以下のような要因で膨張することがあります。

  1. 過充電・過放電:バッテリーを100%の状態で長時間放置したり、完全に使い切ることが頻繁にあると、バッテリーの劣化が加速します。

  2. 高温環境での使用:高温の環境下での使用や充電は、バッテリー内部の化学反応を活発にし、膨張の原因となります。

  3. 物理的な損傷:スマートフォンを落下させたり、強い圧力が加わることで、バッテリー内部が損傷し、膨張のリスクが高まります。

  4. 製造上の欠陥:稀に、製造段階での不具合が原因で膨張することがあります。


定期的なバッテリー交換の重要性


これらのリスクを避けるためには、定期的なバッテリー交換が重要です。Appleでは、iPhoneのバッテリーは約2年程度が正常に使用できる目安とされています。2年以上使用していて、バッテリーの持ちが悪くなったと感じたら、早めに交換を検討することをおすすめします。
特に以下のような症状が出た場合は、早急にバッテリーの交換を行うことを推奨します。

  • 充電が1日持たない

  • スマホが突然シャットダウンする

  • 端末が異常に熱くなる

  • 画面が浮き上がっている


自分でバッテリー交換する際の注意点


現在では、インターネットでバッテリー交換キットが手に入ります。YouTubeなどで交換方法を解説した動画も多く見られますが、自己交換にはリスクが伴います。

  • 安全面の確保:バッテリーはデリケートな部品であるため、交換中に傷つけると発火のリスクがあります。

  • 保証の無効化:自分で交換すると、メーカー保証が無効になる可能性があります。

  • 専門店の活用:自信がない場合は、専門店で交換することをおすすめします。


当店でもバッテリー交換の対応を行っておりますので、お気軽にご相談ください。専門の技術者が丁寧に交換作業を行い、安全で快適にスマートフォンを使用できる状態にいたします。

まとめ


バッテリーは消耗品であり、経年劣化や過充電などで劣化が進行します。定期的な交換を怠ると、膨張や発火のリスクが高まるため、安全性を確保するためにも2年を目安にバッテリー交換を検討しましょう。バッテリーの状態が気になる場合は、専門店に相談することをおすすめします。
 
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