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充電出来ないその正体は?

渋谷店 2019-02-21 2025-02-11 スマホ修理ジャパン代表 中嶋拓也
充電出来ないその正体は?

iPhoneやiPadが突然充電できなくなる原因とは?修理事例をご紹介!



スマートフォンやタブレットを長く使っていると、ある日突然充電ができなくなるというトラブルに遭遇することがあります。
特にiPhoneやiPadは毎日使用する機会が多く、充電ができなくなると非常に困りますよね。
今回は、当店に寄せられた修理事例をもとに、「突然充電できなくなる原因」について詳しくご紹介します。

ケース①:コネクター内部にゴミが詰まっている



このケースは、特に外で作業をされる方によく見られます。
たとえば、建設現場や土木関係の仕事をしている方のiPhoneの充電コネクターには、砂やホコリ、ゴミが溜まりやすくなっています。
ゴミが詰まっていると、充電ケーブルを挿しても奥までしっかり接触せず、充電できなくなることがあります。 また、接触不良を起こしてしまい、充電反応があったりなかったりと不安定な状態になる場合もあります。
特に注意が必要なのは、ゴミが詰まりすぎた場合です。 この場合、充電ケーブルを挿しても全く反応せず、結果としてiTunesでのバックアップすら取れなくなることがあります。

解決方法



  1. 爪楊枝やピンセットを使って、コネクター内部のゴミを取り除く

  2. 乾いた歯ブラシで優しく掃除をする

  3. エアダスターを使って細かいホコリを吹き飛ばす


※注意点として、充電口の構造に対する知識と経験が必要になる作業です、むやみに細いものを突っ込んだり、濡れた歯ブラシやアルコールを含んだクリーナーで掃除をすると、内部の基盤に影響を与え故障の原因となる可能性がありますので、絶対に避けてください。

ケース②:充電部分に水をこぼしてしまい反応しなくなった



このケースは、要するに「水没」してしまった状態と同じです。
iPhoneの充電コネクター部分には、スピーカーや収音マイクも組み込まれています。 そのため、充電口に水が浸入すると、端末内部の回路がショートし、充電できなくなる可能性があります。

応急処置の方法



  1. 端末の電源をすぐに切る

  2. SIMカードを抜き、乾燥剤(シリカゲル)と一緒に密閉した袋に入れる

  3. 最低でも48時間は放置する

  4. それでも改善しない場合は、修理店に持ち込む


この場合、充電コネクターを交換すれば多くの場合は修理可能ですが、基盤の回路自体が損傷していると、交換しても充電できない可能性があります。

ケース③:ケーブルの角度を変えると反応するが、差し込んだだけでは充電できない



この症状は、主に長期間の使用によるコネクター内部の端子の摩耗が原因で発生します。
特にiPad Airなどの機種では、このトラブルが多く見られます。
iPhoneの充電コネクター内部には9個の端子があり、充電ケーブルを挿すことで接点が接触し、電流が流れる仕組みになっています。
しかし、長年の使用により端子が摩耗すると、接触が不安定になり、角度を変えないと充電できない状態になってしまいます。

解決方法



  1. 一度ゴミが詰まっていないか確認し、掃除をしてみる

  2. 別の充電ケーブルを試してみる

  3. 症状が改善しない場合は、コネクターの交換を検討する


多くの場合、コネクターの交換で解決できます。

ケース④:「アクセサリーが使用できません」「充電されていません」と表示される



このケースでは、以下の原因が考えられます。

  1. 非純正ケーブルの使用

  2. 車のシガーソケットで頻繁に充電している


非純正ケーブルの問題



非純正ケーブルには、電気の負荷を軽減するためのチップが組み込まれていません。 そのため、電圧や電流の値が不安定になり、基板に悪影響を与えてしまうことがあります。
また、非純正ケーブルの端子は、純正ケーブルと比べてわずかに大きかったり小さかったりするため、コネクター内部の端子を削ってしまい、最終的に充電できなくなることもあります。

車での充電の問題



車のシガーソケットは、家庭のコンセントと比べて電圧や電流の変動が大きいため、iPhoneの基板に負担をかけることがあります。 その結果、

  • 車でしか充電できなくなる

  • 「このアクセサリーは使用できません」と表示される

  • 最悪の場合、基板のICチップが破損する


という症状が発生することがあります。

解決方法



  1. Apple純正のケーブルと充電器を使用する

  2. 車での充電を避ける、もしくはMFi認証のあるケーブルを使う

  3. 症状が改善しない場合は、基板修理が必要


まとめ



今回ご紹介した4つのケースは、iPhoneやiPadが充電できなくなる主な原因です。

  1. コネクター内部のゴミ詰まり → 掃除で解決

  2. 充電部分の水没 → 乾燥させる or 修理

  3. 端子の摩耗 → コネクター交換で解決

  4. 非純正ケーブルや車での充電による影響 → 純正ケーブルを使用


これらのトラブルを避けるために、

  • 定期的に充電コネクターを掃除する

  • 水気のある場所での充電を避ける

  • 純正の充電ケーブルを使う

  • 車での充電は極力控える


といった対策を取るようにしましょう!
もし充電できない状態になった場合は、自己修理が難しい場合もあるため、無理にいじらず修理専門店に相談するのがおすすめです。
皆様も大切なスマホを長く快適に使えるように、ぜひ注意してくださいね!

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