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故障・トラブル対策
iPhoneが熱い・発熱する原因と対処法|左側が熱いのは基板かも
- 渋谷店 2025年1月29日 2026年7月12日 スマホ修理ジャパン代表 中嶋拓也
iPhoneが熱い――その発熱は、故障の前兆である可能性があります。放置するとチップの焼損やパフォーマンス低下、最悪の場合は修理不能になることも。本記事では、発熱の原因を「症状の組み合わせ」から切り分ける早見表、バッテリーと基板の見分け方、正しい冷やし方とやってはいけないNG行動、修理依頼のタイミングまで詳しく解説します。iPhoneの熱が気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
まず結論:「熱い+○○」の組み合わせで原因を切り分ける
発熱の原因は、熱と一緒に出ている症状を見るとぐっと絞り込めます。ご自身の状況に近い行をチェックしてみてください。
| 症状の組み合わせ | 疑われる原因 | 対処の方向 |
|---|---|---|
| 熱い+電池の減りが早い | バッテリーの劣化 | 最大容量を確認しバッテリー交換を検討 |
| 熱い+充電中だけ | 充電環境(非認証ケーブル・ながら充電) | 充電器の見直し・ながら充電をやめる |
| 熱い+ゲームや動画撮影中だけ | 高負荷による一時的な発熱 | 休ませれば正常範囲のことが多い |
| 熱い+再起動を繰り返す・電源が落ちる | 基板の不具合 | 早めに基板修理の相談を |
| 熱い+何もしていなくても熱い | 基板の異常またはバックグラウンド暴走 | アプリ全終了→再発するなら点検 |
| 熱い+カメラ不調・圏外・充電不可 | 基板の損傷(水濡れ・落下後に多い) | 使用を控えて点検へ |
ここからは、それぞれの原因と対処法を詳しく見ていきましょう。
iPhoneの基板が発熱する主な原因とは?
iPhoneの基板が発熱する原因はさまざまですが、主にCPUやバッテリーの負荷が高まることが発熱の大きな要因です。
特に、長時間ゲームをプレイしたり、動画編集などの重いアプリを使用すると、プロセッサがフル稼働し、その結果として基板が熱を帯びます。
また、バッテリーの劣化や充電中の負荷も発熱の原因となります。
劣化したバッテリーは通常よりも発熱しやすく、放置すると発火や膨張といったリスクもあります。
さらに、基板自体に損傷がある場合や、水没による腐食、ほこりの蓄積なども発熱を引き起こします。
特に、経年劣化や物理的なダメージがあると、基板が正しく機能せず、内部で異常な発熱が発生します。
加えて、外部の温度環境も影響を与えます。
真夏の屋外や直射日光の下で使用することで、内部温度が上昇し、基板に負担がかかることも珍しくありません。
これらの要因が重なることで、基板発熱が進行し、故障の原因となることがあります。

発熱を放置するとどうなる?基板故障のリスクを解説
iPhoneの発熱を放置すると、基板がダメージを受けて深刻な故障につながる可能性があります。
最悪の場合、内部のチップが焼損し、修理不能になるケースも考えられます。
特に注意が必要なのは、発熱が続いた状態で高負荷のアプリを使い続けることです。
これにより、内部コンポーネントの寿命が短くなるだけでなく、バッテリーの劣化も早まります。
基板の発熱が続くと、iPhoneは自動的にパフォーマンスを制限し、処理性能を抑える「サーマルスロットリング」が発生します。これはiPhoneを保護する仕組みですが、根本的な解決にはなりません。
さらに、発熱が収まらない場合、電源が突然落ちたり、充電ができなくなるなど、他のトラブルにも発展します。
最悪のケースでは、基板のショートが発生し、内部回路が焼けることもあります。
修理には高額な費用がかかるため、発熱を放置せず早めに対応することが重要です。

バッテリーと基板、発熱の原因はどちら?見分ける方法【左側が熱い=基板の目安】
iPhoneの発熱が「バッテリー」なのか「基板」なのかを見分けることは、適切な対処法を選ぶ上で重要です。
発熱の部位を確認する簡単な方法として、背面のどこが熱くなっているかをチェックしましょう。
バッテリーは通常iPhoneの左右どちらかの中央部分、基板はカメラやロジックボードがある上半分や本体左右で発熱します。
(例えばiPhone 11までの機種では本体右側が基板、それ以降のiPhone 12からは本体左側が基板です。「左側だけ熱い」と感じる場合は基板発熱の目安になります)
充電中に発熱が発生する場合は、バッテリーが原因である可能性が高いです。
一方で、充電していない状態でアプリを使用している時に発熱が起きる場合は、基板側の問題が考えられます。
特に、アプリを開かなくてもiPhoneが熱を持ち続ける場合は、基板に問題がある可能性が高いです。
また、iOSの「バッテリー」項目から電池の状態を確認できます。
バッテリーの最大容量が大きく減少している場合は、バッテリー劣化が進んでおり、バッテリー交換が必要です。
見分け方を理解し、正確に原因を突き止めることで、無駄な修理費用を抑えることができます。
発熱が続く時に試すべき基本的な対処法3選
iPhoneが発熱している場合、すぐに試せる簡単な対処法があります。
1. 使用しているアプリをすべて終了する
複数のアプリがバックグラウンドで動作していると、CPUに負荷がかかり発熱します。
使用していないアプリはすぐに終了し、リソースの消費を抑えましょう。
2. iPhoneを再起動する
再起動は一時的なシステムの不具合やキャッシュが原因の発熱をリセットできます。
特に、アップデート後などで発熱が続く場合は、再起動を試してみましょう。
3. ケースを外し、涼しい場所で冷やす
ケースが熱を逃がさず、発熱を加速させることがあります。
iPhoneを裸の状態にし、風通しの良い場所で冷却します。ただし、急速に冷やすために冷蔵庫に入れるなどは厳禁です。
これらの対処法で改善しない場合は、ハードウェアの問題が考えられるため、早めに修理店に相談しましょう。

iPhoneの発熱が多いシーンとは?使用状況別の注意点
iPhoneの発熱が顕著になるのは、特定の使用シーンで負荷が増大した時です。
代表的なのが、高解像度のゲームや動画編集など、CPUやGPUに大きな負担がかかる場合です。
これらのアプリは常に多くのリソースを使用するため、長時間使用すると基板の発熱が続きます。
また、夏場の屋外での使用も注意が必要で直射日光がiPhoneに当たり続けると、内部温度が急上昇します。
特に、車内にiPhoneを放置することは避けてください。
外気温が高い状況では、基板が過熱しやすく、冷却が間に合わなくなります。
さらに、充電しながらの使用も基板発熱の原因になります。
特に、バッテリーが劣化している状態で充電しながら動画やゲームを利用すると、バッテリーと基板の両方に負荷がかかり、過熱のリスクが高まります。
これらのシーンでは、こまめに休憩を入れるか、必要以上にiPhoneを酷使しないことが大切です。

冷却アプリやアクセサリーは効果がある?基板の熱を抑える方法
iPhoneの発熱を抑えるために、「冷却アプリ」や「冷却アクセサリー」が市場に多く出回っていますが、その効果には限界があります。
冷却アプリは、主にバックグラウンドで稼働している不要なアプリを終了させることでCPU負荷を減らし、発熱を抑えます。しかし、これは手動でアプリを終了するのと大差はなく、過度な期待は禁物です。
またiPhoneのソフトウェアが正常に動作していれば、先にも書いた処理を制限する機能サーマルスロットリングで冷却アプリよりも効率的にiPhoneが熱を持ちにくい状態を保ってくれます。
※近年、本来は必要のない機能を謳うアプリを導入することで不正なアクセスの被害に遭うユーザーが増えていますので要注意。
一方、冷却アクセサリーとしては、冷却ファンやヒートシンクを利用した製品があります。
これらは物理的にiPhoneを冷やす効果があるため、高負荷の作業中に活用すると一定の効果が期待できます。
ただし、根本的な解決にはつながらないため、発熱が慢性的に続く場合は、内部の問題を修理する必要があります。
iPhoneが異常に熱い時の応急処置と「やってはいけないこと」
iPhoneが急に熱くなった場合、すぐに行うべき応急処置があります。
まず、すべてのアプリを終了し、iPhoneの電源をオフにして負荷を完全にゼロにしましょう。
この段階で冷却が進まない場合は、ケースを外して放熱を促します。
次に、iPhoneを風通しの良い場所に置き、自然に冷却することが重要です。
扇風機などで直接風を当てるのも効果的です。一方で、良かれと思ってやりがちな次の行動は、状態を悪化させるため絶対に避けてください。
- 冷蔵庫・冷凍庫に入れる → 急激な温度変化で内部に結露が発生し、水濡れ故障の原因になります
- 保冷剤や氷を直接当てる・冷水にさらす → 同じく結露のリスク。防水性能があっても急冷はNGです
- 熱いまま充電を続ける → バッテリーへの負荷が重なり、劣化や膨張を早めます
- 直射日光の下や車内で使い続ける → 冷却が追いつかず、保護機能の一時停止(高温注意表示)や故障につながります
発熱が収まったら、再度使用して問題がないか確認しますが、頻繁に同様の現象が起こる場合は、バッテリーや基板に問題があるサインです。
発熱が激しい状態が続いた場合は、自分で無理に対応しようとせず、速やかに修理店やAppleサポートに相談しましょう。
発熱が収まらない場合、修理が必要なサインと依頼のタイミング
発熱が継続する場合、基板やバッテリーの故障が疑われます。
特に、iPhoneが再起動を繰り返す、突然電源が落ちるなどの症状が見られる場合は、修理を検討するべきです。これらの症状は、基板が過熱しすぎてショートしかけている可能性を示唆しています。
修理依頼のタイミングとしては、以下のサインを目安にしましょう。
- 数分の使用でiPhoneが熱くなる
- アプリを開かなくてもiPhoneが発熱する
- 充電中に異常な発熱が続く
- カメラが使えなくなる、画面がちらつく
- 電波状態が不安定、または一部機能が使えない
これらの症状が見られる場合、早急に修理専門店やAppleストアに相談してください。
基板が原因の発熱は、放置するほど損傷が広がりやすく修理の難易度も上がります。基板側の症状や修理の流れはiPhone基板修理のページで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
【まとめ】iPhone基板の発熱を防ぎ、長持ちさせるためのポイント
iPhoneの基板発熱は、放置すると故障の原因となります。日常的にアプリの負荷を減らし、定期的にバッテリーの状態を確認することが重要です。発熱を感じたら「熱い+○○」の組み合わせで原因を切り分け、早めに対処し、必要であれば修理を検討しましょう。適切な対応を行うことで、iPhoneを長く快適に使用できます。
Q&A
iPhoneが急に熱くなったらどうすればいいですか?
まずはアプリをすべて終了し、iPhoneの電源を切って冷却を促しましょう。ケースを外し、風通しの良い場所で自然に冷やすことが重要です。冷蔵庫や冷水で冷却するのは、結露による水濡れ故障につながるため避けてください。冷却後も発熱が続く場合は、バッテリーや基板の不具合が疑われるため、早めに修理店やAppleサポートに相談しましょう。
iPhoneの発熱はバッテリーと基板のどちらが原因で起こることが多いですか?
発熱の原因はバッテリーと基板の両方に可能性があります。充電中や充電しながらの使用で発熱する場合はバッテリーが原因であることが多く、アプリの使用中や待機中でも熱を持つ場合は基板の可能性が高いです。発熱部位も目安になり、本体中央〜下部ならバッテリー、上半分や片側(iPhone 12以降は左側)なら基板が原因の目安になります。
基板の発熱を放置するとどんなリスクがありますか?
基板の発熱を放置すると、内部のチップが焼損し、最悪の場合修理不能になる可能性があります。また、バッテリー膨張や発火の危険性も高まります。さらに、発熱が続くことでiPhoneの動作が遅くなる「サーマルスロットリング」が発生し、パフォーマンスが低下します。発熱を感じたら早めの対処が必要です。
iPhoneの発熱を防ぐために普段からできることはありますか?
高負荷のアプリを長時間使わない、充電しながらの使用を避ける、不要なアプリをバックグラウンドで終了するなどが効果的です。特に直射日光が当たる場所や車内に放置しないことが重要です。また、iPhoneケースが熱をこもらせる原因になる場合があるため、通気性の良いケースを選ぶのもおすすめです。
発熱が続くiPhoneはスマホ修理ジャパンへ
スマホ修理ジャパンは総務省登録修理業者(登録番号:R000068)です。バッテリー交換から基板側の点検・修理まで、データそのまま・予約不要で受け付けており、事前見積りにご納得いただいてから作業します。修理箇所には3ヶ月の保証付きです。
「熱くて不安だけど原因が分からない」という段階のご相談も歓迎です。iPhoneに加えてAndroidスマホにも対応していますので、渋谷店・川越店をはじめとする全国の店舗、または郵送修理でお気軽にご相談ください。


