iPhoneのバッテリー消耗とランタイムについて

池袋店スタッフSです。
去年末、というよりも秋口くらいからですかね。
iPhoneのバッテリー交換が、とても増えました。
受付時の説明を夢の中でもしている位です。
そこで、今回はiPhoneのバッテリーについて書いていこうと思います。

【iPhoneのバッテリーってどんなもの？】

「リチウムイオンバッテリー」
知らない人のほうが少ないくらい
様々な製品に使われていますね。
iPhoneも例外ではありませんし、その他のスマホも同じです。
このリチウムイオンバッテリーは安定性が高く
従来の充電池よりも小さく軽量なのが特徴で、小型機器にはもってこい。
…ですが、サイクルカウント、充電回数が多くなればなるほど
やはり消耗してしまうのは充電池の運命ですね…
一般的にステータスが著しく低下する充電サイクルは500回ほど言われています。
これは単純に充電器に繋げた回数ではなく
充電器に繋いで100％の上限まで何回充電したかで決まります
例えば
0％→100％まで充電すると一回としてカウントされますが…
0％→50％まで充電した場合は一回としてカウントされません。
次に+50％充電した時に、やっと一回となるわけですね。
電気をためた合計の数値が100％になると一回
こう考えるとわかりやすいかもしれません。
比較的バッテリーの管理が行き届いているiPhoneでも…
モデルや発売時期により差はありますが、電池の消耗は避けて通れません。
またバッテリー容量もモデルにより変わります。
(モバイルバッテリー等で見かける○○mAhという表記)
ミリ アンペア アワー
というだけあり時間あたりの消費量から換算される数値ですので、目安程度になりますが…
小さいiPhone5系の端末では1500mAhくらい
iPhone 6 Plusから始まった大画面モデルでも2900mAh前後
最新のiPhone11で3000mAh程
最近のスマホの中では決して大容量とは言えないiPhoneのバッテリーでは
結果的にサイクルカウントを重ねやすくなってしまいます…。
「iPhoneはバッテリーが…」
と言われる所以はここにあるのでしょう。
個人的にはバッテリー管理のレベル、高いと思うんですけどね…

【iPhoneの電池もちを決める要素】

もちろん、バッテリーのランタイムを決める要素は電気を貯める容量だけではありません。
CPU
通信
アプリケーション
内部システム
画面の輝度
など、小さいものではバイブレーターやスピーカーも消費量に関わってきますし…
最近では有機ELのiPhoneXシリーズ等もあるので液晶パネルの仕様なども関係してきます。
中でもiPhoneの電池もちを左右する要素…
それはシステムバージョンです。
iPhoneが発売されてから10年以上、システムも進化してきました。
iOSのバージョンを示す数字も二桁の大台に乗り…
iOS7あたりから目まぐるしく仕様が変更されてきたように感じます。
機能の追加、UIの改善、ファイラーが加わるetc...
iPhoneとPCの絶対的関係性を断ち切り、使い勝手の向上が図られているのですが…
現状の最新バージョンiOS13は仕様変更の代償でしょうか…
めちゃくちゃ消費電力が高い！
…のです。
特にiPhone6s SE 7 では顕著なようで…
中でもバッテリーの容量が小さいiPhoneSEは…筆舌に尽くしがたし…
…やはり愛着をもって使っている方が多いだけに
「バージョンって戻せないの？」と御相談も頂きます。
基本的には出来ません。
また出来たとしてもメリットよりもデメリットの方が大きいのが現状です。

【なら修理屋さんで交換すればいい！】

サイクルカウントが500回以上その目安の期間として
1年半から2年以上使い消耗したバッテリーでは…
システムバージョンに関わらず電池もちが悪くなります。
そしてiOS13にバージョンアップされていると拍車をかけて…
ランタイムは短くなり…交換時かな？と感じると思います。
当店で出来るのは
新品のバッテリーに交換して電気を貯める量を100％にすることは出来ます。
しかし先に述べたようにiOSを古いバージョンに戻すことは出来ないので…
消費電力は多いまま…
ですが！
消耗したバッテリー+iOS13
と
新品のバッテリー+iOS13
では、もちろん新品のバッテリーに交換したほうが！
「突然、電源が落ちる」
「動作が重い」
「電源が入らない」
などの深刻な不具合を回避出来ます。
困ったな…と感じたら！
是非一度、御相談下さい。
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