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車に轢かれたiPhoneXS MAXのカメラを解剖すると写らない原因が分かった件。2020.05.25

車に轢かれたiPhoneXS MAXのカメラを解剖すると写らない原因が分かった件。


どうも死語と化したネットにありがちなタイトルから始めてみましたスタッフSです。

今風に言うと

「大抵のiPhoneのカメラ故障はこれが原因説」

みたいな感じになるのでしょうが、そこまでナウなヤングではないので仕方ありませんね。
さて今回は、タイトル通り、車に轢かれたiPhoneXS MAXの修理後に見つけた

アウトカメラが映らない場合の原因について書いていきます。

今まで、正直なぜうつらないのか分からなかった。




修理屋さんと言ってもX線で透視が出来る目を持っているわけでもなく
魔法使いやエスパー、ヒーローでもなければ、超常現象でもありません。

正直、パーツの中で起こる破損の根本原因までは見えないのです。

故にお客様から、お話を伺い適切な箇所を修理していく
そんなお仕事でもあるわけですが、同時に

「なぜ壊れるのか」

が、気になるのも正直な所。
なので、分解してみました。

iPhoneXSのデュアルカメラ、ニコイチだけど、本当は二つ




上の写真では1個のパーツに見えるXSのカメラモジュールも
金属の枠から取り外せば、別々のパーツになっていることが分かります。

片方が広い範囲を写す広角カメラ、もう片方が遠くを写す望遠カメラと
役割が分かれているので当然ですね。

しかもiPhone8 plusまでとは違いiPhoneX以降のモデルでは望遠カメラにも手振れ補正が搭載されています。
ひとつひとつのカメラが別のモジュールとして存在しているのは、そのためでもありますね。



ちなみにこの作業は非破壊では行えないので、パーツ交換の際は
片方だけ修理するというのは実質、不可能です。

ここからはお楽しみタイム、カメラ内部を御開帳




金属製の枠から取り外し二2つの独立したカメラになりました。
この状態になったら、いよいよ、なぜカメラを起動しても真っ暗になるか?

内部の解剖に入ります。

ごにょごにょと内部を剥き出しにしていくわけですが...
その工程はあまり綺麗とは言えないので、割愛します。

内部は大きく二つのパーツで構成されていて

上層に光学レンズ
下層に映像素子(CMOSセンサー)

この二つが四つ角にある細い線と磁石により、浮いた状態で固定されています。
光学レンズがブレに対して、能動的に上下左右することで、手振れを補正しているわけですね。



 

その二層を分離させると、原因が分かりました。



写真、右側の玉虫色に輝く部分が映像処理用のセンサーになっています。
この映像素子、CMOSセンサーとも言われるものはレンズを通った光を電気信号に変換し
信号化された光の情報をもとに映像として結像するための重要な部品です。

もっと簡単に言うと、ここが壊れると何も映りません。



コチラのほうが、破損状況が分かりやすいかもしれません。

この玉虫色の部分は通常であればこのようにひび割れているという事はなく
ミラーレスカメラをお持ちの方ならわかると思いますが、レンズ交換の際に見える
映像素子と同様に綺麗な状態であるはずが衝撃や圧力で割れてしまったわけですね。

センサー部分もガラスの積層で出来ているので、衝撃や圧力で割れてしまうのは納得です。

結論。




iPhoneのカメラに目立った外傷がないのにも関わらず
強い衝撃、圧力が加わったあとでカメラが写らない、カメラが真っ暗などの症状が現れる場合
殆どの場合は中の重要なセンサーが損傷していることが原因といえるでしょう。

とくにiPhoneでは本体の角に設置されているカメラパーツですから...
角から落としてしまったり、画面がバキバキに割れフニャフニャになってしまっていると
いくら内部にあるとはいえ、破損は免れません。

お困りの際はiPhone修理ジャパン池袋店まで、御相談ください。
カメラのみの交換で安価に即日対応致します。