秋葉原店
スタッフブログ

iPhone7×洗濯機2020.11.11

つい衣服と一緒に洗ってしまう


洗濯物の重さで気づきそうなものですが、意外と多いのがこの洗濯機水没。

水没の中でも海水没に次いで曲者な修理です。お客様によると5分ほど回してしまいその後水から引き上げて米の中に入れて乾燥をさせたということですが、開けてみると全然乾いている様子はありませんでした。


実は乾燥させないほうがデータ復旧率が上がる


米の乾燥力がほとんど無かったおかげで見た目の基盤ダメージはそれほど悪くありません。乾くといことは空気(酸素)が入ってくるということ。水に濡れた金属は空気に触れて酸素と反応するとサビが発生してしまいます。電子機器にサビは禁物。重大な故障の原因になります。

水の中に沈むくらいに水没してしまったら、むしろiPhoneに空気が触れないように密閉して修理店に持ち込んだほうが修理の成功率がは高くなります。

まずはバラバラに分解していきます。

この開けて分解を始めた瞬間に空気が入ってサビが広がり始めました。水没は時間との勝負です。



基盤が取れました。もうビショビショです。これからこの基盤を洗浄します。



 

背面のシールを剥がしていざ洗浄!




洗浄したらすぐさまエタノールなどのアルコールに浸して水分を抜き乾燥させます。こうすることで再び酸化して錆びるのを防ぎます。

 

それでも電源が入らない(>人<;)


完全に乾いたら電源が入る状態になっているのか確認....しかし、うんともすんとも言わないのです。液晶画面を交換してもダメ...しかしこれはよくあることですね。

こういう時は仕方なく荒治療です。今回はデータさえバックアップできればよいので修理箇所は最小限にして欲しいとのお客様のご希望に期待に添えるよう頑張ります。

どうやら画面表示とタッチ機能が異常なようです。そこでこの画面系統の回路上にある痛んだパーツをを取ってしまいます。取って大丈夫なものと一個でも欠けると致命傷になるものまでありますが、今回は大丈夫です。

 

今回は怪しいコンデンサー3つほど取り外して起動するかどうか確認します。



 

そしてやっとまともに起動してくれた


液晶も水浸しですね。操作も一応一通りできますが水のシミができてしまい表示が非常に暗い.....。使用を続けるにはどう考えてもお勧めできない状態ですがお客様はデータのバックアップができるようになってよかったとiTunesでバックアップすべく早速お持ち帰りになりました。所要時間は2時間ほど。今回は結構早い段階でデータ復旧することができました。水没でどうしてもバックアップデータが欲しい方いかかでしょう。お問い合わせお待ちしております。