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iPhone7からiPhoneSE3の機種でホームボタンが使えない方は必見!

渋谷店 2019年12月23日 2025年9月9日 スマホ修理ジャパン代表 中嶋拓也
iPhone7からiPhoneSE3の機種でホームボタンが使えない方は必見!

iPhone7以降のホームボタン故障の原因、実は・・・・

こんにちわ!スマホ修理ジャパンスタッフです!

今回ご紹介させて頂く修理は、過去にiPhone 7のホームボタンが壊れて

全く反応しなくなったという不具合でご来店されたらしく、

ホームボタンの交換が必要かと思いきや思わぬ方法で解消した事例をご紹介いたします。

※iPhone8・iPhoneSE2・iPhoneSE3等でも可能!!

 

~目次~

 

お持ち込み時の状態確認

ご来店された時の状態をご説明させていただきます。

まず、来店された時の端末の状態ですが、ホームボタンを押しても全く反応せず、指紋認証(Touch ID)も効かない状態でした。

お客様の話によると、端末自体は水没した事が無いとの事。
強化ガラスが多少は割れていたので、何度か衝撃を加えてしまった形跡がありました。
恐らく落下の衝撃が蓄積されたことによる破損によってホームボタンが使えなくなってしまった可能性が高いと判断しました。

早速修理を行う前に、まずはiPhone7以降の機種によるホームボタンの事についてご説明をさせて頂きます。

 

iPhone7以降はホームボタンが旧端末とは違う?

まずiPhone7より後に使われているホームボタンは、iPhone6やiPhone6sに使用されている「物理的ホームボタン」ではなく、
押した時の圧力を感知する「感圧式ホームボタン」に変更されています。

従来の物理的ホームボタンでは、
カチカチと押すと音がなるタイプの物を採用されていました。

ですが、感圧式になると、押した時の圧力を感知して振動し、ユーザーに押したように感じさせる構造になっているので、物理的に押すタイプのホームボタンに慣れているユーザーにとってはとても違和感があります。

その分、感圧式の利点はボタン自体の劣化がしにくく、機械的な破損がしづらいというのがメリットです!

 

物理的ホームボタン

物理的なホームボタンの場合、押した時に画像の黒いポッチ部分が付いています。
この部分は、押せば押すほど潰れていきます。
もちろん押した力が強ければより潰れやすくなり、最後はボタンを押してもカチカチと音が鳴らなくなり反応しなくなってしまいます。

感圧式のホームボタンでは、このポッチ部分がなくなるので、
機械的な破損はなくなります。

感圧式ホームボタンのデメリットは、衝撃に弱く、ホームボタンに亀裂が入ってしまうと機能しなくなってしまうという点です。

又、指紋センサーの機能使えなくなると、同時にホームボタンとして使えなくなるケースもあります。

修理の解説の前に、従来の方法で交換するとどうなるのか?という部分から簡単にご説明させて頂きます!

 

感圧式ホームボタンは交換すると単なる飾りに…。

iPhone 5sからiPhone 6s PlusのiPhoneに搭載されている指紋センサーは、
端末のCPUにペアリングされている為、ホームボタンを交換してしまうと、
基本的には指紋センサーが使えなくなります。

ですが、ホームボタンとしての機能は復旧することが可能です。

 

iPhone 7やiPhone 8、SE2やSE3に採用されている感圧式ホームボタンでは、
ホームボタンを交換すると、指紋センサーだけでなく、
ホームボタンとしての機能も使えなくなってしまう仕様となりました。

これは、ホームボタンすべてがCPUにペアリングされている仕組みに変更された為です。
その為、他の端末についているホームボタンを付け替えてもただの飾りにしかならなくなり、交換しても意味がない物になります。

 

以上がホームボタン交換の弱点になります💦

それでは修理に戻りましょう!

 

iPhone7 分解開始!!

まずは、パネルを本体から外します。

今回はホームボタンのみの交換なので、パネルは本体から外すだけでOKです(`・ω・´)b

パネルを外す事が出来たら、ホームボタンを固定している4本のビスとプレートを外します。

 

ホームボタン本体を外す

まずはホームボタンを外していきます。

ホームボタンを外したら、新しいホームボタンに交換する流れになるのですが、ここで修理スタッフがパネルを交換して本当にホームボタンが壊れているのか、試してみました。

何故その必要があるのか?

実は稀に、ホームボタン修理でご依頼いただく症状の中でホームボタンが壊れているのではなく、フロントパネルから伸びているケーブルが断線し、ホームボタンが使えなくなる。

といったケースがございます。

その場合はパネル交換で解消しますので、一度試す必要があるのです。
なので、実際にフロントパネルを交換してみないとわからない部分ですので、
当店では必ず試してみる作業の1つです。

 

ホームボタンを仮付けして動作確認

ホームボタンを新しいパネルに取り付けて早速動作確認をします。

まずは祈るように端末を起動開始…👏

 

起動中…

「ホームボタンをアクティベート出来ません」の表示がされた場合は

ホームボタンが破損しているという事になります。

 

さて、その結果は・・・・・・・

見事ホームボタン機能が復旧!

な、な、なんと!使える様になりました!

と言う訳で、パネル交換したらホームボタンが使える様になりました!

原因はパネル側にあったという事ですね💦

 

ホームボタン長押しでsiriも反応👍

長押しでsiriも使えています・・・

この後、30分程度で液晶交換を行い、無事にホームボタンが使えなくなった不具合は解消。

ホームボタンは交換していないので、指紋センサーもそのまま使えます!

交換修理がパネルだけで済んで本当に良かったですね(;´・ω・)

こういった修理は、修理経験の豊富なベテランスタッフでも、

実際に修理して見ないと判断のつかない部分です。

 

☆まとめ☆

如何でしたでしょうか!!

今回はiPhone7以降の機種による感圧式のホームボタンについてお話をさせて頂きました!

感圧式ホームボタンはとても特殊で、ホームボタン自体の故障に対して

とても厄介な部分ということが分かりました💦

今後のホームボタンの使用・取り扱いには要注意ですね…。

 

最後にこの記事がホームボタンを使用している皆さんの助けになれば幸いです(^^)

当記事をご覧頂きありがとうございました!

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