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最近のiPhoneやPixelについて、修理屋が思うこと。
- 秋葉原店 2025-07-09 2025-07-09 秋葉原店店長 須山よしのり

スマートフォンのことばかり考えている

こういう仕事をしていると、嫌でもスマートフォンやiPhoneの動向が気になるもので
毎年、秋冬と春夏の大型商戦が起こりやすい頃合いになると、新型〇〇は~なんて記事を読み漁ったり…
次のiPhoneは!次のPixelは!などなど実際にお客様のご相談の内容にも影響してくるところなので、知らぬ顔も出来ず。
勤務を終えても、ソファでだらだらする時間に見るのはスマートフォン越しのスマートフォン。
まったく、困ったものです。
でも、最近は少し、その感じ方が変化してきたんじゃないか。
なんてことも考えたり。
これって、多分ですけど、私だけではないんじゃ…
進化、進化、進化…

それこそ一昔前、iPhoneが中心の新型ブームだったころ。
秋冬はお祭り騒ぎだったような気がしています。
各メディア、媒体は違えど、どんなカテゴリの雑誌もテレビもネットも
iPhoneが出ればPVは伸びるぞ!と言わんばかりに、新型iPhoneの話ばかりが毎時更新(くらいの勢い)
内容は大抵の場合、ここが進化した!みたいな、手元で使って、初めて分かる感動
逆に言えば、使ってみないと分からないけど、使ったらすぐに分かる魅力、みたいな。
それを見て「うわー進化してるー」という流れで新しいものを買う。
…それが普通でした、たぶん。
でも、本当にほしい?ほしかった?

最近は、少し流れが変わってきたように思います。
代表的なのが「カメラ」です。
たしかにiPhone4くらいからiPhone8に至るまでのカメラ機能の進化は目覚ましく
一時期、デジタルスチルカメラの売上が落ちたのはiPhoneやスマートフォンのせい、とまで言われたほど。
今では短期的なブームにのって若干の復活を見せているコンパクトカメラも、絶滅しかけるほどの勢いでした。
たしかにカメラの進化って、表現しやすいんですよね。
実際の作例を見たり特殊な環境に強いであるとか、またその進化を体感するのもパシャっと一枚
難しいことを考えなくてもいいように撮るという動作だけで、理解できる。
それが、です。
今はAI搭載や画像や動画の編集、最近特に話題になっているのは薄型化。
でも実際に、話を聞いていると
「AI搭載が魅力的で買った」
「カメラ機能が欲しくて買った」
「画像編集がしたくて買った」
「薄いのが欲しくて買った」
そんな人は、割と少ないんじゃないか、とすら感じます。
むしろ殆ど人は
「iPhone買ったら、こんな機能が良かった、使わないけど」
「iPhone高いからマトモに使えると評判のPixelに変えた」
ってところなんじゃ…いや、でもこれは私の周囲だけかもしれません。
仮に電車内で見かけるスマートフォンがiPhoneよりも多かったとしても、それは勘違いだってことにしましょう。
実際に欲しいスマートフォンってなに?

これは我々の環境で話を聞けば、自然とそういうことになるのですが
一番は「壊れにくい」です、あとは「バッテリーが丈夫」とか。
その裏側には「〇〇よりもお手頃で」っていうのもありますね。
直近で騒がれているXperia 1Ⅶの電源不良とかは、さておき。
Pixel6aのバッテリー問題やPixel7aのバッテリー膨張やら
AQUOS R9のカメラレンズコーティング剥がれやら
大衆的なモデルになればなるほど、そんな話が多い気がします。
逆に言えば、それだけスマートフォンの選ばれ方が多種多様になってきた証拠なんでしょうけれど…
iPhoneに感じる魅力が薄れてきた、ってことなのかもしれません。
いや、むしろ夢のiPhoneが現実にならない、と寝起きで泣いているような感覚なのかも。
だって、どんなに望んでも
「安くてバッテリー長持ちで水が入っても動くし、軽くて小さくて大画面の超薄型iPhone」
そんなものはレム睡眠の最中にしか存在しませんものね。
でも、無ければ困るiPhone Pixel スマートフォン
求めるばかりで、答えは見つかりません。
