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iOS16はアップデートの内容も大きいが、バッテリーの消費も激しい?

秋葉原店 2022-09-26 2022-09-26 秋葉原店店長 須山よしのり
iOS16はアップデートの内容も大きいが、バッテリーの消費も激しい?

過去最大のアップデート配信から1週間強。


iOS16
iPhone14シリーズと並行し行われた「iOS16」のアップデート内容についての発表から早数十日。
実際にアップデートを行われた方も少なくはないはずです。
iPhone6sやiPhone7には残念ながら降ってきませんが…
iPhone8以降の機種では
・ロック画面のカスタマイズ(全機種)
・バッテリーの残量数値の復活(ホームボタン非搭載の一部機種)
・文字入力時の触覚フィードバック(一部機種)
・横画面表示でも顔認証可能(一部機種)
など、機能面で数々の改善が見られる過去最大級のアップデートとなりました。
個人的には、今ではお馴染みの「コントロールセンター」が搭載されたiOS7以来の興奮する内容。
正直、心惹かれる部分が多く「アップデートしてもいいかな」と思っていたのですが…
しかしアップデートによる恩恵が最大限得られる機種
つまりは最新のiPhone14シリーズ以外ではデメリットも散見されます。
 

iOSアップデート、古い機種には荷が重い?



基本的にiPhoneやiPadで、大きなアップデートが行われるとき
それは新製品の発表も兼ねていることがほとんどです。
今回も例に漏れず、iPhone14と同時に発表となりましたが…
これはつまり「最新機種に合わせて、最大限iPhone14がユーザーにもたらす体験を拡張する」という面も強くあります。
もっと簡単に言うと「最新のiOSは最新機種に合わせて作られている」とも。
見た目だけではiPhone14シリーズも「あまり魅力的ではない」という声が聞こえてくる部分もありますが…
仕様や盛り込まれた機能、新しい構造を考えると中々に興味深い進化を遂げている中で…
旧機種に最新OSの恩恵を与える必要があるのか、といえばユーザーの意見は度外視で
売り手側が「あんまり合わせても」と思うのも、非常に道理にかなっていると思います。
それだけ高精度、高密度、高機能のiPhoneを製造しているのも事実ですから。
では準新作のiPhone13、それよりももっと古いiPhone8で何が起きるか?
今までも起きてきたことですから、想像に容易いと思います。
そう、バッテリー消費量の増加です。
 

iPhone13ProMAXでもバッテリー消費が確認されている。



そもそもiPhoneに搭載されているバッテリーはモデルによって蓄電容量に差があります
iOS16に対応している中で、容量が少ない順に並べていくと…
1.iPhone8/iPhoneSE第2世代/iPhoneSE第3世代/iPhone12mini/iPhone13mini
2.iPhone8Plus/iPhoneX/iPhoneXS/iPhone11Pro
3.iPhoneXS MAX/iPhoneXR/iPhone11/iPhone12/iPhone12Pro
4.iPhone11Pro MAX/iPhone12Pro MAX/iPhone13Pro MAX
こんな感じ、全体的に画面が大きい=筐体が大きいほど
バッテリーの搭載スペースも確保出来るので、蓄電量も上がる傾向にあります。
※もちろん、バッテリーの消費量は各モデルに搭載されているSoCなどでも変わります。ここで並べた順位は、あくまで車でいうところの「ガソリンタンクの大きさ」くらいに思って頂き実際の使用可能時間は「エンジンの性能や、走行性で変わる」と考えてください。
本来であればiPhone13Pro MAXのような処理性能、省電力性能、バッテリー容量に比較的優れている準新型iPhoneであれば、iOSアップデートの内容がどんなに大きいものでもある程度の使用時間が期待できるものです。
しかし海外のフォーラムでは…
「iPhone13Pro MAXでもバッテリーの消費量が倍になった」
と、要約出来る内容の投稿も目立っており、数は少ないながらも最新OSの恩恵以上の反応も見られています。
 

気になる点はiOSアップデートからの経過時間



もちろん、iPhoneの使い方は人それぞれです。
日本ではiPhoneのシェア率が高く、更に使用環境の分布は細かくなるでしょう。
なので、一概に「最新OSだからバッテリーのもちが悪い」と言い切れないのは、重々承知の上です。
またiOSアップデートはインストール後に「iPhoneに最新OSの最適化をさせる」ための時間も必要です。
これにはおおよそ、1週間程度の期間が必要と言われています。
この期間中は最適化のために「使用していない時間もプログラムが動き続ける」状態にあり、継続的に処理を行うため電力消費量も通常より多くなる傾向にあります。
経験上、このiOS最適化の期間は通常時の1.5倍から2倍程度の消費電力量となり
稼働時間も3割減、多い時では半分以下の稼働時間で電源が落ちる場合もあります。
特にバッテリーの容量が小さく、古い機種では顕著に現れ
例えばiPhone8に関しては、最も強く現れる要素だと予想していました。
しかし最新機種に近く、またバッテリー容量が大きなiPhone13Pro MAXで報告がされている点を考えると…
大きいアップデートだけに、予想外のことも起こりうると実感する今回のiOS16アップデート。
皆さんは試されましたか?
ちなみにiOSのアップデートは「一定期間を過ぎると過去のバージョンには戻せない」制約が存在します。
どんなソフトウェアでも難しいので、焦って
「iOSを過去のバージョンに戻す方法」
なんて検索をかけても、事態は良い方向に向かいません。
歯がゆいですが、iPhoneを使う上での宿命ともいえますね。
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