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故障・トラブル対策
iPhoneの充電ケーブルが使えない原因と対策8選
- 渋谷店 2025年1月14日 2025年7月4日 スマホ修理ジャパン代表 中嶋拓也
iPhoneが充電できなくなる原因は、ケーブルの断線やポートの汚れ、アクセサリの不具合、さらにはソフトウェアの問題など、多岐にわたります。
本記事では、充電トラブルを解消するための基本的な確認事項から具体的な対処法までを網羅的に紹介します。
適切なメンテナンス方法や新しいケーブルを選ぶ際のポイントも解説し、快適な充電をサポートします。
充電できなくて困っている方は、ぜひご一読ください!
まずは基本を確認!iPhoneが充電できないときの初期チェック
iPhoneが充電できない場合、まず最初に確認すべき基本的なポイントがあります。
特に多い原因は、「充電器がコンセントに正しく差し込まれていない」「ケーブルがしっかり接続されていない」「電源が入っていない」という初歩的なミスです。
また、電源タップや延長コードを使っている場合は、それらが正常に機能しているかも確認してください。
電源タップや延長コードにも寿命があり大よそ使用から5年が買い替え時と言われています。
次に、iPhone自体の再起動を試してみましょう。iPhoneがソフトウェアの一時的な不具合を抱えている可能性があります。
電源ボタンを長押ししてデバイスを再起動するだけで、充電問題が解消することもあります。
これらの基本的な確認を行うことで、多くのトラブルは解決する可能性があります。

ケーブルの断線が原因?劣化を見極めるポイント
充電ケーブルは日々の使用で劣化しやすいアイテムです。
特にケーブルの付け根や接続部が曲がったり、摩耗している場合、断線が原因で充電ができなくなることがあります。
見た目に損傷がない場合でも、内部で断線している可能性があるため、別のケーブルを使ってみるのがおすすめです。
また、ケーブルが完全に断線していない場合でも、不安定な接触で充電が中断されることがあります。
ケーブルの種類によっては、外部に接触端子が露出しているものもあり、金属端子に腐食(黒ずみやサビ)が見られる場合もケーブルの買い替え時。
その際には、ケーブルを軽く曲げたり動かしてみると、充電が再開することもありますが、これは一時的な対応でしかありません。断線が疑われる場合は、早めに新しいケーブルに交換しましょう。

充電ポートが汚れていませんか?自分で掃除は危険?
iPhoneのLightning端子は充電口が大きく開いていて、これは充電の際のスムーズさを感じさせるiPhoneの良さの一つと言えます。
ですが反面、充電ポートに埃やゴミが溜まりやすく、差し込み不良や接触不良を引き起こす可能性があります。
これがiPhoneが充電できない原因になることも少なくありません。
ポートを確認し、内部に汚れが確認できた場合は無理をせず修理店に相談しましょう。
自分で行う場合は柔らかいブラシや細いピンセット、エアダスターを使うと便利ですが、構造に深い理解が必要です。
無理に力を入れるとポートを傷つけ、最悪の場合iPhoneの故障の原因となりますので、注意して下さい。
特に水分を含んだ道具は使用せず、乾燥した状態で作業を進めることが大切です。
ポートを清掃するだけで充電が再び正常に行えるようになることが多いので、確認してみてください。

iOSの不具合が原因かも?ソフトウェアの確認手順
iOSが不具合を起こしている場合、充電ができないことがあります。
まず、iOSが最新のバージョンに更新されているか確認してください。
設定アプリを開き、「一般」→「ソフトウェアアップデート」の順に進むと、利用可能なアップデートが表示されます。
これをインストールすることで不具合が解消することがあります。
また、デバイスを初期化して工場出荷時の状態に戻すことも一つの方法です。
ただし、この手順を試す際はデータのバックアップを必ず取っておきましょう。
iTunesやiCloudを利用すれば、データを安全に保存することができます。
これらの手順で問題が解消しない場合は、Appleサポートに問い合わせることを検討してください。

ケーブルが純正品か確認しよう!サードパーティ製品の注意点
Apple純正の充電ケーブルではなく、サードパーティ製のケーブルを使用している場合、その互換性が原因で充電できないことがあります。
基本的にApple純正の公式ケーブルの使用が安全で確実です。
Apple純正ケーブルに機能的な不満があり、どうしても仕方なく純正ケーブル以外のものを使用する場合はMFi認証(Made for iPhone)を取得しているものを使用しましょう。
認証済みケーブルは、パッケージにMFiマークが表示されているので、購入時に確認してください。
原則としてiPhoneでは純正品を使用することで、長期的に安心して使えます。
アダプタの不具合が原因かも?別のアダプタで試してみる
充電ケーブルが問題なくても、アダプタに不具合があると充電できないことがあります。
特にアダプタの差し込み口が緩んでいたり、内部の電子部品が故障している場合、充電がうまくいかなくなります。
別のアダプタを使って充電を試してみることで、問題の原因を特定する手助けになります。
純正のアダプタを使用することを推奨しますが、サードパーティ製を使用する場合は、信頼性の高いメーカーの製品を選びましょう。
アダプタが原因の場合は、早めに交換して安全に使用してください。

修理前に試すべき!Appleサポートでの診断サービス
問題が解決しない場合は、Appleサポートの診断サービスを利用してみましょう。
Appleストアや正規サービスプロバイダでは、充電ケーブルやポートの診断を無料で行ってくれる場合があります。
Appleサポートの公式サイトやアプリを利用して予約を取り、デバイスを持ち込むことで、専門スタッフが迅速に対応してくれます。
また、保証期間内であれば無償交換や修理を受けられる可能性もあるため、保証状況を確認しておきましょう。
新しいケーブルを選ぶときのポイントとおすすめ製品
新しいケーブルを購入する際には、品質と互換性に注目しましょう。
Apple純正品はもちろんのこと、MFi認証を受けた製品もおすすめです。
認証ケーブルは品質が高く、iPhoneとの互換性が保証されています。
ケーブルの耐久性を重視し、ナイロン製の編み込みケーブルや、曲げに強い設計の製品を選ぶユーザーも多いのですが…
たしかにケーブルの寿命は伸びますが硬いケーブルを使用した場合にiPhoneの充電口に物理的な負荷をかけてしまいます。
すべてのケーブルは消耗品であり永久に使えるものではありません。
ですが大切なiPhoneを長く使うにはしっかりとした純正ケーブルを使用し、故障やトラブルを避けリスクの回避を行うことで最終的なコストを確実に下げることができます。
価格だけで選ばず、レビューや評価を参考にして購入することをおすすめします。
信頼性のあるメーカーから購入することで、トラブルを避けることができます。

まとめ:原因を特定し、最適な対策で快適な充電ライフを
iPhoneが充電できなくなる原因はさまざまですが、正しい手順で原因を特定し、適切な対策を取ることでほとんどのトラブルは解消できます。
基本的なチェックからケーブルやアクセサリの交換、Appleサポートの利用まで、記事で紹介したポイントを順番に試してみてください。
適切なメンテナンスと予防策を取り入れることで、快適で安全な充電でiPhoneのトラブルを避けましょう!
原因がはっきりしない、問題が解決しない場合は、iPhone修理店に相談してみていただくことをお勧めします。
Q&A
iPhoneの充電ケーブルが断線しているかどうか、どのように確認すればよいですか?
充電ケーブルの断線は、目視や動作確認で確認できます。まず、ケーブルの付け根や中間部分に摩耗や裂け目がないか確認してください。また、別のケーブルを使用して充電を試し、問題がケーブルにあるかを特定します。さらに、動かした際に充電が一時的にできる場合は、内部で断線している可能性が高いです。
充電ポートの掃除を行う際に注意するべきことは何ですか?
充電ポートを掃除する際には、金属製のツールや湿った布を使用しないようにしてください。柔らかいブラシや乾燥した爪楊枝を使って、慎重に埃やゴミを取り除くことが大切です。また、力を入れすぎるとポート内部を傷つける可能性があるため、丁寧に作業してください。エアダスターを使う場合は、一定の距離を保ちながら吹き付けましょう。
サードパーティ製のケーブルを使うとどのような問題が起こりますか?
サードパーティ製ケーブルの中には、AppleのMFi認証を取得していないものがあります。そのような製品は、互換性や安全性に問題がある場合があり、充電が不安定になることやデバイスがダメージを受ける可能性があります。必ずMFi認証マークのある製品を選ぶようにしましょう。認証済みの製品は、Appleデバイスとスムーズに動作するよう設計されています。
iPhoneが充電できない場合、Appleサポートを利用するメリットは何ですか?
Appleサポートを利用すると、専門スタッフがiPhoneやアクセサリの状態を診断し、正確な原因を特定できます。また、保証期間内であれば、ケーブルやアダプタの無償交換や修理が可能です。さらに、正規の修理プロセスを通じて、高品質なサービスを受けることができます。手間を省きつつ、信頼性の高いサポートを得られる点が大きなメリットです。
iPhoneを充電する際に避けるべき悪い習慣はありますか?
iPhoneを充電する際に避けるべき悪い習慣として、過充電、非純正アクセサリの使用、充電中のスマホ利用が挙げられます。過充電はバッテリーやケーブルの寿命を縮める原因となり、非純正アクセサリは互換性や安全性の問題を引き起こす可能性があります。また、充電中に高負荷のアプリを使用すると、デバイスの発熱が進み、バッテリーに悪影響を与えることがあります。


