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故障・トラブル対策

FaceIDの不調…なぜ?

秋葉原店 2023年11月28日 2025年10月28日 秋葉原店店長 須山よしのり
FaceIDの不調…なぜ?

FaceIDが…

FaceIDは2017年に発売されたiPhoneXシリーズに初搭載されてから、6年が経過した顔認識機能で、画面ロックの解除、アプリ購入時のAppleIDのパスワード代わり等などとても便利機能です。

ですが、その便利機能のFaceIDはちょっとしたことで不調になったり破損してしまうことがあるのです…!

 

 

 

 

 

 

FaceIDは最新技術!

Face IDは、画面上部のセンサーハウジング(本体上部の黒い部分)に搭載されたTrueDepthカメラ(赤外線カメラ)とドットプロジェクタ、近接パーツについているを使ってユーザーの顔を判別し、ロックを解除したり、iTunes Store/App Storeのパスワード入力の代わりにできる機能で、 一度顔の情報を登録したら、あとはiPhoneの画面を見るだけでロック解除ができます。

ただし、1台のiPhoneには眼鏡使用時・マスク着用時の違いは出来ても1人の顔情報しか登録できません。

 

TrueDepthカメラ(赤外線カメラ)とドットプロジェクタの位置はあまり代わりませんが、投光イルミネーターが画面側についている機種、本体側についている機種があります。
iPhoneXシリーズ~iPhone12シリーズ、iPad各種に搭載されているFaceIDは本体側のFaceID用カメラと画面側についている近接パーツ(投光イルミネーター)の組み合わせで機能しています。
iPhone13シリーズ~iPhone15シリーズはFaceID用カメラと近接パーツ(投光イルミネーター)が本体側にセットされて機能しています。

FaceID用カメラ(赤外線カメラ)・ドットプロジェクタ・近接パーツ(投光イルミネーター)のどちらか1つでも破損してしまうとFaceIDは使えなくなってしまいます。

 

 

 

FaceIDの不調・故障の原因は?

FaceIDの不調・故障の原因としては、

①落下等の外部衝撃での破損
②水・蒸気等での破損
③画面が割れていて、顔がFaceID用カメラ(赤外線カメラ)・ドットプロジェクタ・近接パーツ(投光イルミネーター)に映らない

上記、3つの原因の他に、体重の増減や加齢などで最初に登録された顔との差があると認識しにくくなるIOSのアップデートの失敗や不調等があります。

 

症状としては、
FaceIDでロック解除が出来ずパスワードを求められる
FaceIDの警告(このiPhoneでFaceIDをアクティベートできません 等)が出ている
FaceIDが使えたり使えなかったりする
iPhoneがリンゴループする           等など…

 

FaceIDのカメラは非常に繊細で少しの衝撃・一滴の水や蒸気で簡単に破損してしまいます。

iPhoneX~iPhone12では受話口(画面上部の穴)から雨粒や蒸気が入ってしまっての破損が多かったようで、iPhone13では雨水から避けれるように受話口の位置が変化しました。
加えて、iPhone14以降では近接パーツを本体側に纏めて格納できるようにレイアウトを変えたりと対策を行っています。
が、電話機能として受話口(画面上部の穴)を完全に塞ぐことが出来ないため、依然として水での破損はおこるしょう。

 

 

 

 

FaceIDが破損しているかチェックしよう

起動時に警告が出ている場合は分かりやすいですが、FaceIDはいつの間にか壊れてしまっている場合が多いため、確認してみましょう。

 

・設定アプリ内のFaceIDとパスワードのページの上部に
[TrueDepthカメラで問題が検出されました]と表示が出ている場合は本体側のFaceID用カメラが何らかの原因で破損しています。

・設定アプリ内のFaceIDとパスワードのページのFaceIDに関連するタブがグレーアウトしてしまっている場合も何らかの原因で破損しています。

・何も警告が出ておらず、画面が割れている場合は画面交換修理でFaceIDが再度使える可能性があります。
ただし、割れがひどい場合は近接パーツが破損している可能性があるため、画面交換ではFaceIDの使用が出来なくなっている場合もあります。

リンゴループしてしまっている場合は高確率で水が原因で、早めの対処でFaceIDや通話等が出来なくなってもデーターの確保ができる可能性があります。

・体重の増減や、最初に登録された顔が数年前だった場合は再度登録をし直す事で認識しやすくなる場合があります。

・FaceIDの警告が出ておらず、グレーアウトもしておらず、顔の再登録をしても変化がない場合、最近IOSのアップデートがあったかどうかを確認してみてください。
IOSのアップデートが最近あった場合は、まずデーターのバックアップを取ってから→IOSアップデートをして動作の確認してみて下さい。

 

 

特に水にはご注意を!

FaceIDを機能させるパーツでFaceID用カメラ(赤外線カメラ)・ドットプロジェクタ・近接パーツ(投光イルミネーター)この3つは特に衝撃と、水分に弱いです。
耐水だから、とお風呂に持ち込んでいると一度では壊れないとしても、数回持ち込んでいるうちに破損してしまうことがあります。

また、iPhoneX~12の機種は受話口(画面上部の通話時に相手の声が出てくる穴)の真下あたりに近接パーツ(ドットプロジェクタ等)が設置されているため雨粒1つでKNOCK OUTなんてことも…

水濡れでの破損時は、FaceIDの不調・FaceIDの警告・端末のリンゴループ(リンゴマークが出て消えてを繰り返す)症状が出るため、早目の対処が必要となります。

 

 

 

FaceIDは直せる?

結論を先にいうと、 FaceIDは直せません!

AppleでもFaceIDの破損は本体交換となってしまうため、AppleCareに入っていないと非常に高額となってしまいます。

FaceIDは、FaceID用カメラ(赤外線カメラ)・ドットプロジェクタ・近接パーツ(投光イルミネーター)、本体CPUがリンクしており1つでもパーツ交換をしてしまうとFaceIDは使用できなくなってしまいます。
昔からAppleの個人情報保護力は強く、FBIにすら犯罪者の情報提供を断るほどです。
とてもセキュリティに厳しいためこういった仕組みになっています。

上記に理由で、修理店でのパーツ交換ではFaceIDは復旧できません。
また、インカメラ・通話時の相手の声が聞こえない等の修理の場合、インカメラや近接パーツを交換するとFaceID機能は破損していなくても使えなくなってしまいます。

Appleに訴えられないくらいのグレーな手段で復旧をしている業者さんもいますが、脱獄と呼ばれるiPhoneのOSを改造して復旧する方法で後々iPhone自体が使用できなくなってしまう可能性がある方法だったりだったり、怪しい外国系修理店でデーターやパーツを盗まれてしまう可能性が高いためオススメ出来ません。

 

 

 

まとめ

FaceIDは画面ロックやパスワードの代わりになるなどでiPhoneのセキュリティ部分に深く関連している機能なだけあって、壊れてしまうと修理は出来ない上にiPhoneの機能としても物凄く不便になってしまいます。

前提として壊さないのが一番なので、現在使用しているケースを耐衝撃タイプにする、これからは水分や蒸気がある場所での使用を避ける、雨の日用に防水ケースを持ち歩く等の使用環境の見直しが大切になってくると思います。

落下・水分には重々お気をつけくださいませ‼

 

 

 

 

 

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