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故障・トラブル対策
充電ケーブルを挿していても起動しない…そんなとき
- 秋葉原店 2024年3月7日 2025年10月28日 秋葉原店店長 須山よしのり
iPhoneが起動しない…!

日常的に使用しているiPhoneですが、いざ急に使えなくなってしまうと日常的に使用しているがゆえにとても困ってしまいますよね…。
iPhoneが充電ケーブルを挿しても起動できない場合、端末の挙動からどこの箇所が壊れているのかが簡易で診断ができます。
充電できない原因によっては被害を最小限にすることが可能です!
起動ができないときの簡易診断

①充電ケーブルを挿すと充電中の表示が出る → バッテリーの劣化や充電ケーブルの断線などで起動に必要な電力が確保できてない。
対処法:ケーブルの破損があれば買い替え、それでも変化がないようであればバッテリーの交換修理が必要
②充電ケーブルを挿すと充電ケーブルを繋いでと表示が出る → 充電口の破損、端子の摩耗、ケーブルの断線等破損で充電ケーブルが反応していない。
対処法:ケーブルの買い替え、それでも変化がないようであれば充電口の交換修理が必要
③充電ケーブルを挿しても何も表示されない → 充電口破損とバッテリー切れ、画面破損、基盤破損の可能性あります。
対処法:強制再起動を試してみてバイブや音の変化がないようであれば画面破損、基盤破損の修理が必要
④充電ケーブルがしっかり刺さらない → 充電ケーブル自体の破損、充電口異物混入などの可能性があります。
対処法:充電ケーブルの点検、充電口内の点検をし異物が見られた場合は一切手を付けずに修理店へ持ち込む
(下手に手を出してしまうと充電口を破損させてしまい、充電口自体の交換が必要となる場合やフレームの変形を招いたりします)
⑤充電ケーブルを挿すと「パソコンに繋いで下さい」や「iTunesに繋いで下さい」と表示が出る → 画面ロックのパスワード間違いや基盤の破損で起こっている可能性があります。
対処法:パスワード間違えの場合はiPhone内部のデーターを全て消すことでiPhone自体は使用できるようになります。
(ただし、AppleIDやパスワードが不明な場合、端末の使用ができない文鎮iPhone化します)
破損等が原因だった場合、修理店でリカバリーモードの解除を試みてもらい、変化がないようであれば基盤修理が必要です。
⑥リンゴループになってしまっている → IOSのアップデートミス、水没、本体容量不足、基盤破損等によって起きます。
対処法:IOSのアップデートを再度試みてみる(バックアップがない場合は全データーロスト)
水没の復旧作業をしてもらう(場合によっては通話時の相手の声が聞こえなくなったりFaceID機能が使用できなくなる可能性あり)
修理店で内部データーのキャッシュをクリアしてもらう、基盤修理をしてもらう。
上記が見た症状から推測できる故障原因と大まかな対処法となります。
特に④充電ケーブルがしっかり刺さらないという症状は、
見た目簡単に取れそうに思えますが、取り出し作業に慣れていないとほんの少しのミスで充電口や端子の破損を招いてしまいます。
最悪、爪楊枝やピンセットなどで端子同士を通電させてしまい充電口と基盤を破損させてしまったなんてことも…
「うまく取れれば充電口を交換しなくても良かったのに…」と後悔することになる症状です。
最近では充電口清掃のグッツが販売されていますが、少しのミスで破損してしまうのが充電口なので、そういったグッツを使用の際は電源をしっかり切ってから、5分以上待ってから慎重に作業をしてくださいね!
充電ができない、起動しないといったケースで、新しい充電ケーブルや新しいACアダプタ、新しいコンセントタップにしても変化がない場合は街のiPhone修理店へ持ち込み、症状を伝えて相談をしてみるのが安全で被害を最小限にできる方法となります。


