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バッテリーの減りの早さはバッテリーの劣化が原因とは限らない

渋谷店 2023年6月28日 2025年11月10日 スマホ修理ジャパン代表 中嶋拓也
バッテリーの減りの早さはバッテリーの劣化が原因とは限らない

最近、iPhone(スマートフォン)やiPad(タブレット)のバッテリーがどんどん減っていくのに悩んでいませんか?

ほとんどの人が、バッテリーの劣化が原因だと思い込んでいるかもしれません。大体はそうです、その認識は間違っていません。
でも実は劣化していたから電池持ちが悪いとも限らないんです!

今回は、バッテリーの減りの早さについて、本当の原因と対策をご紹介します。

 

 

 使い方を見直す:

まず最初に、バッテリーの劣化以外の原因を考えてみましょう。

実は、バッテリーの減りの早さは、使用状況や設定によっても大きく左右されるんです。例えば、明るい画面設定やパワフルなアプリの連続使用、長時間のゲームプレイなど、バッテリーを多く消費する要素がたくさんあります。
つまり、バッテリーの劣化だけが原因ではなく、使い方にも注意が必要なんです。

 

さらに、バッテリーの減りの早さにはソフトウェアの影響もあります。たとえば、常に最新のOSへのアップデートをしている場合、旧OSと比べて電池の消費量が増えるパターンもあります。最新のOSは最新iPhoneを基準として構築されているため対応している過去機種に負担がかかっている場合があります。Apple側としてはセキュリティの向上や新機能の搭載が主してありますが買い替えの促進を促す為ではないかという記事もあります。あくまで噂ですが…。また、バックグラウンドで動作するアプリやプロセスが多いと、バッテリーを余分に消費してしまいます。ですから、不必要なOSアップデートを控えるや、バックグラウンドで動作するアプリの最適化が重要です。

 

不要な機能をオフにする: 

では、バッテリーの減りの早さを解決するためにはどうすればいいのでしょうか?

まずは、使い方について考えてみましょう。明るい画面設定や長時間の連続使用は、バッテリーの減りを早める原因です。
そこで、画面の明るさを自動調整に設定することや、必要のない時にはバックライトを切るなど、節電の工夫をすることが重要です。

また、バッテリーを長持ちさせるためには、不要な機能を無効化することも有効です。これは上記でも同じ事ではありますが細分化すると、BluetoothやWi-Fi、位置情報サービスなど、必要のない場合はオフにすることで、バッテリーの消費を減らすことができます。アプリの設定画面やデバイスの設定メニューから、バッテリーの使用状況を確認し、消費量の大きいアプリを特定しましょう。そうすれば、バッテリーの減りの早さを抑えることができます。

 

正しい充電方法を守る:

また、バッテリーの寿命を延ばすためにも、正しい充電方法を守ることが重要です。

過充電や過放電は、バッテリーにとって負担となり、劣化を早める原因になります。Apple公式では、「充電するタイミングはバッテリー残量が20~80%程度の範囲で行うようにしましょう」と記載があります。また、充電中にデバイスを使用する場合には、充電速度が遅くなる可能性と本体の熱が上昇します。注意が必要です。

 

適切な温度管理:

さらに、バッテリーの寿命を延ばすためには、適切な温度管理も欠かせません。高温や低温の環境下では、バッテリーの劣化が進みます。ですから、直射日光や暖房器具の近くなど、過度に温度が上昇する場所での使用は避けましょう。また、冬場など寒冷な環境下では、デバイスを保温するためのケースやポーチを使用すると良いでしょう。

 

バッテリーやデバイスの交換を検討する:

最後に、バッテリーの減りの早さに悩む前に、バッテリー容量やデバイスの性能にも目を向けてみましょう。

もし容量が小さいバッテリーや古いモデルのデバイスを使用している場合は、バッテリーの持ちが悪いことがあるかもしれません。

例として

 

iPhone7 1,960mAH

iPhone14 3,279 mAh

 

単純に数値だけ見れば1.6倍も変わります。容量値が全てとは限りませんが。

その場合は、バッテリーやデバイスの交換を検討することも一つの選択肢です。

 

 

まとめ

バッテリーの減りの早さは、何度も申し上げている通り、必ずしもバッテリーの劣化が原因とは限りません。

使用状況や設定、ソフトウェアの影響など、さまざまな要素が絡んでいます。ですから、劣化以外の原因を見極めて対策することが大切です。バッテリーの寿命を延ばし、減りの早さを軽減するためには、以下のポイントに気を付けることが重要です。

使い方を見直す:  明るい画面設定や連続使用はバッテリーの消費を増やします。画面の明るさを自動調整に設定し、必要のない時にはバックライトを切るようにしましょう。また、バッテリーを余分に消費するアプリやプロセスを見つけ、終了させることも効果的です。

不要な機能をオフにする:  BluetoothやWi-Fi、位置情報サービスなど、必要のない場合は無効化しておきましょう。これにより、バッテリーの消費を減らすことができます。

正しい充電方法を守る:  過充電や過放電はバッテリーの寿命を縮めます。バッテリー残量が20~80%程度の範囲で充電しましょう。また、充電中にデバイスを使用する場合には、充電速度が遅くなる可能性があるため、充電に集中させることが大切です。

適切な温度管理:  高温や低温の環境下ではバッテリーの劣化が進みます。過度に温度が上昇する場所での使用や寒冷な環境下での使用は避け、バッテリーを適切な温度で保つようにしましょう。

バッテリーやデバイスの交換を検討する:  もし容量が小さいバッテリーや古いモデルのデバイスを使用している場合は、バッテリーの持ちが悪くなることがあります。必要に応じて、バッテリーやデバイスの交換を検討してみてください。

以上のポイントを意識することで、バッテリーの減りの早さを抑えることができます。バッテリーの劣化だけが原因ではないことを理解し、適切な対策を講じることが大切です。快適なデバイス利用のために、バッテリーの持ちを最適化しましょう!

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