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電波が悪い!?iPhoneのデザインと電波の関係性。「Dライン」
- 秋葉原店 2021年1月24日 2021年1月29日 秋葉原店店長 須山よしのり
背面パネルの線の謎
皆様、今一度ご自分のiPhoneをご確認頂きたい。
フレーム部分に線の模様があるのがお分かり頂けるかと思います。
iPhone6

iPhone7

カラーによって見難い端末もありますが、必ずこの模様が御座います。
これはデザイン上の線だけではなくとある重要な役割を担っています。
「Dライン」と呼ばれるもの
まず「Dライン」と聞いて説明が出来る方はかなりのiPhoneマニアでしょう。
そしてこの「Dライン」に大きく関係するものが「電波」です。
このDラインが強く意識されたのがiPhone6からのデザインです。
単純に上から見た形が「D」となっているためDラインと呼ばれています。
iPhone7では形状がDではなくなっている為現在は「アンテナライン」と一般的には呼ばれています。
アンテナの役割を果たしている。
iPhoneのフレームは金属素材で出来ているためその素材上電波を妨げてしまう可能性がありました。
そこで生み出されたのが「Dライン」です。
金属素材で覆わず樹脂製のラインを引くことで、電波の通り道としたわけです。
iPhone3G・4G/LTEのセルラー回線、IEEE 802.11acなどのWi-Fi回線そしてBluetoothとさまざまな形式/周波数帯の電波を利用しますから、その意味では技術的な要請の結果といえるでしょう。
ちなみにiPadにもアンテナ部分にはしっかりと樹脂素材で施されています。

保護ケースのデザインによっては電波を妨げてしまうものも
最近では様々なデザインの保護ケースが販売されておりますが、
中には電波を妨げてしまう可能性があるデザインも存在します。
先程お話しさせて頂きましたが
iPhoneのフレームは金属製で出来ておりその属性上、電波を妨げてしまう可能性が御座います。
電波を妨げないことがDライン/アンテナラインを設けた目的ですから
これを覆うような形状の金属製ケースを装着すると、受信感度が低下する可能性があります。
実際、iPhone向けの金属製ケース(バンパー型除く)は、Dラインの上にくる部分にひと工夫くわえたものが多く見られます。

※イメージ画像
iPhone8以降は背面をガラス製に変更

iPhone8、iphoneX/XS/XSMAX/XR等最近のモデルは背面がガラス製のデザインへと変わりました。
そうなるとアンテナラインはどこへ行ってしまったのか?!
ご安心ください。
フレームのサイドにしっかりとアンテナラインは存在します。

ガラスで美しくなったデザインと電波を阻害しないように設置されたアンテナラインが見事に設計されています。
しかし、この場合でも保護ケースの素材によってはアンテナラインを覆ってしまい電波を妨げてしまうものも御座いますので注意が必要です。
進化し続けるデザイン今後はどうなるのか!?
iPhoneは現在[iPhone12]シリーズまで発売されています。
今後も背面はガラス製のデザインとなる可能性が高いと思われます。
それに合わせてアンテナラインも考慮したデザインとなっていくでしょう。
今年も新作のiPhoneが発売されと思います。
毎年新作はそのデザインが話題に上がりますが
この記事をご覧いただいた方は是非「アンテナライン」にも注目していただけるとより一層iPhoneの深みが楽しめるかと思います。
1月29日追記
Apple、iPhoneとiPadのアンテナラインを取り除く研究中〜特許取得
ここまでご案内しておいて少し残念な情報が流れてまいりました。
なんとAppleがアンテナラインを取り除く特許を取得したようです。
そうなると、今後発売される新作にはアンテナラインに変わる別の技術が用いられることになります。
はたしてこれからのiPhoneはどう進化していくのか続報を楽しみに待ちたいと思います。


