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硬ければいいわけではない…?iPhoneのガラスが割れる理由。
- 渋谷店 2022年3月4日 2026年4月3日 スマホ修理ジャパン代表 中嶋拓也
iPhoneの進化はガラスの進化と共に。

皆さんがお使いのiPhoneは現代における優秀な道具として、進化を続けてきました。
フォルム、機能、そして「耐久性」
iPhoneの修理をしていると、この耐久性の進化には目覚ましい物があると感じます。
しかし、その反面「ガラスが割れてしまった」という声が上がり続けるのはなぜでしょうか?
冷静に考えれば「ガラスが割れる」のは自然なことでもあるのですが…
iPhoneと共にガラスも進化しているのに、なぜ?
当初iPhoneのガラスの名前は誰も知らなかった

現在ではガラスの強度がスマートフォンの機能の一つとして認識されているので「Corning Gorilla Glass」という表記を仕様詳細で見かけることも多くなりましたが…
iPhoneを初め、スマートフォンが普及し始めた頃はあまり見かけませんでした。
(実際iPhone3Gの時代からGorilla Glassは採用されていた)
今となっては「Gorilla Glass」のことが何なのか?分からない人は少ないと思いますが…念の為簡単に説明します。
特殊な製造工程を経て、通常のソーダガラスよりもモース硬度が高いガラスを製造するCorning社が販売しているものでiPhoneに限らず様々なスマートフォンに採用されているガラス界のサラブレッドです(名前はゴリラですが)
そしてCorning Gorilla GlassもiPhone3Gの頃から、今現在に至るまで進化を続けているのです。
主に発売された世代によってGorilla Glassの強度や硬度は変わりますが、基本的には
とにかく硬く、とにかく強く
進化しているので、例えばiPhone11に搭載されているGorilla Glassに至ってはApple特注品との噂があるほど。
強硬度、高強度を目指しているのがわかります。
さらにiPhone12以降ではCeramic Shield(セラミックシールド)という、もはや名前と強度だけはわかりますが…
どういった製法で、どのように作られているかも明確には分からない未知の技術まで投入されています。
しかし割れるiPhoneのガラス、防ぐには

実際に御客様から
「強いガラスって聞いてたのに割れたのは何故?」
と質問を頂くことがございます。
その度、返答に困る部分も無くはないのですが…
よく考えてみれば、どんなに高強度でも所詮は「ガラス」です。
たとえば世の中のガラスの分子構造が原理から覆されたとしたら、それはガラスではなくなってしまいます。
きっと透明ではなくなってしまいますし、タッチ操作も出来なくなるでしょう。それはもうSFの世界ですから。
つまり強いとはいえ所詮はガラスだという認識を持って接していなければ、期待を裏切られるのも無理はありません。
もし透明で割れない画面を作るとしたら、アクリル樹脂を採用するしかありません。
ただ樹脂はガラスよりも柔らかく、表面が傷つきやすいので、タッチ操作が必要なiPhoneには向いていません。
(表面を擦る動作で透明度が落ちるため)
結論、素材の特性の良い面と悪い面の比重がユーザーの使い方次第で変わる素材がガラスなのです。
ではどうしたらiPhoneのガラスが割れる確率を下げられるのか…?
その答えはケースによって落下の衝撃を軽減、ガラスフィルムに身代わりとして割れてもらい、画面の強度をガラスコーティングで底上げしておけば最悪の事態を防ぐ事が出来ます。
「でもiPhoneのデザインが…」
というお声も頂きますが、見方を変えてみましょう。
現行のiPhone13シリーズはスマホの中でも高額の製品です。
たとえばiPhone13の金額分の札束を裸で持ち歩く人は、そういません。
財布なり、封筒なりで保護して持ち歩くのが普通だと思います。
仮に、札束のデザインがどんなに良かったとしてもそれは変わらないでしょう。
製品の価値はデザインだけで決まるものではありません。
しっかりと毎日使えることの方が重要です。
そして毎日使うものにトラブルはつきもの。
その時、ケースとフィルムとコーティングで保護をしておけば…
当店では修理以外にも強化ガラスフィルムとガラスコーティングも提供しております。
是非、壊れる前の保護を。


