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故障・トラブル対策
iPhoneの水没マーク(LCI)はどこ?見方と赤くなった時の対処
- 渋谷店 2025年3月14日 2026年7月12日 スマホ修理ジャパン代表 中嶋拓也
「iPhoneが水に濡れたかも…!」そんな時、まず確認すべきなのが水没マーク(LCI)です。iPhoneは防水性能を備えているモデルもありますが完全防水ではなく、水没マークが赤くなると保証対象外になることも。本記事では、水没マークの機種別の位置と確認方法・赤くなったときの保証や修理への影響・正しい応急処置や防水対策まで詳しく解説します。万が一のトラブルに備え、適切な対応を知っておきましょう。
iPhoneの水没マークとは?どこにあるのかを解説

iPhoneの「水没マーク」は、正式には液体侵入インジケーター(LCI: Liquid Contact Indicator)と呼ばれるもので、水に濡れたことを示す重要なサインです。
このインジケーターは、iPhoneの内部に水が侵入した際に反応し、色が赤色に変化します。
これはAppleの公式な判定基準として使われており、水没マークが赤くなっていると、Appleの保証対象外になることが多いのが現状です。
では、この水没マークはどこにあるのでしょうか?機種によって位置と確認のしやすさが異なります。
| 機種 | 水没マーク(LCI)の位置 |
|---|---|
| SIMカードトレイのあるモデル(iPhone 5〜16シリーズ等) | SIMスロットの内側。トレイを抜いて光を当てると見える |
| eSIM専用モデル(日本向けのiPhone 17シリーズ・iPhone Air等) | SIMスロットがないため外部からは確認できない。水濡れ判定には分解点検が必要 |
| iPhone 4s以前の旧モデル | ヘッドフォンジャックや充電コネクタの内部 |
SIMトレイのあるモデルなら、トレイを取り出し、内部を光に当てながら覗いてみてください。通常は白または銀色ですが、赤くなっていたら水濡れの影響を受けている証拠です。一方でeSIM専用モデルは自分で確認できないため、濡れた心当たりがあり動作に不安がある場合は、修理店での点検が確実です。
ただし、水没マークが赤くなっていても、軽度の水濡れなら正常に動作することもあります。
逆に、マークが赤くなっていなくても、基板や内部パーツにダメージがある場合もあるため、慎重に対応することが大切です。
水没マークが赤くなるとどうなる?水濡れの判断基準
水没マーク(LCI)が赤くなるということは、iPhone内部に一定量の水分が侵入したという証拠になります。
このマークが変色した場合、Appleや修理業者の多くは「水濡れ判定」として扱い、保証対象外になる可能性が高いです。
水濡れの判断基準
Appleでは、以下のような状況を「水濡れ」として扱います。
- 水没マーク(LCI)が赤色に変化している
- スピーカーやマイク部分に水滴が確認できる
- ディスプレイの内部に水滴や曇りが発生している
- タッチ操作やFace IDが正常に動作しない
マークが赤くても「動いている」場合の隠れたリスク
ここで注意したいのが、「赤くなったけど普通に動いているから大丈夫」とは言い切れない点です。内部に残った水分は時間とともに基板の腐食を静かに進め、数日〜数週間後に突然電源が入らなくなるケースがあります。動いているうちにできること(バックアップの取得・点検の相談)を済ませておくのが、データを守る最善策です。
腐食やショートのリスクは時間が経つほど高まるため、早めの対処が重要です。

iPhoneが水没したらまず何をすべき?正しい応急処置
iPhoneが水没した場合、すぐに適切な対応を取ることで、復旧の可能性が大きく変わる場合があります。
誤った対処をすると、さらに悪化することもあるため注意が必要です。
水没後の正しい応急処置
- すぐに電源を切る → 内部でショートするのを防ぐため、電源をオフにします。
- SIMカードを抜き取る → SIMトレイを開けて、内部の水分を逃がします(あわせてLCIの色も確認できます)。
- 水をしっかり拭き取る → 乾いた布やペーパータオルで、水分を取り除きます。
- 乾燥させる → 通気性の良い場所に置き、自然乾燥させる。シリカゲルを使うと効果的。
より詳しい手順は「スマホが水没!今すぐやるべき5つの優先行動」で解説しています。
注意点:

- ドライヤーや電子レンジで乾燥させない(熱によるダメージのリスク)
- 充電しない(ショートの可能性あり)
- 振らない(内部に水が広がる)
やってはいけない!iPhone水没時のNG行動
iPhoneが水没した際、間違った行動をすると復旧が難しくなることがあります。
以下の行動は避けましょう。
NG行動リスト
- 電源を入れる / 充電する → ショートして完全故障の原因になる
- 振る → 内部の水分が広がり、基板が腐食するリスクが高まる
- ドライヤーで乾かす → 高温により基板やバッテリーが故障する恐れあり
- 冷蔵庫や電子レンジで乾かす → 温度変化によりさらなるダメージ
適切な処置をしないと、修理費用が高額になることも。できるだけ正しい方法で対応しましょう。水没からの復旧は時間との勝負でもあり、対応が早いほど復旧の可能性が高まる場合があります。詳しくはiPhone水没修理のページ(作業時間2時間〜・状態により変動)をご覧ください。
水没マークが赤いと修理不可?Appleの保証と修理対応

Appleの公式サポートでは、水没マークが赤くなっていると、基本的に保証対象外となります。
しかし、AppleCare+に加入している場合は、過失・事故による損傷向けの定額サービス料金で修理・交換を受けられる場合があります。
Appleの修理・保証対応
- 通常保証(1年) → 水没は保証対象外
- AppleCare+ 加入 → 水没でも定額のサービス料金で修理・交換できる場合がある(金額・条件はApple公式サポートで要確認)
- 未加入 → 本体交換相当となり高額になる場合が多い
iPhoneの水没マークは自分で消せる?噂の真相
「iPhoneの水没マークは消せる」という噂を聞いたことがあるかもしれませんが、実際には水没マーク(LCI)は消すことができません。
LCIは特殊な化学物質を使用しており、一度赤くなると元には戻らない仕様になっています。
そのため、「乾燥させれば白に戻る」「時間が経てば消える」といった情報は誤りです。
なぜ水没マークは元に戻らないのか?
水没マークは水や液体に反応して赤く変色する特殊なインジケーターであり、これはAppleの保証基準として設計されています。
メーカーや修理業者が水濡れを正しく判断するために、一度反応すると消えない仕様になっているのです。
水没マークを消す裏技はある?
ネット上では以下のような「水没マークを消す方法」が紹介されることがありますが、どれも非推奨です。
- 消毒用アルコールで拭く → 変色が進む可能性あり
- ドライヤーの熱風を当てる → 内部パーツが損傷する恐れあり
- 爪楊枝で擦る → インジケーターが壊れるだけで意味なし
iPhone修理業者の中には、水没マークを交換する業者もありますが、これはメーカー公認の方法ではなく、Appleの公式修理を受ける際に不正行為とみなされる可能性があります。
結論として、水没マークは消せないので、「消す」よりも、どう対応するかを考えることが重要です。
水没マークが赤くなっても修理できる?修理方法の選択肢

「水没マークが赤くなったらもう修理できないの?」と不安になる人も多いですが、修理自体は可能な場合があります。
ただし、修理方法や費用はケースによって異なります。
水没時の修理方法
1. Apple公式修理(安心だが高額になりやすい)
- AppleCare+加入時は定額のサービス料金、未加入時は本体交換相当の費用
- 水没の場合、修理ではなく本体交換になる可能性が高い(=本体内のデータは戻りません)
2. iPhone修理業者(費用を抑えやすい)
- 基板洗浄やパーツ交換で復旧を試みる(データそのままでの復旧を目指せるのが大きな違い)
- 費用は症状・店舗により変動するため、事前見積りで確認を。復旧をお約束するものではありません
3. 自力での修理(難易度が高く推奨されない)
- 分解して乾燥させる、DIYキットで基板を洗浄する等の方法があるが、失敗すると完全故障のリスクあり
どの方法を選ぶべき?
- AppleCare+に加入している場合 → Apple公式修理が安心(ただしデータは初期化前提)
- データを残したい・保証が切れている場合 → 水没復旧に対応する修理業者へ早めに相談
- 自力修理は非推奨(専門知識がないと故障リスク大)
水没マークが赤くても選択肢はあるので、優先したいもの(データか、費用か、純正対応か)を軸に選びましょう。
水没後に使える可能性は?データ復旧と復活のポイント
iPhoneが水没した場合、完全に壊れていないなら復活できる可能性はあります。
ただし、水に浸かった時間やダメージの程度によって復旧の見込みは異なります。
水没後、復活できる可能性が高いケース
- 短時間の水没(数秒~数分)
- 水道水や雨など、汚れの少ない水での水没
- すぐに電源を切り、適切に乾燥させた
水没後、復活が難しいケース
- 長時間の水没(数時間~1日以上)
- 海水やジュースなどの液体での水没(腐食が進みやすい)
- 電源を入れてしまいショートした
データ復旧の方法
1. iCloudから復旧(バックアップがある場合)
- iPhoneを新しい端末に復元可能
- Apple IDが必要
2. パソコンのバックアップから復元
- iTunesまたはFinder経由でリカバリー可能
3. 修理店・データ復旧サービスに相談
- 基板洗浄・修理で本体ごと復旧できれば、データそのままで取り戻せる場合があります
- 重度の損傷はデータ復旧専門サービスという選択肢もあります(費用は損傷度合いにより大きく変動)
もしバックアップがなくデータが重要であれば、通電を避けて、できるだけ早く水没復旧に対応する修理店へ相談するのが確実な方法です。
iPhoneの水没を防ぐには?おすすめの防水対策とグッズ

iPhoneはiPhone 7以降のモデルで防水・防塵性能(IP67/IP68)を備えていますが、完全防水ではありません。
使い方次第では水没のリスクがあります。
このリスクを完全に取り除くことは出来ませんが、水場でどうしても使いたい場合は故障のリスクを理解したうえで、以下の対策で可能性を下げることができます。
水没を防ぐための基本対策
- お風呂・プール・海では使用しない
- ポケットに入れたまま水辺に近づかない
- 雨の日は防水ケースを活用
- 濡れた手で触らない(特に充電時)
おすすめの防水グッズ
- 防水ケース → 完全密閉型で水没リスクを大幅に低減
- 防水ポーチ → 首掛け式で水辺でも安心
「防水だから大丈夫」は危険!
iPhoneの防水性能(IP68)はあくまで試験環境での性能であり、経年劣化でパッキンの防水性は落ちていきます。水に長時間浸けると故障のリスクがあるため過信は禁物です。
特に海水や温泉の成分は内部を腐食させるため要注意。
事前に適切な対策をして、水没による故障を未然に防ぎましょう!
iPhoneの水没マークと修理・交換のまとめ
本記事では、iPhoneの水没マーク(LCI)の意味と修理・交換の基準について解説しました。
- 水没マーク(LCI)はSIMスロット内にあり、水に触れると赤く変色(eSIM専用モデルは外部から確認不可)
- 赤くなるとAppleの通常保証対象外だが、AppleCare+なら定額で対応できる場合がある
- 赤くても動いている場合は、バックアップと早めの点検でリスクに備える
- 水没後のNG行動を避け、正しい応急処置を行うことが重要
iPhoneの水没は突然のトラブルですが、適切な対応を取ることで修理費用を抑えたり、データを守れる可能性が高まります。
第一に水場での使用を避けることが大前提ですが、万が一のために対策と正しい知識を備えておくことも大切です。
Q&A
iPhoneの水没マーク(LCI)はどこで確認できますか?
iPhoneの水没マーク(LCI: Liquid Contact Indicator)は、SIMカードトレイのあるモデルではSIMスロットの内部にあります。トレイを取り出し、光を当てながら確認すると、通常は白または銀色ですが、水に濡れると赤色に変わります。一方、SIMスロットのないeSIM専用モデル(日本向けのiPhone 17シリーズやiPhone Airなど)は外部から確認できないため、水濡れの心当たりがある場合は修理店での点検が確実です。LCIは一度赤くなると元に戻らないため、水濡れの判定に重要な役割を果たします。
iPhoneが水没したとき、すぐにやるべきことは何ですか?
iPhoneが水没した場合、まず電源を切ることが最も重要です。電源が入ったままだと内部でショートを起こし、復旧の可能性が低くなります。その後、SIMカードを抜き、乾いた布で表面の水分を拭き取るようにしましょう。乾燥させる際は、シリカゲルなどの乾燥剤と一緒にジップロックに入れる方法が効果的です。ただし、ドライヤーや電子レンジでの乾燥は内部を損傷させる可能性があるため避けましょう。水没後の対応が適切であれば、iPhoneが復活する可能性もあります。
iPhoneの水没マークが赤くなったら修理は可能ですか?
水没マーク(LCI)が赤くなっていても、修理できる場合があります。Appleの公式修理では、水没マークが赤くなった端末は保証対象外となることが多く、AppleCare+未加入だと本体交換相当の高額な費用になりがちです。一方、水没復旧に対応するiPhone修理業者では、基板洗浄やパーツ交換によりデータそのままでの復旧を目指せる場合があります(復旧をお約束するものではありません)。水没の程度によっては修理が困難な場合もあるため、通電を避けて早めに相談することが重要です。
iPhoneの水没マークは自分で消せますか?
いいえ、iPhoneの水没マーク(LCI)は消すことができません。LCIは水や液体に反応して赤く変色する特殊なインジケーターで、一度赤くなると元に戻らない仕様になっています。そのため、「乾燥させれば消える」「アルコールで拭けば戻る」といった情報は誤りです。ネット上では、LCIを削ったり交換する方法が紹介されることがありますが、Apple公式の修理では不正とみなされる可能性があるため、おすすめできません。水没マークを消すことよりも、早めに修理や買い替えを検討するほうが現実的です。
iPhoneの水没を防ぐためにできることは?
iPhoneを水没から守るには、日常的に防水対策をすることが大切です。特に、お風呂やプール、雨の日などの環境では、防水ケースやポーチを使うことでリスクを大幅に減らせます。また、iPhoneはIP68規格(防水・防塵)を備えているモデルもありますが、完全防水ではないため油断は禁物です。水に濡れた手で触るのを避け、充電ポートやスピーカー部分に水が入らないよう注意することも重要です。万が一水に濡れた場合でも、適切な対応をすれば復旧できる可能性があります。
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