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【知ってた?】iPhoneの充電ケーブルには種類があります

渋谷店 2021-02-28 2023-07-27 スマホ修理ジャパン代表 中嶋拓也
【知ってた?】iPhoneの充電ケーブルには種類があります
この記事でわかること

アップル製品に使われているLightning充電ケーブルの種類と、それぞれの違いについて説明しています。
・ケーブルの種類とそれぞれの違い
・MFI認証とは
・ケーブルの種類によって引き起こされるリスク

 
 

充電ケーブルには種類がある?



iPhoneの充電は、iPhone専用の充電口の形状専用でLightning充電用Lightningケーブルと言います。
Appleで購入できるもの、コンビニで購入できるもの、家電店で購入できるもの、100円均一などで購入できるものといろいろな場所で販売されており色、太さ、長さ、充電速度など色々なものが存在しています。
(中にはケーブル自体がLEDで光る物なども…!)

ですが、色々ある充電ケーブルの中にはiPhoneを壊してしまう可能性があるものが…!
今回は色々な種類があるLightningケーブルについて話していきたいと思います!
 
 

 
 
 
 
 
 
Lightningケーブルについて


まずはLightningとは何かを説明したいと思います。
Lightning(ライトニング)は、Appleが開発した独自コンピュータバスおよび電源コネクタを使用したデータ伝送技術です。iPhoneやiPad、ipot touchのようなAppleの携帯機器端末とホストコンピュータや外部モニタ、カメラ、USBバッテリー充電器、その他の周辺機器を接続するために使用されるものです。
iPhone~4シリーズやiPod touch~4世代、iPad~4世代には30ピンの横長の充電口が採用されていましたが充電ケーブルの破損や、充電端子ピンの破損が多く、注意して抜き差ししないとそれだけでピンが引っかかって破損したり、接触不良で充電できなくなったり、指す向きがあったり、といった不調や不便が多発しました。
その不調・不便を解消すべく、抜き差しがしやすく、破損しにくく、指す向きがなく両側で充電ができるLightningが開発されました。
 
iPadでは2018年発売のiPad Pro 11インチ 第1世代ではUSB Type-CというAndroid機種と同じ充電口が採用され、それ以降iPad Pro 12.9第3世代~、iPad mini 6世代、iPad 10世代 にはUSB Type-C充電口で販売されています。
欧州で電子ゴミの発生を抑えると同時に、デバイスの充電にまつわる問題を消費者がより簡単に解決するために、充電ポートの規格を統一する方向で合意したため、現在iPhoneは14シリーズまではLightningで販売されていますが、2023年10月に販売されるiPhone15シリーズの充電口はUSB-C(USB Type-C)になるのではないか、という情報が出てきています。
 
 
 
 
Lightningの種類について


Lightningケーブルは大きく分けて3つにわけられます。
・Apple 純正品
・Apple 純正品
・Apple MFi 認証品
大きく分けてこの3つが世の中に存在するLightningケーブルの種類となります。
 
それぞれどう違うのかと言いますと、
Apple 純正品
Apple 純正品は、Appleから発売・販売されているもの
iPhone/iPad/iPod購入時に付属しているもの
・Apple 純正品
Appleに認証されていないサードパーティ製のもの
・Apple MFi 認証品
Appleが公式認定品したサードパーティ製のもの
 
基本的に家電量販店や100円均一等で購入する場合、Apple純正品の物と、Apple MFi 認証品というシールの貼られた物と、貼っていないものがあります。
このうち後者の2種がApple純正品のケーブルではありません。
Appleでの購入や・iPhoneなどのAppleで販売されている端末に付属していたものだけが純正のケーブルになります
最近になってセブンイレブンではApple純正のケーブルを販売するようになったそうです。

ここで気になるのが、MFi認証品と非純正の違いです。
では、MFi認証品についてもう少し詳しく説明したいと思います。





MFi認証とはなにか


MFi”とは、「Made For iPhone(iPad/iPod)」の略です。
これは「iPhoneやiPad、iPodといった機器向けに作られた製品」という意味で、Apple が定める性能基準を満たしている証。
すなわちその製品が「Appleが公式に動作・性能を認定した品」であることを示します。
つまりAppleの製造した製品ではないが、Appleが公認した性能の製品ということです。
基本的にMFI認定を得ているのは大手企業が多く、Ankerやサンワサプライ、ELECOMなどが多く販売しています。
【iOSおよびiPadOSでのアクセサリの検証(Apple公式サイト)】
https://support.apple.com/ja-jp/guide/security/sec70a4f377d/web
では、純正品、MFi認証Lightning、非純正品のLightningは何が違うのか、なぜ違うのか詳しく説明していきたいと思います!
まずは純正と非純正品の違いについてです。
 
 
 

純正品と非純正品の違いは?



・充電速度の違い

・耐久性の違い

・機能の違い

があります。
ひとつずつ詳しく説明していきたいと思います。


充電速度の違い

非純正品は充電速度が遅いこと。
充電速度は充電器の性能だけでなく、ケーブルの性能によっても左右されます。
充電速度が遅くなってしまう原因としては、ケーブル内の抵抗の大きさにより、iPhoneに届くまでに電力ロスが発生してしまっていることが挙げられます。
格安のものであると電力ロスには十分に対応しておらず、充電速度が遅くなってしまうのです


最近では3倍速!や5倍速!という非純正ケーブルも存在しますが、細いストローに無理やり大きなタピオカを詰めて圧力で押し込むような充電なため、充電速度は早くても本体基板を破損してしまった…なんてことが増えています。


耐久性の違い

耐久性についても大きな差があります。
非純正品は十分に耐久検査をしていないため、商品ごとに耐久性能に差があり故障しやすくなっています。
また、ケーブルの内部の断線や接着部分の破損だけでなく、先のLightning端子もプラスチック製のため壊れやすくなっています。


機能の違い

100均で販売されているLightningケーブルではデータの同期や転送ができないものがあるのはご存知ですか?
よく見るとパッケージにも書いてあるのですが、充電専用ケーブルとなっているものは、iPhoneの写真や動画をPCと同期させることはできません


Lightningケーブルだからといい、すべてが同じ機能ではない事がわかります。

では充電できればいいという方は非純正品を使っても良いのでしょうか?

実は、非純正品はAppleが定めている基準に達していない=リスクが有る と言えます。


では非純正品のリスクについてお話したいと思います。







非純正品のリスク




iOSのアップデートで使えなくなってしまう
・ケーブルが損傷しやすい
・電圧が安定しないため、電池パックの故障の原因となる
・端末が損傷する場合がある
これらがリスクとしてあげられます。
 

•iOSのアップデートでケーブルが使えなくなってしまう
純正品ケーブルは、純正ケーブルに搭載されている制御チップを搭載していないため今は使えたとしても、iOSのアップロード後に使用できなくなってしまう可能性があります。
iOSを最新版にアップデートしたところ、ケーブル接続時にエラー表示が出てしまい、今まで使用していたケーブルが突然使えなくなってしまった、というケースがあります。


ちなみにOS  iOS とは
OSとはコンピューターを動かすための基本ソフトウェアのこと。
Operating System(オペレーティング システム)の略。コンピューター全体を管理、制御し、人が使えるようにする役割がある。
iOSとはiPhoneなど、Apple社の製品に搭載されているOSのこと。




ケーブルが損傷しやすい

ケーブルの内部の断線や接着部分、被膜部分の破損だけでなく、非純正のケーブルは充電口に指すLightning端子部分がプラスチック製の物が多く、経年劣化や衝撃などで壊れやすくなっています。
Lightning端子をiPhoneに挿したまま破損すると、充電口内部に破片が残ってしまいiPhone自体も使えなくなってしまう危険性があります。
 
電圧が安定しないため、電池パックの故障の原因となる
非純正ケーブルがすべてそうとは限りませんが、安価な非純正ケーブルの場合、純正ケーブルやMFI認証されているケーブルに比べて、適切な電圧・電流が流れていない可能性があります。
最悪の場合、発火やショートにより怪我をしてしまう恐れもあります。
 
・端末が損傷する場合がある
iPhone、iPad、iPod touchの充電口は実はプラスチック製です。
純正ケーブルと比べて非純正ケーブルの充電端子部分はサイズが大きくなっているものが多くプラスチック製の充電口を大きく広げてしまい、純正の充電ケーブルが使用できなくなってしまいます。
一度大きくなると戻らず、非純正ケーブルによっても微妙にサイズが違うため合う充電ケーブルを探さなくてはいけなくなります。
充電口付近を傾けておかないと端末の充電が出来ない…といった症状はこれが1つの原因となっています。
また、不安定な電圧や制御チップが非搭載だったりするとiPhoneに適さない異常な電圧が流れてしまい、本体の基板やバッテリー、画面パーツを破損させてしまうケースも増えています。
 
 
 
 
 
MFi認証の見分け方



MFI認定品・非純正品の見分け方としてわかりやすいのはMFi認証マークです。

ケーブルやACアダプタなどのApple製品用でMFi認証されているものは、製品のパッケージにMFi認証マークがついています。

Lightningケーブルなどの商品を購入する際は、この“Made For iPhone(iPad/iPod)”の表示がパッケージについているかどうかでMFi認証済みか非認証なのか判断することができます。

MFiロゴがついていない場合は、非認証品と考えていいでしょう。




まとめ


色々なところで販売されていますし、端末を使用するために絶対に必要になるiPhoneの充電ケーブル。
「充電ができればいいし、こわれケーブルなんてどれも同じでしょ?」と安価な製品を選びたくなる気持ちもありますが、iPhoneに取っての充電ケーブルは人間で例えると毎日のご飯を食べる食器のようなものです。
人間も食器が汚かったり、破損しやすかったり、体を不調にさせる素材で出来ていたら怪我や体調不良になってしまうように、iPhoneも適切な充電ケーブル(食器)でないと破損や不調が起こってしまいます。
特にMFi認証を通っていない非認証のケーブルは安価=トラブルが起こすケースが多いため、安心・安全に使用するにもApple純正品かMFi認証済みのApple公式認定品をおすすめします。
 
 
 
 
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