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iPhoneで綺麗に物撮りをするには、どうしたらいい?簡単2ステップで誰でも簡単に上達します。
- 秋葉原店 2023年5月7日 2025年11月13日 秋葉原店店長 須山よしのり
特殊な道具が無くてもキレイに小物の撮影を。

誰でも簡単にiPhoneで写真撮影ができる時代。
だからこそSNSやオークション、様々な媒体で必要になる撮影の技術。
景色や風景、日常の一幕はその時々の条件で技術よりも奇跡を待つ事がほとんどですが…
アクセサリーなどの小物や物撮り、テーブルの上で撮影をするような小さな被写体については撮影技術が物を言います。
「どんなに頑張ってもイマイチだな…」
「やっぱりキレイな方が見てもらえるな…」
そんな時は身近な物を使い簡単な3ステップで誰でも綺麗な写真を撮れるようになります。
ステップ1.「どうしたらいい?」は撮影環境を作ることで解決

とはいえiPhoneのカメラは優秀なので、撮影時の設定で細かな調整が必要になる、ということはありません。
ただし撮影環境を作ることは非常に重要です。

皆さんはこんな写真を撮っていませんか?
撮りたい物が鏡面仕上げであったり、それこそiPhoneのようなガラスを多様した物を撮る時は
「蛍光灯が映り込む」
「顔など他の情報が映り込む」
「影が映り込む」
こんな事に悩まされます。
角度を変えてみたり、様々な努力も虚しく「これ”で”いいか」となる場合も少なくないでしょう。
そこでオススメなのが撮影ボックスです。

要は白い箱を光で満たして、被写体を綺麗に写すための道具です。
しかし一般的な家庭に専用機材を仕入れても、使わない時は邪魔なだけ。
決して安くはありませんし、市販されている撮影ボックスは元々カメラ用なのでiPhoneで使うには工夫が必要です。
また撮影ボックスには専用の光源(フラッシュや定常光ライト)が必要になる場合もあり、手軽とはいえません。
なので、iPhoneくらいのサイズ感までの物であれば簡易撮影環境を自作しましょう。
2.A4コピー紙とダンボール
簡易撮影ボックスの作り方
まず1.か2.の材料を2枚用意します。
もしA4サイズ程度の厚紙がない場合は、ダンボールにA4コピー紙を貼り付けて作成しましょう。
本来は箱型にするものですが、今回はあくまで小物の撮影なので2枚あれば十分です。
この用意した1.材料を一辺のみをテープで固定し、本開き出来る状態にします。
後は車のボンネットのように、爪楊枝や棒状の物を立てかけて固定すれば…

これだけで簡易撮影ボックスの完成です。
撮影対象や環境に合わせて、上の傾斜を変えながら調整も可能です。
ステップ2.作った環境に合わせて最適なライトを見つける

簡易撮影ボックスに真っ白な用紙、厚紙が必要だったかはここでわかります。
被写体である物に満遍なく光を当てるには、適度に光を反射・拡散する白い紙が最適です。
そのため、ライトが一番重要だったりもするのですが…
一般的な家庭にあるものの中で最適なのは
1.デスクライト
2.懐中電灯
3.iPhoneのライト
このあたりでしょうか。
試しにそれぞれのライトを使って、撮影をしてみましょう。
作例では全てiPhoneXを使用しています。
撮影は簡易撮影ボックスの傾斜面にライトを当てて行います。
(デスクライトは寝かせて使用します)
作例1.デスクライトを使用した撮影

全体に満遍なく光が当たり、ガラス面の黒い部分にも映り込みが無くフラットに撮影出来ています。
デスクライトは広範囲を照らす物なので、ここでもその特性が活かされていますね。
作例2.懐中電灯を使用した撮影

ガラス面に反射したスポットライトの明かりが各部のディティールを浮かび上がらせています。
一般的な懐中電灯は遠くの一点を集中的に照らす特性があり、使用する物にもよりますが…
印象に残したい部分に集中をさせたいときに、その特性が活かされます。
作例3.iPhoneのライトを使用した撮影

iPhoneのライトは手元や足元を広範囲に照らす小さなライトです。
そのため光量が不足している印象がありますね…
今回の撮影対象のように平べったい物を撮る時は足りないかもしれません。
指輪やアクセサリーなどであれば、十分でしょう。
まとめ.2ステップで綺麗な物撮りを誰でも簡単に

今回、作った撮影ボックスは小型なので大きな物は撮りにくいですが…
原理は同じなので、簡易撮影ボックスを大きくしたり
ライトをより明るい物に変えればもっと大きな物も撮影可能になります。
また少し遊びたい、他とは違う表現をしたいときは
・ライトの色を変える(カラーセロファンや透明な下敷きを使用する)
・ガラスビーズやビー玉を散りばめて光を拡散させる
など、撮影環境を整えることで表現の方法にもバリエーションが生まれます。
たったの2ステップで飛躍的に写りが良くなる物撮り
そこから自分なりのステップを重ねてiPhoneで簡単かつ楽しい物撮りをしてみましょう。


