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iPhone 7 Plus ライトニングコネクタ修理
- 渋谷店 2020-07-16 2020-07-16 スマホ修理ジャパン代表 中嶋拓也
こんにちは!スマホ修理ジャパン渋谷店スタッフTです!
今回は、iPhone 7 Plus のライトニングコネクタ修理のご紹介をします!
スマホを使っていて、”充電が出来ない状態”は多くの人が経験しているかと思います。移動中でコンセントが使えない、旅行中で充電器が手元にない、充電ケーブルが断線してしまった、、、など端末以外の問題による場合だけでもいくつか考えられます。そういった場合については、端末以外の部分で対処していただくほかありません。
もしそういった問題が特になく端末の問題と思われる場合は、修理屋へ相談してみましょう!
”充電器を繋げても蓄電ができない状態”は、充電口のほかバッテリーや基板の問題なども原因として考えられますので、充電ができなくなったこれまでの経緯や現時点での状態確認がとても重要になります。
「とうとう充電ができなくなってしまった!」
まず、お持ち込みいただいたiPhone 7 Plus の状態を確認しましょう。
ご依頼の端末の充電口にケーブルを差してみても、何も反応がありません。差込口付近を指で押さえて少し向きをずらしてみても、やはり反応がありませんでした。
お客様に今までの経緯を確認すると、数週間前から充電口の接触が悪くなり、さきほどのように指で押さえたり端末の向きを動かしたりして、面倒だけど何とか充電できていたとのことでした。それが、今日「とうとう充電できなくなってしまった!」そうで、さすがにお困りになりご来店いただきました。
接触不良で徐々に充電ができなくなったということは、ライトニングコネクタの故障の可能性が高いと言えます。
ライトニングコネクタを交換して快適に充電出来るように、早速修理を始めましょう。
iPhone 7 Plusのライトニングコネクタ修理は、まず基板を取り外します!
まずはいつもどおり本体から画面を取り外して、端末を開きます。iPhone 7 PlusのケーブルはiPhone 7 と同様に画面右側にあるので、右側を繋げたまま本を開くような形になります。その状態で画面を支えたまま、バッテリーのコネクタをはずしたあと画面と本体を繋げているコネクタを全て外します。
これで画面と本体を離すことが出来たので、ここからは本体側の作業になります。
iPhone 7 Plusのライトニングコネクタは、ケーブルの一部が基板の下を通っています。そのためライトニングコネクタの交換修理を行う際は、必ず基板を外す必要があります!
基板を外すには、まず接続しているコネクタを全て外し、SIMトレーを抜いておきます。
基板は多くのネジで固定されているので、組み立てるときにそれぞれ戻す位置を間違えないよう外したネジを管理することが重要になります。
固定しているネジを全て外せば、本体フレームにひっかかりなどもないのでそのまま基板を持ち上げることが出来ます。ただ、接続は外してあっても基板の少し上にいくつかのケーブルがあるので、コネクタ部分に注意しながら基板を移動します。
基板を取り外すと、上の画像の赤丸部分のケーブルが見えてきます。この部分はライトニングコネクタのケーブルの一部ですが、基板の下を通っているので隠れていて端末を開いた時点では見えません。
これでようやくライトニングコネクタのパーツ交換を始めることが出来ます!
まずパーツのケーブル上に配置されているバイブレータやスピーカーを外します。
ライトニングコネクタも、多くのネジで固定されているので外した位置を把握しながら作業を進める必要があります。今の時点ですでに基板部分から外したネジがたくさん並んでいるため、混ざらないよう管理しましょう。
パーツを持ち上げるため、本体フレームからケーブルを剥がしていきます。ライトニングコネクタには、マイクなどの細かいパーツも含まれていてこの部分もフレームの定位置に固定されているので、剥がし忘れがないよう慎重に確認します。接着が全てしっかり剥がせれば、ライトニングコネクタを取り出すことが出来ます。
あとは、新しいライトニングコネクタを用意し、元通りに端末を組み立てていきます。新しいパーツを取り付けるときは、まず充電口部分と本体フレームの穴を合わせます。この部分がしっかり合っていないまま次の作業へ進んでしまうと、端末組み立て後に充電ケーブルが挿し込めない事態になることがあります!その場合は、パーツの微調整のために再度この状態までの作業を繰り返すことになってしまうので、充電口部分の調整はこの時点で丁寧に行いましょう。
また、背面側にケーブルを貼り付けるためのガイドがあるのでその部分を合わせて、さらにネジ穴とパーツの穴が重なる部分を合わせながらパーツを貼り付け固定します。外しておいたネジを元の位置に付け直し、ライトニングコネクタの新しいパーツの取り付けが出来ました。
そして外しておいたスピーカーやバイブレータ、基板を戻してそれぞれのコネクタを繋げ直し、画面を閉じ、交換作業は終了です。
充電だけではないライトニングコネクタパーツの機能を動作チェック!
修理後の端末を充電器に繋げてみると、反応して充電中のイナズママークが表示されました!
ライトニングコネクタのパーツ交換で、お客様のお困りは解消することが出来ました♪
ですが、ライトニングコネクタのパーツにはほかにも様々な機能が関わっていますので、その部分も正常に動作するかしっかり確認が必要です。このパーツに一体になっているマイクや、ケーブルの上に配置されていてライトニングコネクタと接続しているスピーカーやバイブレータなど、充電以外の機能をそれぞれ動作チェックします。
そしてどんな修理のときでも同様ですが、そのほか各機能の動作チェックを行い、端末全体の状態を確認して修理完了です。