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iPhone8 充電できない不具合は故障診断を丁寧に行うお店で修理を
- 秋葉原店 2019-12-23 2020-05-08 秋葉原店店長 須山よしのり

iPhone 8 充電部分の不具合の多くはライトニングコネクタ交換で改善します
スマホ修理ジャパン秋葉原店スタッフTです!
今回は、iPhone 8のライトニングコネクタの修理をご紹介します。
お客様のお話では、充電ケーブルの接触が悪くなって、押さえていないと充電ができなくなってしまった、とのことでした。一定方向に押さえておけば充電は出来ているようですが、充電の間ずっと持っているというのは大変ですよね。
手放しで快適に充電ができるよう、ライトニングコネクタの修理をさせていただきます!
修理前のiPhone 8の症状
修理を始める前に、お預かりした端末の状態を再度確認しておきましょう。
実はiPhone修理では故障診断がとても重要になるケースもあります。
パーツ交換を行わなくても解消する不具合もあったり、パーツ交換をしても直る見込みのない症状もあったりするのです。
故障診断で、より安価で効果的に故障へのアプローチが取れるかどうかが決まります。
修理店を選ぶ際には、しっかりとした故障診断を行ってくれるお店かどうか、という点を視野に入れておくと、修理で泣きを見ることが減るかもしれません。
まずはいつも通り充電してみる
まずは、まっすぐ充電ケーブルを挿してみましたが、反応はありません。
お客様が困ってご来店されているので、当然といえば当然かもしれないですね(-_-;)
しかし、ケーブルの問題で充電が上手くいかないケースも稀にあるため、ここはしっかりと故障診断をおこなう必要があります。

次は充電コネクタにテンションをかけてみる
次に充電コネクタ部分を背面方向に押さえて、反応を確認します。
充電にコツがいるとの症状でしたので、再現性があるかどうか、動作をチェックするわけですね。
ここで、お客様のおっしゃる症状と同じような状が出れば故障診断は完了。

写真のような角度で押さえておくと、接続の反応があり、充電中のイナズママークがしっかり確認できます!
これは充電部分の端子が劣化している証拠ですね。
やはり、長年の充電の繰り返しやイヤホンの抜き差しによる端子の摩耗は避けられません。

充電反応があることがわかります。
ライトニングケーブルの向きによって反応が確認できるということは、コネクタ部分の故障と考えられるので、ライトニングコネクタ交換で解決できると考え、診断は終了。
早速、修理に取り掛かりましょう!
iPhone 8 ライトニングコネクタ修理
まずは、パネルを取り外し、本体とフロントパネルを分離。
その後、ライトニングコネクタの交換に入るのですが、これがなかなか大変!
iPhone 8のライトニングコネクタ修理がなぜ大変なのか、説明していきたいと思います。
基盤を取り外す必要がある

iPhone8のライトニングコネクタは、一部ケーブルが基盤の下を通っている箇所があります。
そのため、まずは、基盤(ロジックボード)をはずす必要が…
同じライトニングコネクタの修理でも、iPhone 7やiPhone 8の場合はこの基板を外す作業があるため、それ以前の機種よりも長く修理時間をいただいています。お客様にはその分お待ち頂く事になりますが、iPhoneの心臓部分ともいえる基盤を扱う際は特に慎重に作業を行いますので、ご了承いただけると幸いです。
新しいライトニングコネクタパーツを取り付け

スピーカーなどを取り外してから、ライトニングコネクタを丁寧に交換します。
ネジ穴をしっかり合わせていけば比較的スムーズに取り付けられるので、あとは取り外したものを全て元通りにしていきます。
特に基盤をはずすとたくさんのネジを扱うので、1本1本正確に慎重に元の位置に戻します。
戻すネジの数はざっと30本程。
なかなか数が多くなります。
ネジの管理法や、パーツの取り扱いには割とノウハウが必要ですので、自己修理をお考えの方も、ライトニングの修理は当店のようなiPhone修理店にお任せいただくのが、安心ではないでしょうか。
パーツの取り付け後は動作確認
画面まで全ての取り付けが終わりました。
では充電ケーブルの接続確認をしましょう。
作業も結構大変なので、なかなか緊張する一瞬です…

まっすぐ充電ケーブルを挿し込みます。
修理前は、何も反応がありませんでしたが、、、

ライトニングコネクタ交換で、しっかり反応し充電中になりました!
これで、快適に充電ができるようになりますね!
ひとまず筆者もお客様も一安心♪
無事に充電部の不具合を解消できて何よりでした。
iPhoneが充電できない不具合でお困りの際は、スマホ修理ジャパン秋葉原店へ是非ご相談下さい!
