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【保存版】iPhoneの水没マークの意味と修理・交換の基準とは?

渋谷店 2025-03-14 2025-03-14 スマホ修理ジャパン代表 中嶋拓也
【保存版】iPhoneの水没マークの意味と修理・交換の基準とは?
「iPhoneが水に濡れたかも…!」そんな時、まず確認すべきなのが 水没マーク(LCI) です。iPhoneは防水性能を備えているモデルもありますが、完全防水ではなく 水没マークが赤くなると保証対象外 になることも。本記事では、水没マークの確認方法・修理の基準・正しい応急処置や防水対策 まで詳しく解説します。万が一のトラブルに備え、適切な対応を知っておきましょう!

iPhoneの水没マークとは?どこにあるのかを解説



iPhoneの「水没マーク」は、正式には 液体侵入インジケーター(LCI: Liquid Contact Indicator) と呼ばれるもので、水に濡れたことを示す重要なサインです。
このインジケーターは、iPhoneの内部に水が侵入した際に反応し、色が 赤色 に変化します。
これはAppleの公式な判定基準として使われており、水没マークが赤くなっていると、Appleの保証対象外になることが多いのが現状です。
では、この 水没マークはどこにあるのでしょうか?
モデルごとに位置が異なりますが、主に以下の場所で確認できます。

  • iPhone 12以降のモデル → SIMカードスロット挿入口

  • iPhone 11・iPhone X・iPhone 8以前のモデル → SIMカードスロット内

  • iPhone 7以前のモデル → 画面パネルの裏側、内蔵パーツ


確認するには、まず SIMカードトレイを取り出し、内部を光に当てながら覗いてみてください。赤くなっていたら、水濡れの影響を受けている証拠です。
ただし、水没マークが赤くなっていても、 軽度の水濡れなら正常に動作することもあります
逆に、マークが赤くなっていなくても、基板や内部パーツにダメージがある場合もあるため、慎重に対応することが大切です。


水没マークが赤くなるとどうなる?水濡れの判断基準


水没マーク(LCI)が赤くなるということは、 iPhone内部に一定量の水分が侵入した という証拠になります。
このマークが変色した場合、Appleや修理業者の多くは「水濡れ判定」として扱い、 保証対象外 になる可能性が高いです。

水濡れの判断基準


Appleでは、以下のような状況を「水濡れ」として扱います。

  • 水没マーク(LCI)が赤色に変化している

  • スピーカーやマイク部分に水滴が確認できる

  • ディスプレイの内部に水滴や曇りが発生している

  • タッチ操作やFace IDが正常に動作しない


ただし、 水没マークが赤くなっている=必ずしも修理が必要 というわけではありません。軽度の水濡れであれば、乾燥させることで復旧する可能性もあります。
ただし、時間が経つにつれて 腐食やショートのリスクが高まるため、早めの対処が重要 です。

 

iPhoneが水没したらまず何をすべき?正しい応急処置


iPhoneが水没した場合、すぐに適切な対応を取ることで、復旧の可能性が大きく変わります。
誤った対処をすると、さらに悪化することもあるため注意が必要です。

水没後の正しい応急処置



  1. すぐに電源を切る → 内部でショートするのを防ぐため、電源をオフにします。

  2. SIMカードを抜き取る → SIMトレイを開けて、内部の水分を逃がします。

  3. 水をしっかり拭き取る → 乾いた布やペーパータオルで、水分を取り除きます。

  4. 乾燥させる → 通気性の良い場所に置き、自然乾燥させる。シリカゲルを使うと効果的。


注意点:


  • ドライヤーや電子レンジで乾燥させない(熱によるダメージのリスク)

  • 充電しない(ショートの可能性あり)

  • 振らない(内部に水が広がる)




やってはいけない!iPhone水没時のNG行動


iPhoneが水没した際、 間違った行動をすると復旧が難しくなることがあります
以下の行動は避けましょう。

NG行動リスト



  1. 電源を入れる / 充電する → ショートして完全故障の原因になる

  2. 振る → 内部の水分が広がり、基板が腐食するリスクが高まる

  3. ドライヤーで乾かす → 高温により基盤やバッテリーが故障する恐れあり

  4. 冷蔵庫や電子レンジで乾かす → 温度変化によりさらなるダメージ


適切な処置をしないと、修理費用が高額になることも。 できるだけ正しい方法で対応しましょう。


水没マークが赤いと修理不可?Appleの保証と修理対応



Appleの公式サポートでは、 水没マークが赤くなっていると、基本的に保証対象外 となります。
しかし、 AppleCare+ に加入している場合は、特別料金で本体交換となる場合もあります。

Appleの修理・保証対応



  • 通常保証(1年) → 水没は保証対象外

  • AppleCare+ 加入 → 水没でも一定の料金で修理可能


修理費用の目安:

  • Apple公式修理 → 約 30,000~80,000円(モデルによる)

  • iPhone修理業者 → 約 5,000~30,000円(修理内容による)


iPhoneの水没マークは自分で消せる?噂の真相


「iPhoneの水没マークは消せる」という噂を聞いたことがあるかもしれませんが、実際には 水没マーク(LCI)は消すことができません
LCIは 特殊な化学物質を使用しており、一度赤くなると元には戻らない 仕様になっています。
そのため、「乾燥させれば白に戻る」「時間が経てば消える」といった情報は 誤り です。

なぜ水没マークは元に戻らないのか?


水没マークは 水や液体に反応して赤く変色する特殊なインジケーター であり、これはAppleの保証基準として設計されています。
メーカーや修理業者が水濡れを正しく判断するために、 一度反応すると消えない仕様 になっているのです。

水没マークを消す裏技はある?


ネット上では以下のような「水没マークを消す方法」が紹介されることがありますが、どれも 非推奨 です。

  • 消毒用アルコールで拭く → 変色が進む可能性あり

  • ドライヤーの熱風を当てる → 内部パーツが損傷する恐れあり

  • 爪楊枝で擦る → インジケーターが壊れるだけで意味なし


iPhone修理業者の中には、 水没マークを交換する業者 もありますが、これはメーカー公認の方法ではなく、Appleの公式修理を受ける際に 不正行為とみなされる可能性 があります。
結論として、 水没マークは消せない ので、 「消す」よりも、どう対応するかを考えることが重要 です。


水没マークが赤くなっても修理できる?修理方法と費用の目安



「水没マークが赤くなったらもう修理できないの?」と不安になる人も多いですが、 修理自体は可能です
ただし、修理方法や費用はケースによって異なります。

水没時の修理方法


1. Apple公式修理(高額だが安心)

  • AppleCare+ 加入時: 12,900円(全モデル共通)

  • 未加入時の本体交換費用: 約30,000~80,000円(モデルによる)

  • 水没した場合、本体交換になる可能性が高い


2. iPhone修理業者(安いがリスクあり)

  • 基盤修理: 約10,000~30,000円

  • バッテリー・画面交換: 約5,000~20,000円

  • 修理成功率は業者による


3. 自力での修理(難易度が高く推奨されない)

  • 分解して乾燥させる

  • DIYキットを購入して基盤を洗浄する

  • 失敗すると完全故障のリスクあり


どの方法を選ぶべき?



  • AppleCare+ に加入している場合 → Apple公式修理が最も安心

  • 保証が切れている場合 → iPhone修理業者を比較してコスパの良い選択をする

  • 自力修理は非推奨(専門知識がないと故障リスク大)


水没マークが赤くても 修理の選択肢はある ので、まずは 修理費用を比較して適切な方法を選びましょう


水没後に使える可能性は?データ復旧と復活のポイント


iPhoneが水没した場合、 完全に壊れていないなら復活できる可能性はあります
ただし、 水に浸かった時間やダメージの程度 によって復旧率は異なります。

水没後、復活できる可能性が高いケース



  • 短時間の水没(数秒~数分)

  • 水道水や雨など、汚れの少ない水での水没

  • すぐに電源を切り、適切に乾燥させた


水没後、復活が難しいケース



  • 長時間の水没(数時間~1日以上)

  • 海水やジュースなどの液体での水没(腐食が進みやすい)

  • 電源を入れてしまいショートした


データ復旧の方法


1. iCloudから復旧(バックアップがある場合)

  • iPhoneを新しい端末に復元可能

  • Apple IDが必要


2. パソコンのバックアップから復元

  • iTunesまたはFinder経由でリカバリー可能


3. 専門業者に依頼(データ復旧専門サービス)

  • 費用は 30,000円~100,000円

  • 基盤が損傷していてもデータ取り出しの可能性あり


もしデータが重要であれば、 データ復旧業者に相談するのが最も確実な方法 です。


iPhoneの水没を防ぐには?おすすめの防水対策とグッズ



iPhoneは 一部のモデル(iPhone 7以降)で防水性能(IP67/IP68) を備えていますが、 完全防水ではありません。
使い方次第では水没のリスクがあります。
このリスクを完全に取り除くことは出来ませんが、水場でどうしても使いたい場合は故障することを前提に以下の対策で可能性を下げることが可能です。

水没を防ぐための基本対策



  1. お風呂・プール・海では使用しない

  2. ポケットに入れたまま水辺に近づかない

  3. 雨の日は防水ケースを活用

  4. 濡れた手で触らない(特に充電時)


おすすめの防水グッズ



  • 防水ケース → 完全密閉型で水没リスクを大幅に低減

  • 防水ポーチ → 首掛け式で水辺でも安心

  • 耐水コーティングスプレー → 簡易防水対策として有効


「防水だから大丈夫」は危険!


iPhoneの防水性能(IP68)は 生活防水レベル であり、 水に長時間浸けると故障のリスクがある ため過信は禁物です。
特に 海水や温泉の成分は内部を腐食させる ため要注意。
事前に適切な対策をして、 水没による故障を未然に防ぎましょう!

iPhoneの水没マークと修理・交換のまとめ


本記事では、 iPhoneの水没マーク(LCI)の意味と修理・交換の基準 について解説しました。

  • 水没マーク(LCI)はSIMトレイ内にあり、水に触れると赤く変色

  • 赤くなるとAppleの通常保証対象外だが、AppleCare+なら修理可能

  • 水没後のNG行動を避け、正しい応急処置を行うことが重要

  • 復旧が難しい場合は、修理費用を比較して適切な方法を選ぶ


iPhoneの水没は突然のトラブルですが、適切な対応を取ることで 修理費用を抑えたり、データを守ることができます
第一にiPhoneを水場で使用するという、非常に愚かな行為をしないことが大前提ですが
万が一のために、対策をしておくことも大切です!

Q&A


iPhoneの水没マーク(LCI)はどこで確認できますか?


iPhoneの水没マーク(LCI: Liquid Contact Indicator)は、 SIMカードスロットの内部 にあります。モデルによって異なりますが、iPhone 12以降のモデルではSIMトレイの奥、iPhone 7以前のモデルではイヤホンジャックや充電ポート内 に配置されています。SIMカードトレイを取り出し、光を当てながら確認すると、通常は 白または銀色 ですが、水に濡れると 赤色 に変わります。LCIは一度赤くなると元に戻らないため、水濡れの判定に重要な役割を果たします。


iPhoneが水没したとき、すぐにやるべきことは何ですか?


iPhoneが水没した場合、 まず電源を切る ことが最も重要です。電源が入ったままだと内部でショートを起こし、復旧の可能性が低くなります。その後、SIMカードを抜き、乾いた布で表面の水分を拭き取る ようにしましょう。乾燥させる際は、シリカゲルなどの乾燥剤と一緒にジップロックに入れる方法が効果的 です。ただし、ドライヤーや電子レンジでの乾燥は内部を損傷させる可能性があるため避けましょう。水没後の対応が適切であれば、iPhoneが復活する可能性もあります。


 iPhoneの水没マークが赤くなったら修理は可能ですか?


水没マーク(LCI)が赤くなっていても、修理は可能です。Appleの公式修理では、水没マークが赤くなった端末は 保証対象外 となることが多いため、AppleCare+に加入していない場合は高額な修理費(30,000~80,000円程度)がかかります。iPhone修理業者に依頼すれば、基盤洗浄やパーツ交換などで5,000円~30,000円程度で修理できる可能性 があります。ただし、水没の程度によっては修理が困難な場合もあるため、早めの対応が重要です。


iPhoneの水没マークは自分で消せますか?


いいえ、iPhoneの水没マーク(LCI)は消すことができません。 LCIは水や液体に反応して赤く変色する特殊なインジケーターで、一度赤くなると元に戻らない仕様になっています。そのため、「乾燥させれば消える」「アルコールで拭けば戻る」といった情報は誤りです。ネット上では、LCIを削ったり交換する方法が紹介されることがありますが、Apple公式の修理では不正とみなされる可能性があるため、おすすめできません。水没マークを消すことよりも、早めに修理や買い替えを検討するほうが現実的です。


iPhoneの水没を防ぐためにできることは?


iPhoneを水没から守るには、 日常的に防水対策をすることが大切 です。特に、お風呂やプール、雨の日などの環境では、防水ケースやポーチを使う ことでリスクを大幅に減らせます。また、iPhoneは IP68規格(防水・防塵)を備えているモデルもありますが、完全防水ではないため油断は禁物 です。水に濡れた手で触るのを避け、充電ポートやスピーカー部分に水が入らないよう注意することも重要 です。万が一水に濡れた場合でも、適切な対応をすれば復旧できる可能性があります。

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