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リンゴループは基板が原因?iPhone基板故障の対策ガイド

渋谷店 2025-01-25 2025-01-25 スマホ修理ジャパン代表 中嶋拓也
リンゴループは基板が原因?iPhone基板故障の対策ガイド

リンゴループとは?iPhoneが起動しない状態を理解しよう


リンゴループとは、iPhoneの画面にAppleのロゴ(リンゴマーク)が表示されたまま、何度も再起動を繰り返して正常に起動しない状態を指します。
この症状はiOSデバイス特有のもので、主にソフトウェアの不具合やハードウェアのトラブルが原因となります。
具体的には、iOSのアップデート中や復元作業中に問題が発生した場合、リンゴループに陥ることが多いです。
また不正なシステム変更を試みた際にシステムファイルが破損し、リンゴループが起きるケースもあります。
さらに、iPhone内部のストレージ容量が限界に達している場合や、不具合のあるアプリがインストールされている場合も引き金となります。
このようにリンゴループは一見ソフトウェアの問題に見えますが、基板(ロジックボード)の損傷が原因である可能性も考えられます。
基板故障の場合、通常のリカバリーモードやDFUモード(デバイスファームウェアアップデートモード)で復元(初期化)を試みても改善しないことが多いです。
リンゴループの状態が長く続くと、データの損失や更なる不具合のリスクが高まります。
まずは原因を正しく見極め、ソフトウェアで解決できるか、またはハードウェアの修理が必要かを判断することが重要です。



リンゴループが発生する主な原因とは?ソフトウェアとハードウェアの違い


リンゴループが発生する原因は、大きく分けてソフトウェアとハードウェアの問題に分類できます。
ソフトウェアが原因の場合

  • iOSのアップデート失敗:アップデート中に接続が切れたり、電源が落ちたりすることでリンゴループが発生します。

  • 復元エラー:iTunesやFinderでiPhoneを復元しようとした際にファイルの破損が生じると、リンゴループに陥ることがあります。

  • ストレージ不足:ストレージがいっぱいになると、iOSが正常に動作できずリンゴループが発生する場合があります。


ハードウェアが原因の場合

  • 基板の損傷:水没や衝撃などによってiPhoneの基板が損傷し、起動に必要な信号が途絶えてリンゴループが起こるケースです。

  • バッテリーの劣化:バッテリーの状態が悪化していると、起動時に必要な電力を供給できずリンゴループになることがあります。

  • 部品交換後の接触不良:画面やバッテリーを交換した後に、基板と接続する部品が正しく取り付けられていない場合もリンゴループが発生します。


リンゴループがソフトウェアの問題かハードウェアの問題かを見極めるためには、リカバリーモードやDFUモードでの復元を試すことが効果的です。
これで改善しない場合は、ハードウェアの故障を疑う必要があります。
可能であれば修理店で状態を伝えて、点検をしてもらうのも効果的でしょう。


基板故障でリンゴループが起きる理由 – どの部分が影響するのか


iPhoneの基板(ロジックボード)は、デバイス全体を制御する中枢部分です。
プロセッサやストレージ、電源管理チップなどが基板に集約されており、これらの部品が協調して動作することでiPhoneは正常に起動します。
基板故障がリンゴループを引き起こすのは、主に以下のような場合です。

  1. CPUの不具合:CPUが正常に機能しないと、iPhoneが起動プロセスを完了できずにリンゴループが発生します。

  2. 電源管理チップの故障:起動時に必要な電力が供給されず、再起動が繰り返されます。

  3. NANDフラッシュメモリの損傷:iOSが保存されているストレージが損傷していると、起動に必要なファイルを読み込めずリンゴループになります。

  4. 接続不良や断線:基板上の配線が損傷し、重要な信号が正しく伝達されない場合にもリンゴループが起こります。


特に水没や強い衝撃を受けた後にリンゴループが発生した場合は、基板故障の可能性が高くなります。
修理は高度な技術を必要とするため、信頼できる修理業者に依頼するのが安心です。


 iOSのアップデート後にリンゴループ?基板故障が隠れている可能性あり


iOSのアップデート後にリンゴループが発生するケースは少なくありません。
多くはソフトウェアの問題と考えがちですが、実は基板に潜在的なダメージがあった場合にもアップデートが引き金となり、リンゴループが表面化します。
アップデート中はiPhoneに大きな負荷がかかり、プロセッサやストレージが活発に動作します。
もし基板が部分的に損傷していると、この負荷に耐えられず再起動が繰り返されるのです。
特に古いモデルのiPhoneでは、経年劣化による基板の損傷が進行していることが多く、アップデート後に問題が顕在化するケースが目立ちます。
この場合、ソフトウェアを修復しても根本的な解決には至らず、基板の修理が必要になります。

 iPhoneが水没した後にリンゴループ…基板が壊れているかもしれません


iPhoneの水没は、内部の電子部品に深刻なダメージを与える可能性があります。
特に、基板が水によって腐食したりショートしたりすると、リンゴループが発生しやすくなります。
水没後に一度は起動しても、しばらくしてリンゴループが起こるケースも少なくありません。
これは、水が基板の深部まで侵入し、時間の経過とともに腐食が進むためです。
水没による基板故障が疑われる場合、まず電源を切り、iPhoneを乾燥させることが重要です。
しかし、乾燥させただけでは基板内部の腐食は止まらず、再度起動してもリンゴループが続く可能性があります。
修理店では、基板洗浄や部品交換によってリンゴループを解消することが可能です。
特に水没直後に適切な処置を施せば、データの損失を防げる可能性も高まります。
水没後にリンゴループが発生した場合は、できるだけ早く専門業者に相談するのが賢明です。

 


基板故障が疑われる場合の応急処置 – 自分でできる対策法


リンゴループが基板故障によるものだと疑われる場合、自宅で試せる応急処置がいくつかあります。
ただしデータの消失が怖い場合は、ご自身で対処せず、専門知識のあるプロに任せるのが懸命です。
1. iTunes/Finderを使用してアップデート

  • まずアップデートを行うことで、単純なリンゴループが改善する可能性があります。もしアップデートを行っても上手くいかない場合はポップアップウィンドウに表示されるエラー番号を控えておいてください。


2. リカバリーモードまたはDFUモードでの復元

  • リカバリーモード:iPhoneをPCに接続し、iTunesやFinderで復元を試みます(データはすべて消えます)

  • DFUモード:さらに深いレベルで復元を行うモードです。PCがiPhoneを認識しない場合でも有効です。


これらの方法で解消しない場合は、基板の修理が必要となります。
無理に分解を進めると状況が悪化する可能性があるため、専門店に依頼することをおすすめします。


リンゴループを修理に出す前に試したいソフトウェア修復方法


リンゴループが発生した場合、ソフトウェア的な修復を試してみることが有効です。
これにより、基板が原因でない場合はリンゴループを解消できる可能性があります。
1. 強制再起動

  • iPhone 8以降:音量アップボタンを押して離し、音量ダウンボタンを押して離した後、サイドボタンを長押しします。

  • iPhone 7/7 Plus:音量ダウンボタンとスリープボタンを同時に長押しします。

  • iPhone 6s以前:ホームボタンとスリープボタンを同時に長押しします。


2. iTunesやFinderでの復元

  • 最新のiTunesやFinderを使い、「復元」を試みます。データが消えてしまいますので正常な状態の時のバックアップが存在することが前提となります。


これでも改善しない場合は、ハードウェアの故障が疑われます。



基板修理とデータ復旧 – リンゴループから大切なデータを守る方法


基板故障でリンゴループが発生すると、データの取り出しが難しくなることがあります。
故障箇所にもよりますが、データ格納ROMや中枢処理チップの損傷では、データ消失の可能性は非常に高いものとなります。
特にバックアップを行っていない場合はデータが消失する可能性が高くなります。
基板修理はデータを閲覧できる状態にする最終手段とも言えますが、もともとiPhoneは長期間のデータ保存には不向きな機械です。
日常的にバックアップを取り続けることが大切なデータをまもる根本的な対策といえるでしょう。


基板故障によるリンゴループ修理の費用と期間は? – 修理店の選び方


基板修理の費用は、故障の度合いによって異なりますが、相場としては20,000円〜40,000円程度です。
修理期間は通常1〜3日程度ですが、部品の取り寄せが必要な場合は1週間ほどかかることもあります。
修理店を選ぶ際は、口コミや修理実績を確認し、データを保持したまま修理が可能かどうかを確認することが重要です。
信頼できる業者に依頼することで、データの損失を最小限に抑えることができます

Q&A


リンゴループはなぜ起こるのですか?


リンゴループは、iPhoneが起動プロセスの途中で止まり、Appleロゴが繰り返し表示される状態です。主な原因は、iOSのアップデート失敗や復元エラー、ストレージ不足などのソフトウェアの問題と、水没や基板の損傷、バッテリーの劣化などのハードウェアのトラブルが考えられます。特に、基板の故障はソフトウェアで解消できず、修理が必要になるケースが多いです。


水没後にリンゴループになった場合、自分で直せますか?


水没後のリンゴループは基板が損傷している可能性が高いため、自力での修理は難しいことが多いです。乾燥させることで一時的に改善することもありますが、内部の腐食が進行し、再びリンゴループに陥る可能性があります。速やかに電源を切り、専門の修理店で基板洗浄や部品交換を依頼することをおすすめします。


リンゴループが発生した場合、データは消えてしまいますか?


リンゴループが発生しても、データがすぐに消えるわけではありません。ただし、復元を行う際に「初期化」を選ぶとデータが消えてしまうことがあります。データを保持したまま修理を行うには、専門の修理業者に依頼するのが確実です。また、普段からiCloudやPCにバックアップを取っておくことで、万が一の場合でもデータを守ることができます。


基板修理にかかる費用と期間はどのくらいですか?


基板修理の費用は修理内容や故障の度合いによりますが、相場は20,000円〜40,000円程度です。修理期間は通常1〜3日ほどですが、部品の取り寄せが必要な場合は1週間程度かかることもあります。データを保持したまま修理できるかどうかも業者によって異なるため、修理店を選ぶ際には口コミや実績を確認することが重要です。


リカバリーモードやDFUモードでもリンゴループが直らない場合はどうすればいいですか?


リカバリーモードやDFUモードで復元してもリンゴループが改善しない場合は、基板が故障している可能性が高いです。この場合は、ソフトウェアではなくハードウェアの修理が必要となります。無理に復元を繰り返すとデータが消えるリスクがあるため、専門の修理業者に依頼し、基板修理や部品交換を行うのが最善の対応です。

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