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【保存版】iPhone液晶が動かないときのチェックポイント7選

池袋店 2025-04-23 2025-04-23 池袋店修理担当 大町
【保存版】iPhone液晶が動かないときのチェックポイント7選

iPhoneの液晶が突然反応しなくなった――そんなときに焦らず試してほしい対処法を7つのチェックポイントにまとめました。再起動やOSの確認、物理的な故障の見分け方まで、初心者でもすぐに実践できる内容を解説しています。


まずは再起動!iPhoneの反応が戻るか確認しよう



iPhoneの液晶が反応しないときに、まず最初に試してほしいのが「再起動」です。
再起動は、軽度のソフトウェアトラブルや一時的なフリーズを解消するために非常に有効な手段です。
実際、システム内部で何らかのプロセスが停止していたり、処理の停滞によってタッチ操作が受け付けられなくなっているケースも少なくありません。
通常の再起動は、iPhone X以降の機種であれば「音量ボタンのどちらか+サイドボタンを長押し」→「スライドで電源オフ」で可能です。
ただし、タッチパネルがまったく反応しない場合には、画面操作ができないため、この方法は使えません。
そんなときに試したいのが「強制再起動」です。
iPhone 8以降のモデルでは、「音量アップ → 音量ダウン → サイドボタンをリンゴマークが出るまで長押し」という順番で操作すれば、強制的に再起動することができます。
強制再起動を行っても改善が見られない場合は、ハードウェアに問題がある可能性や、OSそのものの不具合が疑われます。
その場合は、次の対処法に進むことが重要です。
とはいえ、まずはこのシンプルな方法で改善することも多いので、iPhoneの液晶が動かなくなったら、必ず最初に試しておきましょう。




画面割れや衝撃の有無をチェックしよう



iPhoneの液晶が反応しない原因の一つに、「画面の破損」や「強い衝撃」があります。
落としたり、圧力がかかるような場面があった覚えがあるなら、まずは液晶にヒビが入っていないか、タッチ操作を妨げるような物理的な損傷がないかをチェックしましょう。
一見すると小さなヒビでも、内部のタッチセンサーが故障している場合、特定の箇所だけ反応しない、もしくはまったく操作できなくなることがあります。
とくに画面の端の方でタッチが効かなくなるケースはよく見られます。さらに、内部で液晶パネルが浮いてしまったり、コネクタが緩んでしまった場合も、タッチ操作に異常が出る原因となります。
また、iPhoneは精密機器ですので、強い振動やちょっとした落下でも内部にダメージが残ることがあります。
表面上は問題がなくても、内部基板に問題が起きている可能性も否定できません。
これを見極めるには、画面全体をスワイプしてタッチの反応にムラがないかを確認するとよいでしょう。
もし画面割れや過去の衝撃の記憶がある場合、修理店での確認・修理を検討しましょう。
放置していると、症状がさらに悪化して完全に使えなくなることもあります。




iOSは最新?ソフトウェアアップデートの確認を


iOSのバージョンが古い場合、システムの不具合によって液晶が反応しなくなるケースもあります。
Appleは定期的にiOSのバグを修正・改善するアップデートを提供しており、特定のバージョンで発生していたタッチ不良や画面フリーズの問題が、新しいバージョンで改善されることも少なくありません。
特に、新しいiPhoneを旧バージョンのiOSで使っていると、ハードウェアとの相性により不具合が発生することがあります。
タッチパネルが部分的に反応しなかったり、操作中に突然フリーズしたりする症状は、ソフトウェアの不整合が原因の場合があります。
液晶の操作が完全にできない場合は、iTunes(Finder)を使ってMacやPCから接続し、アップデートを確認・適用することも可能です。
リカバリーモードにすることで、画面が動かない状態でもOSの更新作業を進められます。
なお、アップデートの前には、必ずバックアップを取ることが重要です。
OSのインストール中にデータが消えてしまう可能性もあるため、iCloudやiTunesを使って事前にデータ保護を行いましょう。




アプリの影響も?セーフモードや再インストールで検証



特定のアプリが原因でタッチ操作に支障が出ることもあります。
特に、起動直後からタッチが効かなくなる、特定の画面でのみフリーズするといった症状がある場合、そのアプリにバグや不具合がある可能性が高いです。
このような場合は、まず問題の起きているアプリを一度削除してみましょう。
その後、App Storeから再インストールして再確認します。
また、iPhoneを「セーフモード」にすることができれば、サードパーティ製アプリの影響を受けない状態で起動し、システム自体が正常に動作しているかを確認できます。
iPhoneには明確な「セーフモード」は存在しませんが、初期化せずに近い状態にする方法として、「リカバリーモードで起動し、アップデートのみを適用する」などの手段が有効です。
これにより、アプリに起因する不具合が一時的に解消されることがあります。
問題のアプリが判明した場合、最新版に更新されているか確認し、必要であれば開発元に報告しましょう。
iOSとの相性が悪いアプリは、アップデート後に動作不良を起こすこともあるため、ユーザー側でできる対処も重要です。




水濡れ・湿気による故障の可能性を確認する



iPhoneは耐水性能を備えたモデルもありますが、完全な水没や湿気には弱いことは変わりません。
特にLightningポートやスピーカー部分から水分が侵入した場合や画面と金属フレームの隙間から水が入り込んだ場合、内部のタッチセンサーや基板に影響を与える可能性があります。
液晶が反応しない場合、水濡れや湿気によるダメージを疑うべきです。
水濡れのサインとしては、画面に白い斑点が現れる、タッチ操作が部分的に効かない、電源が入らないなどの症状があります。
また、iPhone内部には「液体侵入インジケーター(LCI)」というシールがあり、水に触れると赤く変色します。
SIMカードスロットを取り出して中をのぞくと確認できます。
もし水濡れが原因と考えられる場合、まずはすぐに電源を切り、絶対に充電などは行わないようにしましょう。
その後、乾燥剤と一緒にジップロックに入れて数日間置くことで、ある程度乾燥させることができますが、完全な回復を保証するものではありません。
水没や湿気の影響は時間が経つほど深刻化するため、早めに修理店やAppleのサポートに相談することをおすすめします。




保護フィルムやケースが干渉していないか見直そう


意外と見落とされがちなのが、保護フィルムやケースによる干渉です。
特に安価なフィルムや、厚みのあるガラスフィルムを使用している場合、タッチ感度が鈍くなったり、端の方が反応しにくくなったりすることがあります。
また、保護フィルムがずれて貼られていたり、空気が入りすぎている場合も、液晶の感度に影響を与えることがあります。
一度フィルムを剥がして操作してみることで、フィルムが原因かどうかを確認することができます。
同様に、iPhoneケースが液晶に圧迫をかけている場合も注意が必要です。
ケースの縁が画面に干渉していたり、落下の衝撃で変形して内部に圧力をかけているケースもあります。
液晶画面に触れていないようでも、わずかな接触がセンサーの反応を鈍くしていることがあるのです。
フィルムやケースを取り外し、裸の状態で操作してみることで、ハードウェア本体の不具合なのか、周辺アクセサリによるものなのかを見極めましょう。




バッテリー膨張や内部劣化による影響をチェック



iPhone内部のバッテリーが膨張してしまうと、液晶パネルを内側から押し上げ、タッチ操作に支障をきたすことがあります。
画面が浮いてきたように見える、隙間ができているといった状態が見られる場合、バッテリー膨張の可能性が高いです。
バッテリーの劣化は、経年使用や高温環境、充電しながらの長時間使用などによって進行します。
特に、2年以上使っている端末では劣化が顕著になることがあり、結果として画面操作や表示に異常が現れることがあります。
このような症状がある場合、自分でバッテリーの状態を確認するには「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」から、最大容量をチェックしましょう。
最大容量が80%を下回っていると、性能の劣化が顕著だと判断されます。
万が一、バッテリーが膨張している場合は、無理に使用を続けるのは非常に危険です。
発火や破裂のリスクもあるため、早急に修理店やAppleサポートに相談して、バッテリー交換を検討しましょう。




タッチ感度設定やアクセシビリティの調整を試す


iPhoneにはユーザーの使いやすさを高めるための「アクセシビリティ設定」が充実していますが、これらの設定が誤って変更されていると、タッチ感度に違和感を覚えることがあります。
特に「タッチ調整」機能が有効になっていると、反応の遅れや無視されるタップが発生する可能性があります。
設定アプリから「アクセシビリティ」→「タッチ」→「タッチ調整」を開き、すべての項目をオフにして動作確認を行ってみましょう。
また、3D TouchやHaptic Touchがオンになっている場合も、長押しの感覚が変わることがあるため、一時的に無効にすることで改善する場合もあります。
このようなソフトウェア設定の影響は、特定の操作やアプリ使用時にのみ現れることもあり、原因に気づきにくい点が特徴です。
設定の見直しでスムーズな操作感が戻るケースもあるので、液晶が反応しないと感じたら、一度アクセシビリティ設定を確認してみるとよいでしょう。




初期化やリカバリーモードでも改善しない場合は?


ここまでの対処法をすべて試しても改善が見られない場合、ソフトウェア的な復旧手段の最終手段として「初期化(工場出荷状態へのリセット)」や「リカバリーモード」があります。
ただし、これらの方法はiPhone内のデータを消去する可能性があるため、事前にバックアップを取ることが必須です。
リカバリーモードでは、MacまたはWindows PCに接続し、FinderやiTunesを使用してiOSを再インストールします。
操作不能な状態でもリカバリーモードなら復旧可能なケースがあります。
また、初期化を行うことで、システムの深刻な不具合や設定による影響を取り除くことができ、タッチ操作が復活する可能性もあります。
ただし、物理的な故障が原因の場合には、初期化では改善されません。
これらの対応を行っても改善しない場合は、内部の基板や液晶パネルに重大な損傷がある可能性が高いため、Apple正規サービスプロバイダや信頼できる修理業者への相談が必要です。




iPhone液晶が反応しないときの対処法まとめ


iPhoneの液晶が反応しないトラブルには、ソフトウェアの不具合からハードウェアの破損まで、さまざまな原因があります。
本記事では、再起動やOSアップデート、アプリの影響、水濡れやバッテリー膨張など、多角的なチェックポイントを紹介しました。
まずは強制再起動を試し、問題が解消しない場合には、画面の物理的な状態やアクセサリの干渉を疑いましょう。
それでも改善しない場合は、OSの更新や初期化を含む対処を行い、最終的には修理店での診断・修理を検討するのが適切です。
原因を一つ一つ切り分けていくことで、無駄な修理費を避けたり、大切なデータを守ったりすることができます。
iPhoneが操作不能になったときは、落ち着いて本記事を参考に対処してみてください。

Q&A


iPhoneの液晶が反応しないとき、強制再起動のやり方がわかりません。モデルによって違いはありますか?



はい、強制再起動の方法はiPhoneのモデルによって異なります。たとえば、iPhone 8以降のモデルでは、「音量アップ → 音量ダウン → サイドボタンをリンゴマークが出るまで長押し」という手順で強制再起動が可能です。iPhone 7では音量ダウンボタンとスリープボタンの同時長押し、iPhone 6以前ではホームボタンとスリープボタンの同時長押しとなります。ご自身の機種に合った方法を確認してください。




 保護フィルムでタッチが効かなくなることって本当にあるんですか?



はい、あります。特に厚みのあるガラスフィルムや、安価で精度の低い保護フィルムはタッチ感度に悪影響を及ぼすことがあります。また、フィルムが画面にきちんと密着していなかったり、ズレて貼られていたりすると、特定の場所だけ反応しなくなることもあります。一度フィルムを剥がしてから操作してみることで、フィルムが原因かどうかを判断できます。




画面が割れていないのにタッチが効かないのはなぜですか?



表面に目立つ損傷がなくても、内部で液晶やタッチセンサーに問題が発生している可能性があります。例えば、落下などで基板との接続が緩んでいたり、内部の配線にダメージがある場合は、見た目に問題がなくてもタッチ操作が反応しなくなります。こうしたケースでは、専門の修理店で診断を受けることが最も確実です。




リカバリーモードと初期化の違いがよくわかりません。どちらを選べばいいですか?



リカバリーモードは、iOSのシステムを再インストールして修復する方法で、基本的にはデータを残したまま操作可能です。一方、初期化はすべてのデータと設定を工場出荷状態にリセットするもので、完全にiPhoneを「まっさら」に戻す方法です。データを残したい場合はまずリカバリーモードを試し、改善しない場合に初期化を検討するとよいでしょう。




バッテリーの膨張が原因の場合、自分で確認する方法はありますか?



A. 簡単なセルフチェックとしては、画面の端が浮いていたり、本体に膨らみがあるかどうかを目視で確認する方法があります。また、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」から、最大容量が著しく低下しているかをチェックできます。ただし、内部の状態は見えないため、不安がある場合は無理に使い続けず、専門の修理業者やAppleサポートに相談するのが安全です。

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