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iPhoneのiOSがアップデートが出来ない?時間やWi-Fiが無い場合はどうする?
- 秋葉原店 2020-04-21 2023-04-04 秋葉原店店長 須山よしのり
記事の更新を行いました。
2023年4月4日 - 最新情報に合わせて記事全体の画像・文章の更新をしました。
iPhoneのiOSをアップデートする方法まとめ 通知を止める方法や終わらない、失敗の原因と対処法
iPhoneのiOSをアップデートする際、異常に時間がかかったり、なぜか失敗してしまう…なんてことはありませんか?
また、Wi-Fiが無い場合はどうする?、通知がうるさい!といったお悩みもあるかと思います。
今回はそんなお悩みを解決するべく、iOSアップデートについてご紹介していきたいと思います。
進化するiOS
iOSのアップデートはiPhoneを便利に使う上で非常に重要です。
iOS11では画面収録機能が追加された他、メモ帳やスクリーンショットの機能が一気に充実しました。
iOS12では写真アプリが使いやすくなり、スクリーンタイムが追加され、どんなアプリにどの程度時間を割いているのか把握できるようになりました。
iOS13では見た目のかっこいいダークモードの追加や、Face IDの機能向上などのアップデートがなされています。
iOS14ではホーム画面にウィジェットを配置することが可能になり、より視覚的に様々な情報を表示出来るように。
iOS15ではサブスクリプションサービスの「iCloud+」が利用可能になり、通話時の雑音を減らす「声を分離」などユーザビリティが向上。
iOS16ではロック画面のカスタマイズが出来たり、バッテリー残量表示が復活、満足度の高い機能を贅沢に盛り込みました。
もちろん機能的な進化だけではなく、各種バグの修正やセキュリティの脆弱性を修正したりと安全にiPhoneを使用する準備も行われます。
iPhoneのiOSは、このように日々進化を遂げています。
iOSの対応機種
iOSの進化と同時にiPhoneの対応機種も変わっていきます。
ハードウェアの宿命ですがOSの高機能化についていけなくなった機種は一定のバージョンでアップデートが出来なくなります。
iPhoneのモデル買い替えのタイミングの目安としても使えるのでチェックしておきましょう。
iOS9まで対応(2015年)
・iPhone 4s
・iPad 2
・iPad 3
・iPad mini
・iPod touch 5
iPhoneの歴史から考えると初期に当たるiPhone 4sはiOSバージョン9でアップデート対応を終了しました。
iOS10まで対応(2016年)
・iPhone 5
・iPhone 5c
爆発的に普及が始まる直前のiPhone5・5cはiOS11では非対応となります。まだまだ現役で使われている方もいらっしゃる機種かもしれません。
しかし、2017のiOS11では非対応になっているため、今iPhone 5・5cをお使いの方が機種変更で最新機種を使ったら、新しい世界を感じることが出来るかもしれませんね。
iOS12まで対応(2018年)
・iPhone 5s
・iPhone 6
・iPhone 6 Plus
・iPad全種類
・iPod touch 6
iOS15まで対応(2021年)
・iPhone 6s
・iPhone 6s Plus
・iPhone SE (第1世代)
・iPhone 7
・iPhone 7 Plus
iPhoneの普及率上昇に大きく寄与することとなったiPhone 5sとiPhone 6シリーズはiOS13へのアップデートが出来なくなりました。
続いてiPhone6sシリーズとiPhone7シリーズはiOS15で対応終了。
またiPadは全てiOSとは違う新しいiPadOSに移管された運びとなり、iOS13→iPadOS13へ改められました。
アップデートする前に注意したいこと
iPhoneのアップデートの際、事前に確認しておきたい注意点があります。
・iPhoneのストレージ容量を確認
・iPhoneのバッテリー残量の確認
・ネットワーク状況を確認
以上3つが注意点となります。それぞれ確認方法は簡単で、すぐにチェックできます。
具体的にひとつひとつ説明していきますので、お手持ちのiPhoneが問題なくアップデートできる状態か一緒に確認していきましょう。
iPhoneのストレージ容量を確認
iPhoneの[ストレージ容量がいっぱい]になっている場合、アップデート後にリンゴループと呼ばれる症状に陥る危険があります。
リンゴループとは起動時にAppleロゴがついたり消えたりする不具合ですが、ストレージ容量が満タンであることが原因でリンゴループに陥ると、iPhoneは初期化しないともう簡単には起動することができないと考えた方がいいです。
そんなことになってしまう前に必ずストレージ容量の確認をしておきましょう。
確認方法は
「設定」アプリを開く→「一般」→「iPhoneストレージ」を開く
上記手順で、iPhoneのストレージの現状を確認することが出来ます。
もしも空き容量が3GB以下の場合には6GBほどまで、ストレージの空き容量を確保しましょう。
不要な動画や写真や音楽などを削除、またはクラウドに保存することが出来れば、比較的容易にストレージを確保できるかと思います。
バッテリー残量の確認
iPhoneのバッテリー残量が少ない場合、ライトニング(充電)ケーブルを繋いでいてもアップデートを行うことが出来ません。
これは、iPhoneのアップデート中にシャットダウンが起きないようにするためですので、iPhoneを充電する他ありません。
iPhoneを充電して数十分待てば解消しますので、iPhoneを充電してしばらくそっと置いておきましょう。十分に充電されたことが確認できたらアップデートを行います。
この待ち時間の間に他の注意事項をチェックしておくのもいいかもしれません。
ネットワーク状況を確認
iPhoneのみでOSをアップデートする場合には、Wi-Fi環境が必要となります。
アップデートを行う場所の近くに安定したWi-Fi環境があるか確認しておきましょう。
またフリーWi-Fiなどの不安定なネットワーク環境ではなく、ご自宅や職場の安定したWi-Fiをご利用することをお勧めいたします。
さらにアップデート中は接続するWi-Fiルーターの半径2m以内にiPhoneを配置しておくのが良いでしょう。ネットワーク環境が安定しやすいです。
不安定なネットワーク環境でアップデートを行うと、新しいバージョンのiOSをダウンロードしている最中にネットワーク障害が発生し、OSが破損して正常にアップデートすることが出来ない場合があります。
上記3つの注意点をクリア出来たら、iPhoneをアップデートしていきます。
iPhoneをアップデートする方法
iPhoneをアップデートする方法は2種類あります。
・iPhoneをWi-Fiに接続してアップデート
・パソコンを使ってアップデート
以上2種類となります。
近くにWi-Fi環境が無い場合にはパソコンに接続して、iTunesでアップデートを行う必要があります。
所要時間は通信環境次第ですが、長くとも40分程あれば完了するはずです。アップデート中に40分以上待つような場合は正常にアップデートされていない可能性があります。
それでは、個別にアップデート方法をご紹介していきます。
Wi-Fiを使用してアップデート
iPhoneをWi-Fiでアップデートする場合には特にUSBやライトニングケーブルを必要としません。
しかし、前述のようにiPhoneの充電が不十分の場合には途中で電源が切れてまってシステムの不具合が起きてしまうことを防止するために、アップデートを行うことが出来ませんので、ご注意ください。
iPhoneをWi-Fiでアップデートする方法
「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」と進みます。
すると画像のように現在の最新OSが表示されますので、画面下部の「ダウンロードとインストール」をタップしてパスコード認証を行うとアップデートが開始します。
長くとも40分もすればアップデートが完了します。
iPhoneの自動アップデートをオフに
iOS12以降では自動でアップデートが行うことも可能になりました。
ですがiOSを自動でアップデートをする場合、仕事中や寝ている間にiOSが更新される可能性がありますので、注意点をチェックする暇が無く、気づかぬうちにリンゴループ…なんてこともありえます。
そんな事態を避けるため、今回のブログではiPhoneの自動アップデートを非推奨とさせていただきます。
画像最下部の「自動アップデート」をオフにしておきましょう。
お店にもこの症状で落胆されて来店されるお客様が時々いらっしゃるんです…
iTunesでOSの再インストールを試しますが、ほとんどのケースでiPhoneを初期化しないと改善しません。
最終手段として初期化を決断されたお客様のお手伝いを行う筆者としてはお客様のiPhoneを初期化するのはとても心苦しいですし、何よりお客様の悲しいお顔は見たくないので、ぜひ!自動アップデートはオフで!
ちなみに、初期化の方法はこちらで記載しておりますので、気になる方はチェックしてみてください。
【関連記事】iPhoneを初期化(リセット)する方法を教えます。工場出荷時の状態とはどんな状態?
iTunesを使ってアップデート
Wi-Fi環境が無い場合や、起動が出来ない端末のアップデートにはiTunesを使います。
macOSのパソコンを使ってアップデートする場合にはFinderを使う場合とiTunesを使う場合があります。
macOS Catalina以降のパソコンではFinderを使い、それよりも前のバージョンの場合にはiTunesを使ってアップデートを行います。
また、Windows PCの場合にもiTunesを使います。
それぞれ個別に説明していきますので、現環境に合わせて確認してみてください。
macOS CatalinaのPCを使用してアップデート
iPhoneをUSB接続する → MacのFinderのサイドバーから「iPhone」をクリック → 上部の「一般」をクリック → 「アップデートを確認」をクリック → 最新のOSが表示されるので、「アップデート」をクリック
上記の手順で、iPhoneのアップデートを新しいmacOS環境のパソコンで行えます。
Windowsと古いmacOSのPCでアップデート
iPhoneをパソコンとUSB接続する → iTunesが起動するので、ウィンドウ左上にあるデバイスボタンをクリック(画像のようなアイコンです) → 「概要」をクリック → 「アップデートを確認」をクリック → 最新のOSが表示されるので「アップデート」をクリック
上記手順で、アップデートが開始します。
※どちらの手順であっても、パソコンはネットワークに接続されている必要があるので、注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
iPhoneのアップデートはとても簡単に行えて、注意するべきこともそんなにありません。
しかし、注意を怠ると知らぬ間にリンゴループ…
ということも起こりかねません。
このブログを参考に安全で安心のアップデートを行ってみてください!
必ず自動アップデートはオフ!
個人的にはこちらが一番重要です。
その他、データのバックアップや安定したネットワーク環境、デバイスのストレージもしっかりとチェックしておきましょう。
Wi-Fi環境が無い場合や、iPhoneが起動できない場合には、パソコンを使ったアップデート方法をお試しください。
起動しないiPhoneをアップデートする場合には「リカバリーモード」という特殊なモードにiPhoneを移行させる必要がありますので、特殊な再起動方法などを紹介しているこちらの記事で、詳細を確認してみてください。
【関連記事】iPhoneの再起動が全ての不具合を解決する!?方法と解決しない時の対処法