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iPhone6sにiOS15?そんな無茶な話。
- 秋葉原店 2021-07-17 2021-07-17 秋葉原店店長 須山よしのり
酷使されるロングセラーモデル
iOS15のリリースが発表されたとき、衝撃が走ったのは
iPhone6s/6s Plus/SEがOS更新の対象に選ばれたことも一つの要因です。
いや、むしろそこが殆どでしたね。
SNS上でも「まだ戦える」とか「まだいける」みたいな「まだ」という単語を皮切りにポジティブな意見もネガティブな意見も半々で楽しい限りです。
しかし、正直「別にOS更新しなくても使える」わけですから、少し訝しいといいますか。
お客様から「OSの更新もなくなっちゃうから買い替えようかな」とお伺いすることもあるのですが…
よく考えれば公式も誰も「更新しないと使えないよ!」なんて言ってないんですよね。
これ、個人的にはWindowsのサポート切りが大々的に報道されてから、よく聞くようになった気がします。
もちろんセキュリティパッチのようなエンドユーザーが困りそうな問題が起きる可能性があるものはiOSの更新をすることで安心して使えるようになるので必要だと思います。
が。
実際、iOS12でアップデートが終わったiPhone6にもセキュリティパッチだけは降ってくるんですよね。
なら尚の事「別に更新しなくても良くない?」となるわけです。
もちろん一番iOS更新のキッカケにもなる「アプリが古いOSの対応を切る」というのもありますが…
よほどiOSバージョンが古くない限りは主要なアプリは使えますし
対応終了より、サービス終了のほうが早いです
iPhone6sでは殆どの新機能が使えない
しかも、ですよ。
今回のiOS15の追加機能って半分以上がiPhone6sでは使えません。
Visual Lookup(Googleレンズ的なやつ)
テキストの認識表示
FaceTimeでのポートレートモード
マップの特殊な表示
空間オーディオ
高速なSiri
などなど、まあ目玉機能の殆どが使えません。
これって結局「新機能を使いたければ新機種買えよ」ってこと?とも受け取れます。
でも正直、最新のiPhone12ってiPhone6sを使っている人からして「魅力は感じない」って思う方も少なくないと思います。
かつては嗜好品に近かったiPhoneも今やポピュラーな製品ですから。
必要以上を求めず、ただiPhoneなら何でもいい(できればコストはかけたくない)的な。
iPhone6sユーザーにiOS15 オススメしません
で、正直iPhone6sにiOS15を導入するのはオススメしません。
ソフトウェアが求める性能ギリギリで使うのはiPhone6sの寿命をただ短くするばかりだと思います。
例えば…
・バッテリーのもちが悪くなり充電回数が増える→バッテリーの寿命が短くなる
・処理動作の負荷が高くなる→ロジックボードを酷使するため寿命が短くなる
それでいて機能追加の恩恵もない(ほとんど)
…なんのメリットも感じません。
しかも一度アップデートしてしまうと基本は戻せません。
不可逆です。
逆止弁です。
もう引き返せません、どうしようもないんです。
なので、絶対にiOS15へのアップデートはやめておきましょう。
特にiPhone6s/6s Plus/SEを使っている方は…