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スマホ・タブレット修理
iPhoneのホームボタンの不調?それは危険行為のせいかも…
- 川越店 2023年6月9日 2025年11月12日 川越店店長 奥田かなこ
ホームボタンは人気・でも不調も…

iPhoneが登場したときから、今現在も少なくなったとはいえホームボタンが搭載されている機種は存在しています。
そのホームボタンですが、不調になることも多々あります。
ホームボタンが使えなくなるととても不便です。
壊さないようにするために壊す原因・壊しにくい方法をご紹介致します。
ホームボタンの遍歴

iPhoneのホームボタンは、iPhoneが登場したときから搭載されています。
機種を減るごとにその機能が増え、見た目ではわかりにくい変化もしています。
当初は1回押す、2回押すというだけのボタンが、
iPhone5Sからは指紋認識機能が付き指一本で画面ロックからAppleIDの入力のかわりになったりと、とても便利になりました。その便利さも相まって、iPadの機種にもそくそくと採用されていきました。
iPhoneXシリーズ発売前くらいからAndroid機種で顔認証機能が流行り始め、AppleもiPhoneXの以降の機種は顔認証(FaceID)の搭載機種が増えました。
それでもTouchIDが好きな方はまだまだ多く、iPhone11の発売後にiPhoneSE2というTouchID搭載機種が発売されました。
TouchIDの根強い人気のお陰で2022年には、その後継機種iPhoneSE3も発売され多くお方が使用されています。
ホームボタンは壊れやすい?

iPhoneにはTouchID搭載機種とfaceID搭載機種の2種類がありますが、どちらもメリットデメリットがあります。
Touch搭載機種も、機種ごとにホームボタンにいくつか種類があります。
どの機種もケーブルはかなり細く、ホームボタン自体小さなパーツとなっています。
そのためホームボタンやTouchIDが壊れやすい機種というのは存在します。
iPhoneの6シリーズまでの機種は、
下の写真のようにホームボタンの周りに銀色の四角があり、その上にシリコン製のゴムを挟み込んでiPhone内部に水分が入りにくくなっています。
物理的にホームボタンが押されて動いて反応する仕組みです。
ですが、このゴムは経年劣化で裂けてきたり千切れてしまうことがありゴムだけの交換することも困難です。

iPhone7以降のホームボタンは丸くなり、丸の縁部分にシリコン製のリングがハマっておりそれがiPhoneの内部に水分が入りにくくしています。
いままでの機種と違い物理的に押されて反応させるボタンと違い、ボタンが押されると感知してバイブレーションが動き、押した感覚を表現している形になります。
その為、ゴムリングも経年劣化で切れてしまうという事もありますし、強く押すと隙間が出来てしまいます。

壊れた時の症状

ホームボタンが使用できなくなった際は、上記のように「TouchIDがアクティベートできません」の表示が出たり、画面上に自動で疑似ホームボタン(AssistiveTouch)が出てきたりします。
この表示が出てしまうと、ホームボタンの使用は出来なくなってしまいます。
状態として、
①ボタンは押せるが、指紋認証ができない (片方のみ使用不可)
②ボタンは押せず、指紋認証だけできる (片方のみ使用不可)
③ボタンが押せず、指紋認証もできない (両方使用不可)
上記で説明したように、ボタンが押されると感知してバイブレーションが動き、押した感覚を表現しているiPhone7シリーズやiPhone8シリーズは、電源が切れていたり、ホームボタンが故障していると押した感覚がなくなります。
壊れる原因

ホームボタンやTouchID機能が壊れる原因としていちばん多いのは、
水 です。
濡れた指で押したり、端末が濡れたり、画面割れや背面割れをしていて濡れたり、お風呂での使用で蒸気が内部に入ってしまったり、端末の温度変化で内部結露が起きてしまい内部水没したりといったことが多く起こっています。
ホームボタンの内側は金属製な為、水分があると錆びてしまいます。
サビや緑青が出てくると徐々に使用が出来なくなっていったり、突然使用が出来なくなります。
破損原因として次に多いのは落下等での物理的要因の破損です。
iPhone6シリーズまでのホームボタンは多少の破損では故障はしませんが、iPhone7以降の機種はボタンが押されると感知してバイブレーションが動き、押した感覚を表現するという使用の為ホームボタンの○に傷が出来たりヒビが入ると使用が出来なくなってしまいます。
また、画面等の破損でケーブルに少しでも切れ目が入ったり、切れてしまっても使用は出来なくなります。
ホームボタンは、画面パネルを経由して本体基盤に通じている為、画面パネルの破損によってもホームボタンの機能が使用できなくなります。
この場合は、画面パネルの交換さえすればホームボタンの使用が出来る可能性が高いです。
まとめ

とても便利なホームボタンですが、使用法や環境によっては故障してしまうケースも多くあります。
ホームボタンの交換修理は修理店でも可能ではありますが、TouchIDの機能は仕様が出来なくなります。
理由としては、ホームボタンのパーツと本体がリンクしている為、壊れたホームボタンパーツを交換してしまうと認識してくれなくなってしまう事が原因だと言われています。
壊れてしまった場合、Touchの機能を使い続けるためにはAppleでiPhoneの本体交換をするしかありません。
その為、最初から搭載されているホームボタンを大切に使用する事が重要となってきます。
ホームボタンの故障は使用環境や破損状況の変化で未然に故障を防ぐことも可能です。
今一度iPhoneの使用環境を見直してみてはいかがでしょうか?


