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iPhoneにも寿命があります…

川越店 2023年4月15日 2025年11月20日 川越店店長 奥田かなこ
iPhoneにも寿命があります…

物には寿命がつきもの

iPhoneは初代が2007年6月29日に発売されて以来、iPhoneは平均年1回のペースで新しい機種が発売されてきています。

見た感じ破損が無ければ、ずっと使えると思ってしまいますが精密機器であるiPhoneには寿命が存在します。

 

 

 

iPhoneの寿命って?

iPhoneにも寿命があります。

人間のように、ケガや病気での直接的な原因のダメージからの寿命と同じように、iPhoneも落としたり、濡らしてしまったりと直接的な故障によって動かなくなってしまう場合が大半ですが、物を大切にする日本人の特性として損壊が無く何年も使用し稼働を続けているiPhoneも少数ですが存在しています。

 

ですが、人間も永く生きていると徐々に脳や体にガタが来るように、iPhoneも使用年数が経ってくると徐々にガタが来ます。

それがは、iPhoneの寿命が近づいたなったということです。

 

・iPhoneの寿命サイン

人間も年齢を重ねていくと、膝や腰が痛い、腕が上に上がらなくなる、近いものが見えにくくなる、耳が遠くある…といったように症状が出てきます。

それと同じく、iPhoneも寿命が近づいてくると徐々に何らかの症状が出てきます。

 

 

初期症状としては、

少しの使用で本体が発熱する

本体の読み込みや動きが遅い

充電の減りが早い  

画面に白やグレーの模様が出てくる

画面の端に茶色の変色が出てくる

アウトカメラに拭っても取れない模様が出てくる  等々

 

本体の熱や、読み込みの動きが遅い、充電の減りに関しては端末の性能の割にIOSが新しいと症状が出ます。

古いめの端末でIOSだけ最新というのを人間に例えて言うと、お年寄りの体で脳みそだけ若者になっていて、脳みそでは「わしはまだ若い!動ける!」と思っていても、実際の体は許容量を超えた重い荷物を背負ってフルマラソンをしているような状況です。

そんな状況なので勿論汗もかきますし、熱も出ますし、すぐ疲れてしまいます。

IOSは一度アップデートであげてしまうと、ダウングレードは出来ません。

その為、発売から3年程が経過した端末はアップデートしてもあまり恩恵が無い為、あえて上げないという方も多いです。

 

画面に白やグレーの消せない模様が出てきたときは、画面パネルの劣化(光漏れ)や主にバッテリーが劣化し膨張してしまい内側から画面を押し上げている可能性があります。

画面の端に茶色の変色が出てくるのは、紫外線によって画面パネルが劣化し茶色に日焼けしてしまっている物が多いです。

白・グレーの模様や茶色の変色は画面パネルの交換修理や、バッテリーの交換で改善できる可能性が高いです。

 

アウトカメラの拭っても取れない模様は、何らかの原因でアウトカメラとアウトカメラレンズの内側に埃や塵が入ってしまい映りこんでしまっています。

基本的には掃除しても取れず、アウトカメラの交換で改善される可能性が高いです。

 

 

 

劣化が進むと、

本体のフレームのサビ

充電が溜まるのが遅い

起動しなくなる

バッテリーを替えても再起動を繰り返す

バッテリーを替えても突然電源が切れる

 

本体フレームの錆びは、iPhoneの機種によって素材が違う事、ケース使用の有無、使用環境で変化しますがiPhone5~iPhone7までのアルミフレームは傷つきやすかったこともあって、結構錆びている事が多いです。

外側の錆びなので内側に被害が出るまでには猶予はありますが、ケースが無いものは衣類への汚れなどを引き起こすことがあります。

 

充電が溜まるのが遅いは、充電口の劣化によって充電口の中の充電端子がすり減って接する所が減り充電に時間がかかる事や、充電口内の充電端子が汚れや錆びてしまって充電に時間がかかってしまっている場合が多いです。

充電端子は交換修理で直るケースが多いので、充電口のみ交換すれば延命措置ができます。

 

起動しなくなるは、バッテリーの劣化によって充電が溜める事が出来る容量が減り、起動に必要な電力が確保できない場合が多いです。

充電を挿しっぱなしで使っていて、突然に起動できなくなるといったケースが多いです。

バッテリー交換をすれば起動出来る可能性が高いので、バッテリー交換をオススメ致します。

 

バッテリーを替えても再起動を繰り返す、バッテリーを替えても突然電源が切れるは、何らかの原因で基盤側に破損や劣化が起きている可能性が高い為、iPhoneが瀕死と言っても良い状態です。

例えていうなら末期癌の状態でたまに調子が良い、今日は動けるといった状態に近いです。

この状態でも基盤修理(手術)をすれば動けるようになる可能性はありますが、長く持つ事は保証ができません。

 

何らかの症状が出ている場合は、早めの対処がそのiPhoneの寿命を延ばします。

長く使用したいと思うのであれば軽微な不調は早めの修理や

 

・iPhoneの最後

使用するアプリの為にIOSのアップデートをしないといけなくなる時が、いつかかならず来ます。

(一部古い機種ではLINEが使えなくなったりしています)

 

加えて通信回線が徐々に変わっていくため、3G回線が使用できなくなったように古い通信回線はいつか使用できなくなります。

(iPhone5シリーズは3G回線のみ対応端末だったため、現在一部キャリアで回線が使用できませんし、数年後すべてのキャリア回線が使用できなくなります)

 

WiFi回線も徐々に新しくなってきているので、3G回線のように古い機種はいつか非対応となる可能性もあります。

 

いつが完全な寿命なのかは、端末の使用理由ごとにはなってしまいますが、

基本的にiPhoneは

基盤、充電口、画面に問題が無く、

IOSが適正バージョンでの使用をしていれば、

何もしていなくても劣化していくバッテリーの交換は必須となりますが、ほぼ半永久的に使用できます。

その為、交換できるバッテリーの入手が出来なくなった時がある意味iPhoneの寿命なのかもしれません。

 

 

 

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