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中古iPhoneを購入する注意点

新小岩店 2023年11月4日 2025年10月16日
中古iPhoneを購入する注意点

中古スマホを扱う市場は、年々成長を続けています。中古スマホの需要が高まっている背景には、大手通信事業会社がiPhoneを値引販売するようになったことが挙げられます。最安1円などで本体が販売された結果、2021年頃から多くの中古iPhoneが市場に出回るようになりました。

中古iPhoneは価格の安さに加え、端末の動作確認や清掃、補修などをきちんとおこなう中古スマホ販売会社が増えたこともあり、これまで中古スマホに興味のなかった層も購入を検討するようになりました。

さらに総務省が2021年10月1日から、「SIMロック」を原則禁止する方針を示したことも中古スマホ市場への追い風になっています。中古端末を利用できる環境が広がることから、中古スマホ市場はさらなる活況が見込まれます。

中古iPhoneはどこで購入することができるのか?

中古iPhoneを購入できるショップのひとつにリサイクルショップがあります。

リサイクルショップのメリットは、実際に商品を手に取れる点です。自分の目で端末の傷の有無やボタンの動作状況などを確認できるうえに、不明点があれば店員に尋ねることもできます。購入後、すぐに持ち帰れる点もメリットといえるでしょう。

デメリットは店舗の運営費や人件費が上乗せされる分、ECショップで購入するよりも価格が高くなることです。また、欲しいモデルの在庫がない場合もあります。

中古スマホを扱うECショップ

続いて、中古スマホを扱うECショップについて紹介します。

ECショップで中古iPhoneを購入するメリットとしては、在庫数の多さが挙げられます。自宅にいながらさまざまなショップの商品を比較して、気に入ったモデルを安く入手できます。

一方であくまでもネット上で選ぶため、端末の状態を確認できないことはデメリットといえます。ECショップでは基本的に、商品詳細に「良好」「多少の傷あり」など状態の記載はありますが、その感覚は人それぞれです。商品が届いてみて「思ったより状態が悪い」と感じる場合もあるかもしれません。

また、中古スマホに限らずECショップでの買い物では、「購入したのに商品が届かない」「偽物が届いた」など、「なりすましECサイト」による詐欺被害が発生する可能性があります。

価格があまりに安すぎる場合などは特に、事業者の情報や他の利用者の評価などをきちんと確認してから購入するようにしましょう。

フリマアプリやオークションサイト

中古iPhoneはフリマアプリやオークションサイトでも取引されています。値引交渉ができる点や、思わぬ掘り出しものがある点など、市場価格よりかなり安く入手できる可能性があります。

ただし、フリマアプリやオークションサイトは基本的に個人間の売買です。購入後にトラブルが起きた場合の対応や、アフターフォローが十分であるとはいえません。

そこで購入の際には、赤ロムでないこと、アクティベーションロックがかかっていないことなどを確認する必要があります(注意点については後述します)。

中古iPhoneを購入する際の5つの注意点

中古iPhoneを購入して後悔しないために、注意すべき点を5つご紹介します。

赤ロムや白ロムの中古iPhone

中古iPhoneの購入を検討する際に、「赤ロム」や「白ロム」という言葉をよく耳にします。赤ロムとは「端末料金の支払いが完了していない」端末を指し、「盗難被害に遭った端末」の可能性があります。

そのため赤ロムは、通信事業会社から利用制限(ネットワーク利用制限)を課せられています。赤ロムかどうかは端末の識別番号(IMEI番号)がわかれば、通信事業会社の公式サイトを通じて確認できます。

対して白ロムはSIMカードが入っていない端末を指し、手持ちのSIMカードを差し込むことで利用できます。総務省により2021年10月1日以降に新たに発売される端末はSIMロックが原則禁止となりましたが、それ以前の端末はSIMロックが施されているため、異なる通信事業会社のSIMカードでは利用できない場合があります。

中古iPhone購入の際には、SIMロックが解除されている端末(SIMフリー)であることを確認してから購入しましょう。

SIMロックやアクティベーションロックが解除されているか

前項でも述べたように、SIMロックが解除されていない端末は同系列の通信事業会社のSIMカードでしか使うことができません。購入後のSIMロック解除も可能ですが、手数料がかかる場合があり、対応していない機種もあるため注意が必要です。

アクティベーションロックとは「iPhoneを探す」機能のひとつで、紛失や盗難の際に第三者から自分のiPhoneを保護できます。

一般的には元の持ち主が売却する際に初期化をおこなうことで、アクティベーションロックは解除されます。しかし「iPhoneを探す」機能がONのままだと、初期化してもアクティベーションロックは外れません。

ロックを解除してiPhoneを使用するには、Apple IDのパスワードやiPhoneのパスコードが必要です。個人販売では特に、解除を忘れたまま販売している方が見受けられるため、購入前に確認しましょう。

操作性やバッテリーの劣化状態

Cショップやフリマアプリでの購入では、ボタンの反応が悪いなど、端末の動作状況については確認できません。内蔵されているバッテリーの劣化状態も同様に確認しづらく、安く購入できたと思っても、すぐにバッテリー交換が必要になる場合もあります。

Appleではバッテリーの最大容量について、「フル充電を500回繰り返しても本来の蓄電容量の最大80%を維持するように設計されている」としています。そこで購入を検討している中古iPhoneのバッテリーが、交換の目安である最大容量80%を下回っていないか、事前に確認することが必要です。

付属品の有無

購入したiPhoneをすぐに使用するためには、端末本体だけでなく充電器が必要です。また、イヤホンや箱など付属品がついているもののほうが、のちに売却する際に高く売れます。

中古市場では充電器やイヤホン、箱などが付属していないために安く販売されているiPhoneもあります。自分の必要なものがそろっているかも確認するとよいでしょう。

メーカーの保証があるか

新品のiPhoneとは異なり、中古iPhoneでは通信事業会社やメーカーの保証が付いていることはほとんどありません。

また、Apple製品を保証するApple Careは、「デバイスの購入から30日以内のiPhone」であることが加入条件とされています。ほとんどの中古iPhoneは購入から30日を経過していると考えられるため、Apple Careへの加入ができません。

ただし、大手の中古スマホ販売会社が販売している中古iPhoneでは、独自の交換保証や返品保証が付与されている場合があります。中古iPhoneを購入する際には、購入後のリスクも踏まえて、交換保証や返品保証がついているものをおすすめします。

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