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スマホ用語解説
スマホの有機EL液晶とLCD液晶の違い
- 船橋店 2024年4月9日 2025年8月5日
スマートフォンの有機EL(OLED)液晶と液晶ディスプレイ(LCD)の違いはいくつかの項目で明確に分かれます。以下にそれぞれの違いをいくつかの項目に分けて説明します。
- 発光原理:
- 有機EL液晶(OLED):各ピクセルは有機材料から成り、電流が流れるとそれらが直接発光します。
- 液晶ディスプレイ(LCD):バックライトからの光を、液晶パネルを介して制御して透過させることで、画像を表示します。
- コントラスト比:
- 有機EL液晶(OLED):ピクセルごとに発光するため、黒色が完全に黒く、コントラストが非常に高いです。
- 液晶ディスプレイ(LCD):液晶パネルを透過させるため、黒色はバックライトからの光が漏れてしまい、コントラスト比が低くなります。
- 消費電力:
- 有機EL液晶(OLED):表示される色に応じて電力を消費し、黒色を表示する場合は電力消費が少ない傾向があります。
- 液晶ディスプレイ(LCD):常にバックライトが点灯しているため、同じ明るさの場合でも有機ELよりも消費電力が多いことがあります。
- 視野角:
- 有機EL液晶(OLED):広い視野角で、斜めからでも色やコントラストがほぼ変わりません。
- 液晶ディスプレイ(LCD):視野角が広くはなく、特に斜めから見ると色やコントラストが変化することがあります。
- 寿命:
- 有機EL液晶(OLED):長時間同じ画像を表示すると画像の焼き付きが生じる可能性があり、寿命に影響を与えることがあります。
- 液晶ディスプレイ(LCD):画像の表示方法が違うため、焼き付きの問題はありませんが、バックライトが劣化することで画質が低下することがあります。
- 製造コスト:
- 有機EL液晶(OLED):製造プロセスが複雑であり、液晶ディスプレイに比べて製造コストが高い傾向があります。
- 液晶ディスプレイ(LCD):比較的単純な製造プロセスであり、コストが低いです。
- 反応速度:
- 有機EL液晶(OLED):高い応答速度を持ち、動きのある映像やアニメーションにおいて滑らかな表示が可能です。
- 液晶ディスプレイ(LCD):一般的には有機ELよりも反応速度が遅く、高速な動きのある映像を表示するとぼやけや残像が生じることがあります。
これらの違いにより、利用環境や用途に応じて有機EL液晶と液晶ディスプレイのどちらが適しているかが異なります。

