iPad修理コラム
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iPad の充電器の先端が折れたトラブル多発中!当店にお任せを!
最終更新日2020.05.08
作成日2020.04.16
ライトニングケーブの先端が折れた!?どうやって直すの?
こんにちわ!スマホ修理ジャパン渋谷店のスタッフDです!
今日はiPad6の充電コネクターに「充電器の先端が折れてしまった故障」でご来店頂きました。
画像をご覧いただけると分かりますが、ケーブルの先端が完全に入り込んでしまっている状態です。
何度か取り出せるように試みてはみましたが、全く歯が立たず・・・・
ここまで入り込んでしまうと、取り出せなくなる為、この場合は交換すれば解決できます。
あまりコネクター内部を穿りまわしてしまうと、かえってフレームを歪ませてしまう事になってしまうので
交換修理になりました。
それでは、早速分解して行きましょう!
基盤を取り出す
iPad6のライトニング(充電コネクター)は基板に半田付けで組み付けてあります。
この場合、基盤を外さなければ、分解が出来ません。
外す工程は、10本程度のネジを外して、基盤の粘着テープを剥がしながら外します。
あとは、インカメラ、アンテナケーブル等のケーブル類を外して作業完了です。
改めて、コネクターの中身を見てみると、こんな感じです。
・・・・うん、こりゃ~取れないわ(;^ω^)
半田作業
ではでは、本日のメインディッシュと行きましょう!
半田を使用している部分を外すには、一手間工程が必要になります。
まず、この部分を剥がしやすくするために、敢えて半田を乗せ直します。
乗せる事で、その半田を外す際に溶ける為、接着が緩くなり剥がしやすくなります。
全体的に半田が乗ったら、あとはヒートガンでひたすら暖めます。
暖めながら、コネクターを持ち上げながらゆっくり外していきます。
時間をかける事15分程でしたが、無事に綺麗に剥がせました!
ここの作業が感覚を頼りに行う為難易度は非常に高いです。
その為、iPadのコネクター修理は、依然として即日で修理をやっている所が本当に少ないのが現状です。
半田の作業がある程度出来る修理屋でなければ、修理は不可能と言って良いでしょう。
経験と感覚がものを言う作業と言っても過言ではありません!(`・ω・´)
部品が外せた後は、接点となっていた部分に残った半田を「半田吸い取り線」を使って
綺麗な状態にしていきます。
これで新しいライトニングコネクターを取り付けられるようになります。
取り付けも慎重に
ライトニングコネクターを取り付ける際は、基盤の印と部品の印をしっかり合わせて半田します。
位置がズレてしまうだけでも充電されなくなってしまいますので、慎重かつ丁寧に取り付けていきます。
取り付け完了
取り付けが完了したら、基盤を本体に組み付けていきます。
その他、ネジやプレート、ケーブル類を全て元の状態に戻していきます。
組み付け完了
残りのパネルと液晶を組み付け直して、残すは動作確認のみです。(ここが一番緊張する所です)
確認方法は、充電の反応と%が増えるかどうかの確認を行います。
画像を見て頂くと、最初は74%の状態からスタートしました。
結果は・・・・
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反応あり!!
と言う訳で、充電の反応も%の増加も確認出来ました!
これで修理成功!
全ての修理工程を終えるまでに1時間半程掛かりましたね・・・(;^ω^)
iPadの修理でもこの作業が一番時間が掛かるので、毎回一苦労です・・・・
最近充電器の先端を折ってしまう事件が多発しています!!
折れてしまったら取り出せばいいじゃないか!!!!と思ったあなた・・・・
そんな簡単なことではないんですね・・・・・これが・・・
折ってしまう尚且つ詰まらせてしまう状態って結構取り出すのが至難の業なんですよ。
簡単に取り出せる場合も勿論ありますが、大半はダメです(´;ω;`)
自分で格闘して、頑張って取り出すのも良いですが、帰って悪化させてしまう場合もあるので
折ってしまった場合は、すぐ修理に出しましょう!その方が確実なので!
困った時は、スマホ修理ジャパン渋谷店にお気軽にご相談くださいね!!!
今日のブログはここまでです!
それでは!!