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iPhone・iPadの秋冬に増える故障とは??

秋葉原店 2023年10月26日 2025年10月16日 秋葉原店店長 須山よしのり
iPhone・iPadの秋冬に増える故障とは??

iPhone・iPadで季節によって増える故障?

秋冬になると急激に増えるiPhone・iPadの故障があります。
これは外気温が冷えてくると増える故障で、防ぐことが可能な故障です。

それは お風呂での水没 です!!

人間の体感は敏感なもので、過ごしやすいと言われている22度前後から、1~2度気温が下がると浴槽に浸かりたくなる生き物なのです…
そして浸かっている間は暇なので、音楽を聞いたり、動画を見たり、ネットを見たりしたくなります。
(ネットから離れれない現代病なのかも?ですね)

そうなるとお風呂にiPhone・iPadを持ち込み… アーッ! という原因での故障となります。

 

 

 

 

 

 

 

iPhone・iPadは水に弱い?!

今まで発売された機種で、水に関するCMを行っていたのはiPhone7シリーズとiPhone11シリーズです。
特にiPhone7発売前くらいの時期は、Android機種で防水・耐水といった機種がとても多く発売されており、AppleもiPhoneユーザーの希望を叶えるために水に強い機種(iPhone7シリーズ)を発売しました。

当時のCMでは…
iPhone7シリーズは、プールサイドでおじさんがiPhoneを使っており、次のシーンではプールに飛び込んでいて水に強いと思わせるCMでした。

iPhone11シリーズは、スプリンクラーで360度水を浴びせても問題ないといったシーンと、水を当てられて水しぶきをあげている端末で水に強いと思わせるCMでした。

iPhone7シリーズのCMでは水に濡れているシーンは全くありませんし、iPhone11シリーズでは新品・常温・真水・固定されている、濡れた直後のみの映像といった特殊条件でのシーンです。

実際にiPhoneを使うときに新品・常温・真水・固定されている状態で濡れるといったケースはほぼありませんし、iPhoneの水対策は防水のAndroid端末より低いものです。

それはそのはず、iPhoneは防水端末ではないので!!
実際にiPhoneの性能表(スペック欄)を見ると、耐水と表記されています…。

そしてiPadは耐水性能すら、持っていません!!

 

 

水にドボンと落としていなくても水没します!!

iPhoneは電話端末です。
そのため、腕時計と違って完全密閉ができません。

通話時のマイク・録音時のマイク・電話の時の相手の声を出すスピーカー・外部音声のときのスピーカー・充電口・SIMカードのピン穴・電源、音量、マナーボタン・機種によってはイヤフォンジャックこれらの穴を塞ぐことができません。
Androidの防水機種ですと送受話口や充電口に防水対策が施されており、内部に水を入れないようにしている機種もありますが、iPhoneは基本的に電源、音量、マナーボタンに軽度の水対策がされているだけです。
そのため蒸気や雨粒は簡単に内部侵入してしまうのです。

お風呂で特に危険だと理由としては、
iPhoneの基本形状として、充電口の脇にぷつぷつと並ぶ穴がありますね?
あれは外部スピーカーとマイクの穴です。
水分に対してはがばがば仕様の穴です。

その為、iPhoneをお風呂で使用すると下部の穴より蒸気が内部に入るため、ドボンをしていなくても内部だけ水没してしまうのです…。

 

 

 

 

濡れた場合のiPhone・iPadの症状は?

濡れてしまったiPhone・iPadに起こる症状として、いくつかのわかりやすい症状があります。

FaceID・TouchIDEAの不調や警告
リンゴループ(起動中のリンゴが出て消えてを繰り返す)になる
画面タッチができない
画面が点かない
画面が勝手に動く
画面に変なモヤモヤや色が変になる(例↑上記写真)
カメラを起動すると曇っている
着信音などがこもって聞こえる
充電ができない          等など

お風呂での使用・雨の日に所持等の条件が1週間以内にあって、上記の症状に2個以上あてはまる場合は、水没している可能性が高くなります。

 

 

濡れてしまったらどうする??

濡れてしまったiPhoneはネット上では、お米に埋める、乾燥剤(シリカゲル)と一緒に袋に入れる、電子レンジでチンする、ドライヤーで乾燥させる、冷蔵庫に入れる…等などの対応策がUPされていますが9割9分以上の確率で手遅れになり復旧ができなくなるので辞めておきましょう。
なぜならiPhoneはほとんどの箇所が金属パーツでできており、年々内部は複雑かつみっちり詰まっている状態なため、多少の乾燥力では内部まで乾燥しません。

じゃぁ加熱すれば…と思われる方もいらっしゃると思いますが、電子レンジでは画面が破損しますし、ドライヤーでは局所的に熱くなってバッテリーが危険です。
加えてiPhoneの中途半端な耐水性が内部で籠もり、基盤のショートやサビを招いてしまうんです…

では、濡れてしまったときの1番いい対処方はなにか?というと…

濡れてしまったらすぐに、
不調を感じたらすぐに、
街の修理店に 濡れたので復旧して下さい!

と、相談することです。

この時、相談するのはApple Storeではダメです。
なぜかというと、Apple Storeでは水濡れ・水没対応の際は本体(データー空っぽ)と交換という対応しかしていないため、バックアップが取っていない・取れていないデーターは全て消えてしまうのです…。

 

 

まとめ

破損のない状態でも簡単に水没してしまうiPhone・iPadです。
もちろん、画面割れや背面割れ、アウトカメラレンズ割れ、修理したことがある端末は気密性が0となっています。
窓もドアも壁に穴も開いている状態で虫が入ってきたー!!となってもどうしようもありませんよね…

そして、最近流行りの防滴ケースも、お風呂場の暖かさとお風呂外との温度差で内部水没することがありますのでご注意を!!

 

少しでも水没をさせない為には、水場では使用しない・所持しない、穴や割れは直して塞いでおく、穴や割れができないようにコーティングや強化ガラスで保護しておく等の対策が必要となります。

秋や冬のお風呂での使用はリスクが高いということを念頭に置いて、お気をつけ下さい!!

 

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