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【iPadが充電出来ない!】突然起こる充電トラブルを解決する対処法
最終更新日2021.04.25
作成日2021.04.25
iPadが充電出来ない原因と対処法とは?

コロナ時代の現在、各企業や学校などでIT化が進み、iPad等のタブレット端末を導入している所が増えてきました。
そんなiPadですが、基本を使用している方は、大体のユーザーが3年以上使用している事が殆どです。
iPadは、長期間使えるようにiPhoneよりも頑丈に設計されているので、2年程度では壊れる事はまず考えにくいのですが・・・・
そんなiPadでも予期せぬ不具合を起こす事があります。
特に多いトラブルとして【突然充電出来なくなった】というトラブル事例です。
充電出来ない不具合で一番関係している部分は「充電コネクター」です。
この個所が主に不具合を起こしている可能性が高く、コネクター交換で直る場合が殆どです。
ですが、交換しなくても直る場合もあります。
今回は、【充電出来なくなった時の対処法】と【こういった場合は修理が必要】の2点を御紹介したいと思います。
では早速いってみましょう~
充電出来なくなった時の対処法
iPadの充電コネクター内部の詰まり

長くiPadを使用しているとコネクター内部に埃が溜まる事はよくある話です。
ケーブルを挿しこんだ時上手くハマらない事で充電出来ない場合は、内部を爪楊枝等でほじれば
中に詰まった埃や塵を取り出せるかもしれません!
一番手っ取り早い対象法なので、一度コネクター内部を見てみましょう!
ポイント! 中には充電ケーブルの先端だけ残ってしまう事で充電出来ないというお客様もいます。
こういった場合は、自分で取り出すと余計に悪化するので、まずは修理屋さんに点検してもらいましょう!
こういった場合は、自分で取り出すと余計に悪化するので、まずは修理屋さんに点検してもらいましょう!
iPadで使用している充電器の使用過多による破損

充電ケーブルを年に何回も買い直す方はそうはいません。
昔から使用しているケーブルを長く使用している方が殆どです。
なので、そういった場合はケーブルの劣化が進んで、最後は充電出来なくなる事があります。
充電されない時は、別のケーブルを試しに挿して様子を見てみましょう。
iPhone用のアダプターを使用してiPadを充電している

iPadのバッテリー容量はiPhoneに比べて倍以上の容量を有しています。
なので、必要な供給量もiPhone以上の電力を必要とします。
iPhoneを購入した際に付属される充電アダプターには2種類存在します。
iPhoneは四角形の小さいアダプター、iPadは正方形の大きめのアダプターです。
それぞれ出力は異なり、iPhone用は1A程度、iPad用は2A程度出力されます。
iPhone用のアダプターを使用すると、アンペアが足りずに充電が上手く溜まらず充電出来ないケースも存在します。
これは個体差も実際あるので、絶対に充電出来ない訳ではないのですが、確実な方法としては【iPad用のアダプター】を
使って充電するほうが良いでしょう。
充電されない時は、このiPad用のアダプターに換えて充電して見ましょう。
ポイント! iPad用のアダプターを常に使用している方は、アダプターの劣化による不具合の可能性があります。
その場合は、別の新しいアダプターを使用しましょう。
その場合は、別の新しいアダプターを使用しましょう。
iPadで使用している充電ケーブルの先端の接点の摩耗

2年以上使用し続け、尚且つ充電する回数も多い方によくある表情です。
先にもご説明した通り、【充電ケーブルの劣化】に該当する内容になります。
充電ケーブルの「ケーブル部分」に問題ないのに、何故か充電されない場合は、ケーブル先端の端子部分の摩耗の可能性があります。
iPadもiPhoneも、コネクター内部のいくつもの接点が存在します。
その接点が一つでも接触不良を起こすと充電出来なくなります。
それは本体側だけでなく、ケーブル側にも言える事です。
画像の様な、黒ずんでいる個所があると、ケーブルの接点摩耗が原因の可能性があります。
怪しいと思ったら、別のケーブルを試してみましょう。
非純正ケーブルでiPadを充電している

Apple製品、特にiPhone・iPadに言える事ですが、基本的には【純正ケーブルを使用しないと壊れます】
Appleの製造した「ライトニングケーブル」は、Apple独自の制御機能を備えた特殊な作りとなっています。
その為、非純正ケーブルの内部には、この仕組みを搭載していません。
これを使用し続けると、最終的に充電出来ない、もしくは、充電しても溜まらない等の予期せぬ不具合を引き起こします。
非純正ケーブルで充電出来ない場合は、「Apple純正ケーブル」に変えて充電しましょう!
以上が、充電出来なくなった対処法です。
これらを試しても全く解消しないという方は、次の「こういった場合は修理が必要」の部分で解説します。
こういった場合は修理が必要
iPadの充電コネクター内部の接点が破損

充電ケーブルやアダプターを変えても全く改善しない方は、【充電コネクター内部の接点が破損している】可能性が高いです。
主に起こりやすい事象としては以下の通りです。
・充電の抜き差しが多い
・非純正ケーブルを使用している
・充電している途中で、足で引っ掛けてケーブルが無理やり抜けてしまった
・差し込みずらい状態で、無理やり押し込んだ
上記の行為をした場合に、起こりやすいトラブルです。
端子の破損をしてしまった場合は、物理的な対処は無意味なので、コネクターの交換が必要です。
端子の破損をしてしまった場合は、物理的な対処は無意味なので、コネクターの交換が必要です。
iPadの充電コネクターの接点が摩耗

充電コネクターが、角度によって反応したりしなかったりする方は、【充電コネクターの接点の摩耗】が原因です。
よく起こる事象として、以下が挙げられます。
・非純正ケーブルを多用している
・充電ケーブルの抜き差しが多い
・真っすぐ差し込まず、多方向からケーブルを差し込むことが多い
充電コネクターの修理のご依頼を頂く際に点検すると、こういった不具合でお持ち込みされるケースが一番多いです。
角度によって充電されない場合は、内部の端子が削れてしまっている事が要因として挙げられます。
角度によって充電されない場合は、内部の端子が削れてしまっている事が要因として挙げられます。
非純正ケーブルですが、純正と比べるとケーブル先端の端子の口径が純正よりも大きい為、あまり多用するとこの様な
故障を引き起こす事があります。
故障を引き起こす事があります。
抜き差しが多い場合も起こりやすく、発症した場合、コネクター交換をする必要があります。
iPadに充電ケーブルを挿しても反応がない

先程の対象の他、ケーブル内部の状態も良好なのに全く反応しない端末に関しては以下の原因が考えられます。
①バッテリーの劣化
②基盤のICチップや半導体のショート
③ストレージ容量の方によるメモリー破損
④その他液晶等の不具合
上記の問題が考えられます。
③以外は部品交換で解消されます。
経年劣化で起こる症状であれば、バッテリー交換で改善されますし、液晶の破損であれば交換すれば直ります。
②の内容が挙げられますが、基盤が破損する事象として、この場合【供電回路】・【電源IC】・【メイン回路】のどれかがショートしてしまった可能性が高いです。
破損個所が分かれば、基盤の修理で改善可能です。
しかし、③に関しては、メモリーの破損なので、部品交換では直りません!
対処法としては、「初期化する」以外に改善策がありません!
ポイント! ③の予防する為には、事前に端末のストレージ容量を2~3割以上空けておく等の予防策が必要です。
最後に

いかがでしたでしょうか?
以上が対処法について、及び、修理になる事例のご紹介でした!
iPadは今後も需要が上がり、使われるユーザーも増えてくることでしょう。
しかし、精密機械なので取り扱いは、注意しないと修理する羽目になるかもしれません!
もし、対処法を行っても充電出来ない不具合が解消しない場合は、お近くの修理屋さんに駆け込みましょう!!!
本日のブログはここまでです!
それでは!
それでは!