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「iPhoneイヤホンジャックに詰まった!」折れたプラグの修理事例を徹底解説

新宿店 2019-02-17 2025-01-07
「iPhoneイヤホンジャックに詰まった!」折れたプラグの修理事例を徹底解説
こんにちは。新宿店スタッフです。

いよいよこんな修理も!イヤホンジャックに詰まったiPadの修理事例


日々さまざまな修理依頼を受ける中で、「今日はちょっと珍しい修理がきたな」と思うことがあります。今回ご紹介するのは、まさに「こんな修理もやっています!」と胸を張って言えるような内容でした。
私たちの修理店では、複数のスタッフが連携して業務を回しています。受付や電話対応を担当するスタッフと実際に修理を行うスタッフが異なることも珍しくありません。今回の修理依頼もそのケースで、電話受付をしたスタッフから私にバトンタッチされました。
事の発端は「iPadのイヤホンジャックに何かが詰まった」という相談でした。お電話で相談を受けた段階では詳しい状況までは分かりませんでしたが、受付スタッフがしっかりとメモを残してくれていたので、ある程度の想像はつきました。しかし、実際に端末が持ち込まれると、想像以上に「みちっ」と詰まっていたのです。

実際に持ち込まれたiPadの状態



お客様も「どうにかして自分で取り出せないか」と何度か挑戦されたとのことですが、結果的にうまくいかず、修理店に持ち込まれました。実際に見てみると、イヤホンプラグの先端がポキッと折れたというよりも「モロッ」と崩れたような状態で、断面がギザギザしていました。この状態では、ピンセットや針などを使った軽い作業では取り出せません。
こうしたケースでは少しの工夫で取り出せることもありますが、今回の場合はイヤホンジャックの内部に深く入り込んでしまっており、通常の方法では難しいと判断しました。そのため、お客様には「パーツ交換が必要になります」と説明し、作業時間として約2時間ほどいただくことになりました。

イヤホンジャックの修理プロセス


修理作業は慎重に進めました。イヤホンジャックの内部構造は非常に繊細で、無理に取り出そうとするとジャック自体が損傷する恐れがあります。さらに、ジャック内で折れたプラグが動いてしまうと、接触不良を起こしやすくなります。そこで、まずはイヤホンジャック部分のパーツを分解し、基板や他の部品に負荷がかからないように注意を払いながら取り出しました
イヤホンジャックの交換自体は特別な工程ではありませんが、精密な作業が求められるため気を抜けません。特に、ジャック周辺の配線が損傷してしまうと音が出なくなるだけでなく、最悪の場合は基板の修理が必要になるケースもあります。そのため、慎重に進める必要がありました。
約2時間後、無事に修理が完了。お客様に修理完了の連絡を入れ、取り出したイヤホンプラグの先端をお見せしました。折れた部分を見ていただくと、お客様も「こんなに奥まで入っていたんですね…」と驚かれていました。

イヤホンプラグが折れる原因とその仕組み


イヤホンプラグは見た目以上に繊細な構造をしています。普段何気なく使っているイヤホンプラグですが、実は金属部分は「接点」として機能するだけで、強度がそれほど高くありません。信号を通すための役割がメインであるため、過度な力が加わると折れたり曲がったりしやすいのです。
また、金属部分以外のパーツは信号を遮断するために樹脂などが使われていることが多く、長期間使っていると劣化して割れやすくなります。特に3.5mmのミニプラグは細く、負荷が集中しやすいため、抜き差しの際に無理な力が加わると簡単に折れてしまいます

iPhoneとイヤホンジャックの関係


iPhoneの場合、iPhone 7以降はイヤホンジャックが廃止され、Lightning端子やBluetoothが主流となっています。そのため、イヤホンジャックにまつわるトラブルは減少しました。しかし、代わりにLightning端子にイヤホンを接続するタイプのトラブルが増えてきました
特に、Lightningケーブルの端子部分が折れたり、内部で接触不良を起こすケースが多く見受けられます。さらに、iPhone 4や5が主流だった頃には、イヤホンジャックにアクセサリー(ストラップなど)を差し込む文化がありました。これが折れてしまうことも珍しくなかったそうです。

修理依頼の多様化と時代の変化


修理の内容も、スマートフォンの進化やユーザーの使い方によって変化しています。昔はバッテリー交換や画面割れの修理がメインでしたが、最近では水没修理や基板修理など、より高度で複雑な作業が求められるようになっています。

今回のようなイヤホンジャックの修理も、今後は減少傾向にあるかもしれません。しかし、過去のデバイスを大切に使い続ける方も多く、こうした依頼が完全になくなることはないでしょう。私たち修理店も、どんな依頼にも対応できる技術と知識を日々磨いていく必要があります。
今回の修理事例を通じて、改めてiPhoneやiPadなどの精密機器のデリケートさを感じました。もし同じようなトラブルでお困りの方がいれば、お気軽にご相談ください。
 
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