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iPhoneとiPadは、雨とお風呂にご注意を!

渋谷店 2023-10-05 2023-10-05 スマホ修理ジャパン代表 中嶋拓也
iPhoneとiPadは、雨とお風呂にご注意を!

実はiPhoneは水に弱い!



数年前に徐々にAndroid機種に水対応防水端末が増えていき、使用者のニーズにあわせてiPhoneも7シリーズ以降の機種で水に強い!と、いう機種を発売しました。
iPhone7の発売時期のCMではプールで使っているのシーン、iPhone11の発売時期のCMでは周囲360度からスプリンクラーで水を浴びせて水に強い!を売りに出したそんなiPhoneですが、
実は  iPhoneは防水機種では有りません。
(実際、CMと同じように使用して濡れて壊れてしまったユーザーから言われたのか、どちらのCMもすぐに流れなくなっていました)
 
Androidの防水機種の防水対策は、送受話口やスピーカーに音は通すが水は通さない防水性のフィルムを貼ったり、充電口から本体内に直接水分が入らない設計の充電口の設計になっていたり、画面や背面のパネルにクッション性・防水性のある特殊両面テープを使用して防水性を高めていたりします。
一方iPhoneの水対策は、iPhone7シリーズに防水仕様になってから今現在の最新機種でも、画面パネルとフレームの間に防水性のある特殊テープ挟んでいるだけ…という仕様です。
スピーカー・マイク・充電口・送受話口への水対策はほぼない状態です。
 
 

 
 
 
 
 

iPhoneは雨にも注意!



水に落としてしまっての破損はわかりやすいですが、雨でもiPhoneが破損してしまうことがあります。
iPhoneの水対策が画面とフレーム間の耐水テープだけなので、
ポケットやカバンに入れていおいてじわじわと浸透して破損してしまう場合。
水たまりに落としてしまっての破損してしまう場合。
最近徐々に増えているのが、雨の日に使用した際に画面上部の受話口部分に雨粒が入ってしまって破損してしまう場合。
耐水テープだけの対策では、雨の日はどうしても水での破損が増えてしまいます。
 
 

iPhoneは蒸気でも危険!



お風呂に浸かっている時、ぼーっとしているより動画を見たりSNSの周回をしたいな!と思われますよね。
これ、iPhoneですると状況によっては内部水没してしまいます。
iPhoneの下部には機種によって数は違いますが、充電口の左右にスピーカーとマイクのための穴が空いています。
その箇所は水対策がないため、お風呂の蒸気がiPhone直接内部に侵入し画面パネルの破損や充電口・送話口マイク・スピーカーなどを壊してしまいます。
お風呂で浸かっていても壊れたことない!という方も勿論いらっしゃいます。
何が違うかというと、それはお風呂の環境です。
・お風呂の換気性能が高く浴室内に蒸気があまり出ない・蒸気が滞留しない
・浴槽から半身を出して、洗い場側で使用している
・防水ケースに入れて使用している   等など…
こういった環境だと、1回持ち込んだだけで破損してしまった…という事は減ります。
 
ですが、蒸気の出る条件は気温にも関係するのでその日の状況によっては破損してしまったり、水に落としてしまったり、防水ケースが破損していたり、防水ケースの中に蒸気が溜まってその蒸気で破損してしまったりといったケースは多く起こっています。
 
 

濡れる原因が元からあるときも…



・画面パネルが割れている、ヒビ割れがある
・背面ガラスが割れている、ヒビ割れがある
・アウトカメラレンズが割れている、ヒビがある
・バッテリー膨張などで画面とフレームに隙間がある
・修理経験がある、本体交換した端末
・濡れたことがある、水没したことがある
・高温や多湿の場所に持ち込んだことがある
・高温注意警告が出たことがある    等など
上記に1つでも当てはまる場合は水没する確率がとても高くなっています。
割れやヒビ割れは直接水分の侵入させてしまうため破損が酷くなる傾向が高いです。
修理経験がある、本体交換した端末(整備品)は、一度でも画面を開けてしまっているので密閉性が低くなっています。
(本体交換した端末(整備品)はなぜ?と思うかもしれませんが、AppleCareでの本体交換で貰える端末は新品ではないケースが多く。他の方が不調でAppleCareを利用して本体交換して、返ってきた不調iPhoneをAppleが修理したものが渡されることがほとんどです)
高温多湿への持ち込み、高温注意の警告を経験している場合、iPhoneの耐水テープは温度変化に弱く、特に高温時どろどろネチョネチョに溶けるため密閉性が低下している傾向が高いです。
 
 

濡れたかも?そんな時に多い症状は?



症状としては、
・ホームボタンが効かない、認識しにくくなった
・FaceIDがが効かない、認識しにくくなった
・通話の時に相手の声が画面上部の穴から聞こえない
・画面タッチが効かない部分がある、勝手に画面が動く
・画面に薄グレーの模様がでてしまった、線が出てきた
・充電ができない、できたりできなかったりする
・リンゴループになった、リカバリーモードになった
・起動しなくなった、徐々に画面が暗くなっていく    等など…
最近のiPhoneは金額的にも性能的にもパソコンと同じと考えてもいいと思います。
パソコンはお風呂や雨の日には持ち出す人はあまりいませんよね?
iPhoneもパソコンと同じ電化製品なので、少しの濡れでも破損してしまいます。
 
 

濡れた時の対処法は?



濡らしてしまった時の対処法やライフハックで、「乾燥剤に入れて乾かす」、「お米に埋めて乾かす」、「ドライヤーで乾かす」等がインターネット上に溢れていますが、これらの対処法は初期のiPhoneであれば多少効果はあったかと思います。
ですが、iPhoneは見た目の変化はあまりないものの、内部は劇的に変化してきています。
特にiPhoneX以降の機種は、バッテリーの大容量化のために基盤を2枚張り合わせてのコンパクト設計となり、FaceID機能などの新機能などで隙間がないギチギチ状態でのレイアウトに変化しています。

加えて耐水テープの仕様で中に入った水分が非常に抜けにくい、乾きにくい状態となっています。
そのため、少しの水分でも入ってしまうとちょっとやそっとでは乾燥することがなく、乾燥剤やお米で乾燥待ちをしている間に内部の腐食が進み修理ですら復旧できなくなってしまう…という手がつけられない状態になってしまいます。
濡れて数時間~半日等の早い対処の場合、乾燥・画面交換のみで点いた!というケースは多いです。
不調・濡れた…というとき上記の症状が出ている場合、錆や腐食は進行していくものですので乾燥剤やお米に頼って手遅れになる前に、早めの修理相談をおすすめ致します。
 
 
 
 
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