SIMカードが反応しない!? 水没iPhone SEの復活劇

今回は、iPhone SEを使用しているお客様が「SIMカードが反応しなくなった」という不具合を抱え、当店（秋葉原店）にご来店された事例をご紹介します。お客様の困った状況を改善するため、どのようなプロセスを経て修理が行われたのかを詳しく解説します。

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【症状の概要】

お客様のiPhone SEでは、SIMカードが正常に認識されない状態でした。具体的には、SIMカードを挿入しても「SIMなし」と表示されてしまいます。お客様によれば、使用しているキャリアはdocomo。念のため当店で用意している動作確認用のSIMカードを挿入しても、同様に「SIMなし」と表示されました。

この時点で、単なるSIMカードの不具合ではなく、端末内部の問題が疑われました。そこで、初期対応として再起動や設定のリセットなどの基本的な手順を試みましたが、状況は改善されませんでした。

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【原因の特定】

お客様に詳しくお話を伺ったところ、約1か月前に水没事故があったことが判明しました。水没の影響は目には見えない部分に長期間影響を及ぼすことが多く、特に内部基盤に腐食が発生している可能性が高いと考えられました。

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【修理のプロセス】

早速端末を分解し、基盤の状態を確認したところ、水没反応が出ており、さらに基盤の複数箇所に腐食が見られました。特にSIMカードを管理するコネクター周辺部分が酷く腐食しており、通電が正常に行われていないことが推測されました。
「これだけ腐食が進んでいるのによく起動していたな」と感じるほどの状態でしたが、お客様の端末を救うべく作業に取り掛かります。具体的な修理内容は以下の通りです：

1. 基盤の洗浄
   腐食した部分を特殊な洗浄液と専用ツールを使用して丁寧に清掃します。基盤の腐食を取り除くことで通電を妨げている要因を取り除きます。
   洗浄には細心の注意を払いながら作業を進め、約1時間程度の時間を要しました。


2. 基盤の乾燥と確認
   洗浄後、基盤を完全に乾燥させます。乾燥が不十分な状態で端末を起動するとさらなる不具合を引き起こす可能性があるため、この工程も慎重に行います。


3. 動作確認
   洗浄後の基盤を元通りに組み立て、SIMカードを挿入して動作確認を行います。

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【修理結果】

作業完了後、再び端末に電源を入れ、SIMカードを挿入してみたところ……
無事に電波を拾うことが確認できました！
原因としては、腐食が通電を妨げていたことが考えられます。これを解消したことで正常にSIMカードを認識し、通信機能が回復しました。
お客様も「こんなに早く直るとは思わなかった」と大変喜ばれ、スタッフ一同も嬉しく感じました。

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【水没端末の修理について】

今回のように、端末の水没は見た目に変化がなくても内部に大きなダメージを与える場合があります。特に時間が経つにつれて症状が悪化するケースが多いため、以下の対応を迅速に行うことが重要です：

1. すぐに電源を切る
   水没後に電源を入れたままにしておくと、ショートや基盤のさらなる腐食につながる可能性があります。


2. 端末を乾燥させる
   一般的にはシリカゲルや乾燥剤を使用するのが望ましいですが、十分に乾燥させる前に電源を入れるのは危険です。


3. 早めの修理依頼
   水没端末は時間との勝負です。早急に専門店に相談し、適切な処置を行うことが重要です。

当店では、水没した端末の修理も数多く手がけており、迅速かつ丁寧に対応しています。水没に限らず、端末に不具合が生じた場合はお気軽にご相談ください。

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【おわりに】

今回のケースでは、水没により腐食が進行していた基盤を洗浄することでSIMカードの認識不良が解消されました。当店では、このような内部的な不具合にも対応可能です。

もしも同様の問題や、その他のiPhoneやスマートフォンのトラブルでお困りの場合は、ぜひ秋葉原店へご来店ください。経験豊富なスタッフが親身になって対応させていただきます。
皆様のご利用を心よりお待ちしております！