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【水濡れ注意】iPhoneの液晶は水が染みやすい
- 川越店 2020-09-17 2020-09-21 川越店店長 奥田かなこ
水没して画面が暗い....耐水仕様でもこの有様です。
今回の機種はiPhoneXRです。水が染みた痕で表示が”まだら模様”になってしまい、かなり薄暗いです。しかも画面下のライトがチカチカと付いたり消えたりしています。こうなってしまうと液晶は乾燥させたとしても直りません。新しい液晶に交換となります。
左下は液晶漏れが発生して穴が開いたような見た目。
背景を単色にするとこの変な模様が顕著に
本当はこうなった場合、すぐに修理店にお持ち込み頂くのがベストなのですがもうすでに何日か経過してしまっています。
似たような例としてコーヒーなどの飲み物を画面にこぼしてこのような状態のまま使うiPhoneユーザーもたまに見かけますね。
分解して中身をチェック
水に濡れたものは基板が傷んでいることがありますので取り外して見ていきます。濡れたまま電源を入れて使ってしまうと、状態がどんどん悪化してしまい、完全に壊れて直らなくなってしまうことが多いので要注意。
濡れた直後は普通に使えていたのに、数時間後に電源が落ちて全く反応しないという事例は何件もありますので、水濡れしたらまず修理店に点検に出すのが一番良いです。
基板をチェック
液晶のひどい見た目に反して基板は非常に綺麗です。一度水濡れしたものは少なからずiPhoneの寿命は縮むものですが、水の影響がひどいのは液晶だけでした。基板が水濡れした痕跡は全然ないですが、念の為洗浄しておきます。
新しい液晶をつけてみる
基板洗浄をして完全に水分が飛んだので、新しい液晶画面をはめて電源を入れます。
新しい液晶でもちゃんと操作が正常にできるのか確認します。
表示がキレイ!
先程のまだら模様とは打って変わってかなりクリアな表示に。やはり新品の液晶は違いますね。操作もしっかりできていますので全く問題なし。他の機能も全部異常ありませんでしたので完全に組み立てていきます。
完成です
見やすい!非常に見やすいです。やはり画面表示はスマホの命。表示がきれいになるだけで大分印象が違いますね。まるで新品のiPhoneのようになります。この後動作チェックをして修理完了しました。
修理後の操作の様子
修理前に見えていた黒い影がすっかり消えています。これが本来の表示です。
おまけ:悪名高い耐水機能の正体
この黒い防塵/耐水ステッカー一枚をiPhoneの内側の縁に貼っているだけの頼りないものが例のiPhone耐水機能の正体です。この一枚で水の侵入を防げるはずもなく、防水だと思ってお風呂の中でシャワーを浴びながら使用したり海の中を撮影しようものなら次第に浸水してiPhoneが故障してしまいます。端末によっては少し雨に当たっただけで壊れてしまうことも。くれぐれも水には注意!
気をつけていても万一水没してしまったら当店まで気軽にお持ち込みくださいませ。