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古いiPhoneでも直る場合がある?
- 池袋店 2023-05-17 2023-06-10 池袋店修理担当 岩崎れい
古いiPhoneも故障原因次第では直る…かも?!
毎年イベント時期が近づくと、高校時代や大学時代に使っていたけど壊れてしまって仕方なく買い替えた…けどあのiPhoneが直って起動してくれればあの頃の写真が取り出せるのにな…と言ったご相談があります。
特に5月~6月頃は結婚式や、母の日、父の日等の関係で昔の写真や昔のデーターを取り戻したいというケースが増えます。
iPhoneは当時の故障した原因によっては古い機種も修理で治る可能性があります。
意外と古い機種でも保存状態がよく、
故障した原因が水でなければ起動できる可能性があるんです。
iPhoneは生まれて○○年!
iPhoneは初登場したときはあまり日本国内では注目はされておらず、iMacなど元々Appleのアイテムを持っていた方や最新技術が好きな方が興味を示していました。
それから1年後日本国内でも徐々に興味を示す方が増えていき…とうとう日本上陸!となりました。
日本国内でiPhoneが初めて発売されたのは2008年7月11日。
今から14年前のことです。
初登場した機種はiPhone3Gで少し丸っこい黒い端末でした。
当時は使い方の仕様書もなく、設定や使用方などの説明もなく持っている同士で教え合うと言ったケースや、iPhoneの使い方等の雑誌等もよく発売されていました。
そんな風に人気になったiPhoneですが、
当時はデーターをクラウドにバックアップすると言った技術・手段もなく。
また、修理できる店や手段がなく、壊れたら買い替えるか本体交換しかありませんでした。
つまり、端末の故障=データーは諦めるしか無かないです。
iPhoneの機種の発売年と経過年数
iPhoneが日本で初登場したのが2008年7月11日で14年前です。
Appleは基本的に1年に1度程度のペースでiPhoneを発売しており、現在は2023年9月に発売されたiPhone14シリースが最新機種です。
それぞれの発売年と2023年5月現在での発売年からの経年数を調べてみました。
デバイス名 日本発売 発売年からの経年数
iPhone3G 2008/07/11 15年前
iPhone3GS 2009/06/26 14年前
iPhone4 2010/06/24 13年前
iPhone4S 2011/10/14 12年前
iPhone5 2012/09/21 11年前
iPhone5c 2013/09/20 10年前
iPhone5s 2013/09/20 10年前
iPhone6 2014/09/19 9年前
iPhone6 Plus 2014/09/19 9年前
iPhone6s 2015/09/25 8年前
iPhone6s Plus 2015/09/25 8年前
iPhoneSE1 2016/03/24 7年前
iPhone7 2016/09/25 7年前
iPhone7 Plus 2016/09/25 7年前
iPhone8 2017/09/22 6年前
iPhone8 Plus 2017/09/22 6年前
iPhoneX 2017/11/03 6年前
iPhoneXS 2018/09/21 5年前
iPhoneXS Max 2018/09/21 5年前
iPhoneXR 2018/10/26 5年前
iPhone11 2019/09/20 4年前
iPhone11 Pro 2019/09/20 4年前
iPhone11 Pro Max 2019/09/20 4年前
iPhoneSE2 2020/04/24 3年前
iPhone12 mini 2020/11/13 3年前
iPhone12 2020/10/23 3年前
iPhone12 Pro 2020/10/23 3年前
iPhone12 Pro Max 2020/11/13 3年前
iPhone13 mini 2021/09/24 2年前
iPhone13 2021/09/24 2年前
iPhone13 Pro 2021/09/24 2年前
iPhone13 Pro Max 2021/09/24 2年前
iPhoneSE3 2022/03/18 1年前
iPhone14 2022/09/16 1年前
iPhone14Pro 2022/09/16 1年前
iPhone14Pro Max 2022/09/16 1年前
iPhone14Plus 2022/10/07 1年前
iPhoneの耐久年数
物である以上、耐久年数というものがiPhoneにもあります。
画面の割れやフレームの変形、水没などの物理的衝撃で破損してしまえば短い寿命となってしまいます。
ですが、どんなに大切に使用して破損がなくても、充電用のバッテリーや基板、基板に使用されているハンダは徐々に劣化していきます。
iPhoneに使用されているリチウムイオンバッテリーは約2年
基板に使用されているハンダは約3~4年
使用方法や使用状況によってこの年数は短くなったり、多少伸びたりします。
100%フル充電を500回したくらいで徐々に端末に症状が出てくることがあります。
その頃が寿命が近づいていると言っても良いと思われます。
古いiPhoneの修理はできる?
車に轢かれたり、水没してしまった等の端末の復旧はとても厳しい条件となりますが、
衝撃等の外的要因がなくて起動できなくなった端末や、充電口の摩耗等での破損、画面だけの破損、修理が可能箇所の基板破損での故障であれば復旧できる可能性はまだあります。
ただし、交換できるパーツがあるのが最低条件となります。
年数が経過した端末はパーツの入手が困難であったり、入手できてもバッテリー等は劣化してしまっており仕様ができないこともあります。
その為、10年を超えたiPhoneは復旧が難しくなります。
まとめ
壊れてしまったら早めに治しておくのが一番とは言え、iPhoneの初期の機種はPCへのバックアップ以外にデーターの保存ができなかったり、当時PCを持っていない方が多かったため、
「壊れた端末が動いてくれれば昔の写真が…」
「あの時使えなくなって買い替えたけどあの頃の電話帳が…」
と、昔使っていた端末の復旧を希望される方は結構多いです。
今ならiPhone5シリーズ以降の機種であれば復旧できる可能性がありますので、押し入れの奥のiPhoneを復旧して昔の思い出を取り戻してみるのも良いかもしれませんね。