iPadの TypeC 充電ケーブルは特に要注意!
iPadの中でも新しい機種である、Pro11inch第1世代~、Pro12.9第3世代~、Air4世代~、mini6、無印10世代の充電口は
Type Cと呼ばれるAndroid機種を同じ充電口になっています。
そのiPadの
Type C充電口ですが使用する充電ケーブルのせいで、充電ができなくなってしまったり、基盤が破損してしまったりするケースが年々増えています…!
元々、Apple製品専用充電口であるLightningは、Apple純正品充電ケーブルやAppleが認証している企業のMFI認証充電ケーブル以外の非純正ケーブルを使用することによって充電口が大きくなってしまい充電時にケーブルに角度をつけないと反応しなくなったり、それが徐々に悪化していき充電ができなくなるという症状が起きていました。
iPadのType C充電口も同じようで、Apple純正品充電ケーブルやAppleが認証している企業のMFI認証充電ケーブル以外の
非純正ケーブルを使用することによって充電端子や基盤を破損させてしまうようです。
充電口の破損?

上の写真はiPad Pro11inch 第1世代で徐々に充電が反応しなくなり斜めに差したり、角度をつけて使用していたものの完全に充電ができなくなってしまった機種の充電口のパーツ部分の裏表です。
写真を拡大して見ていただくと、先端の銀色の線部分が潰れてしまい隣同士がくっついてしまっている箇所があります。
特に右の写真の中央部分の銀色の線部分は、曲がり隣と接触し根元部分が黒く焦げてしまっています。
角度付けなどで充電できていたのに急に充電ができなくなってしまったのは、おそらく通電する箇所が隣としっかり接触してしまいショートして充電口パーツ自体が破損しまったことが原因と思われます。
この症状は、酷い端子潰れや端子剥がれ破損、充電口ショートの焦げが外観からでも判断できる場合もありますが、基本的に充電口を外から覗いて見る外観検査だけでは判断ができず、画面を開け充電口を取り外して新しいものを仮付けしてみなければ判断ができないという困った破損です。
何故、端子が変形してしまったのか?
こちらはiPad Pro11inch第1世代用の新品充電口パーツです。
上記の破損した充電口パーツと比べると、銀色の線がはっきりと見えています。
何故銀色端子部分が潰れてしまうのか?というと、それは
非純正ケーブルやAndroid端末用のケーブルは、接触する銀色端子部分の数や場所が少しズレているからなんです…!
その為、数回であれば使用はできるものの何度も繰り返し使用していると端子が潰れていき、最終的にはショートしてしまい充電ができなくなってしまうのです。
最悪の場合、ショートした異常電圧や、端子の接触で変電圧の負荷で基盤も破壊してしまうという結果に…
ちなみに、銀色端子が潰れているだけならば、充電口パーツの交換で復旧することは可能です。
が、充電口パーツ交換後充電が出来るようになっても破損前と同じ充電ケーブルを使用していると再度銀色端子部分が潰れ再発してしまうので充電環境の見直しが必須となります!
iPadの充電ができない…
早目の対処で充電口だけの交換修理という軽症で復旧できる可能性がありますので、お困りの際は修理店へ相談してみることをオススメさせて頂きます!