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iPhoneは修理ができない箇所もあります…

秋葉原店 2023-12-11 2023-12-20 秋葉原店店長 須山よしのり
iPhoneは修理ができない箇所もあります…

iPhoneが壊れた…修理したい!



iPhoneの故障もいろいろな原因や破損があります。
ですが、すべての個所が修理ができるというわけではありません…
いくつかの個所・修理ができない箇所となります。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

修理できない箇所ってどこ?



iPhoneは手のひら大サイズですが、内部には数多くのパーツが配置されてその性能を発揮しています。
画面・バッテリー・充電口など破損しやすい箇所は交換修理が可能ですが、交換修理ができない箇所がいくつかあります。
 
・FaceID
FaceIDは画面側についている近接パーツ(通話時の相手の声が出てくる機能・画面の明るさ自動調整の機能・顔を認識する機能)と本体側のfaceID用プロジェクターカメラの両方で機能しており、その二つパーツと基板とでリンクしています。
通話時に相手の声が出てくる機能が破損してしまった場合、FaceIDが破損なく使用できていても近接パーツを交換してしまうとFaceIDは使用できなくなってしまいます。
機種によっては画面上部の受話口真下に近接パーツ(通話時の相手の声が出てくる機能・画面の明るさ自動調整の機能・顔を認識する機能)があり、雨粒一つでもfaceIDが破損というケースもあります。
 
 
・TouchID
TouchIDもfaceIDと同じように、ホームボタンパーツと基板がリンクしています。
そのため、指紋機能に問題がなくてもホームボタンのボタンが押せないからとパーツ交換をしてしまうと指紋機能は使えなくなってしまいます。
ホームボタンは機種にとってシリコンマット・シリコンリングで耐水性能を発揮しているため、濡れた指で押したりといった操作をしていると内部に水が侵入して破損してしまうケースが多くあります。
また、ホームボタンの表に傷や割れできてしまうと指紋機能が使えなくなってしまう事もあります。
 
 
・通信関連
通信関連の修理ができない理由としては電波法というものがかかわってきます。
これは日本国内で定められている法で、
{日本国内で電波を発する無線設備は、無線局として総務大臣の免許を受ける必要があり。
「電波の出力が強すぎる」など国の認可のない機器を勝手に使用し、他人の通信を妨害やなどをしてしまうと緊急性(警察・消防等)の通信に障害が起こり生命にかかわる可能性があるため、許可を得たメーカー以外が修理などをすることを認めない} と、いう内容です。
許可を得たメーカーは{技術基準適合証明}(技適マーク)をいうものを得ており、そのメーカー以外の者(街の修理店や個人修理)で一度でも修理をし端末を使用すると、電波法違反を問われる可能性があります。
ですが、登録修理業者というものに登録している修理店は国から修理登録の許可をもらっているためそのお店で修理をしても電波法違反を問われる可能性はありませんが、登録修理業者に登録をしていない街の修理店は電波に関する箇所の修理を対応していません。
(もし対応している業者があったとしても、その修理店は違法行為をしている不安要素のある修理店ということです)
ちなみに、Amazon等で海外版の端末を購入した場合{技術基準適合証明}(技適マーク)がないものは国内で使用していると電波法違反を問われる可能性がありますのでご注意ください。
 
 
・背面パネル
背面パネルの修理ができない理由としては、リンゴマークです。
appleはあのリンゴマークを商標登録しており、自社と自社の公式修理店以外でリンゴマークの入った背面パネルの使用を認めていません。
そのため、リンゴマークの入った背面パネルの修理は出来ません。
(商標登録侵害となってしまうので…)
リンゴマークの入っていないパネルであれば対応している修理店もありますが、年契約でのレンタル端末返却不可・下取り不可・中古買取不可となってしまいます。
 
 
・基板の交換
基板の交換は絶対にできないことはありません。
が、内部に入っていたデーターごととなってしまうため基板の交換修理をする場合はデータを無くすこととなります。
基板だけのパーツは販売していないため、同機種端末からの移植となるため、背面パネルが割れてしまったから直したい…といったとき以外ではほぼすることがない修理となります。
基板はとても繊細な物ですので、一度破損してしまうと復旧できなくなる可能性が高いこと・基板修理代を含めると大損になるため個人での修理は絶対にやめておきましょう。
 
 
 
 

直せない箇所は壊さない…!



対策としては、直せない箇所を含めて、壊れないように保護する
これが一番の対策です。
購入したらすぐに直せない箇所の保護をしましょう。
耐衝撃タイプのケース・液晶面と背面のガラスコーティング、画面とアウトカメラの強化ガラス(まれに背面ガラスも存在していますが、厚みが出てケースに入らなくなることもあります)を施工。
その上で、雨の日・お風呂・海・プールなどの水場の使用を避ける。
落とさないようにショルダーケースにする等々の対策をしっかりとすることが重要となってきます。
綺麗に、大事に、破損なく使用し続けると買い替えなどで手放す際、買取評価などが上がりますし、ほかの方が購入して使用耐久年数が伸びてエコにもなって無駄にはなりませんので、ご使用端末の過保護な保護をご検討してみてはいかがでしょうか?
 
 
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