アップル関連のニュースサイトiDropNewsは、アップルが来年リリース予定のiPhone14に、USB－Cポート搭載を検討しているとの記事を掲載した。

記事の執筆者のLeaksAppleProと名乗る人物は、複数の関係筋からこのリーク情報を入手したと述べており、「アップルは多くの人々が長年望んでいたUSB-Cポートを、iPhoneに搭載する可能性がある。それはProのラインナップになる」とのこと。
LeaksAppleProは、アップルのこの動きの背後に、3つの主要な動機があると説明した。
1. ProResビデオの転送速度の高速化
アップルは、iPhone13シリーズで高画質の動画撮影を可能にする映像圧縮フォーマットのProResを導入したが、そのファイルサイズは巨大だ。1分間の4Kの ProResビデオの容量は、最大13GBに達し、転送速度の遅いLightningポートではファイル転送に膨大な時間がかかる。しかし、USB-Cの場合はLightningの約10倍の転送速度が実現できる。
2. 規制のプレッシャーの回避
欧州委員会は今年9月に、携帯端末メーカーにUSB-C使用を強制する司令案を発表したが、米国政権も同様な圧力をかける可能性がある。アップルはこの動きに対抗したり、アダプターを同梱するなどの措置で回避することが可能だが、その結果、醜態をさらし、ブランドに大きなダメージを与える可能性がある。
3. 環境面でのメリット
アップルが、仮にドングルを同梱してUSB-Cのルールを回避すれば、不要なアクセサリーを減らすことで環境を保護したいというこれまでの主張と矛盾する。これに対し、USB-Cへの移行が環境面でのメリットになることは明らかだ。 筆者は、ここに4つ目の理由として、USB-Cへの移行が「客観的に見て理にかなったものであること」を加えたいと思っている。ここ数年、アップルはMacBookPROやiPadProなどのProモデルのポートをUSB-Cに移行してきたが、iPhoneの Proモデルはその例外だった。
 
今回のニュースはあくまでリーク情報ですが、欧州ではUSB-Cに統一する動きがあり、iPhone以外ではすでにUSB-Cの搭載やTouchIDを搭載したりしているので、iPhone14でも期待したいところですね。