iPhone修理ジャパン

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iPhoneの画面って割れやすい?硬いガラスの秘密。

渋谷店 2021-04-12 2021-04-12 iPhone修理ジャパン代表 中嶋拓也
iPhoneの画面って割れやすい?硬いガラスの秘密。

ガラスって不意に割れるんですよね。



ガラケー時代のように折り畳んで端末を持ち歩いていた頃にはあまり気にする人はいませんでしたが...
iPhoneやスマホ、タッチ操作が前提の端末では基本的に野ざらしです。
その分「iPhoneのガラスは割れやすい」という話、増えました。
ですがiPhoneのガラスも年々進化しています。
一般的にスマホやiPhoneに使われるgorilla glassは硬度、強度ではトップクラスの信頼度を誇る製品。
本来は並みの衝撃では割れません。

そう...新品なら


硬いガラスが割れる、その秘密はキズにある


 
これは私が使っているiPhoneの画面に光を当てた状態。
赤い丸で囲った部分の虹色に輝く線、これがキズです。
「硬いガラスならキズもつかないのでは?」
と、感じる方もいらっしゃると思いますが間違いです。
確かに硬いガラスは傷つき難い特徴がありますが...それは...

高硬度の金属など硬い物体からの傷に強い


ということなのです。
なので、例えば高い硬度を謳うガラスフィルムやガラスの広告でステンレス製のカッター刃が使用されるのは
gorilla glassなどの特殊強化ガラスがステンレスに強いから、なんですね。
もちろん、これはステンレスが生活の中でよく使われる金属で、カギやカッター、ハサミなどでテストをしているという面もあるのですが、視覚的に分かりやすくガラスの強度を示す表現の定番となりつつあります。
しかしここで気を付けなければいけないのは...

比較的柔らかい金属や、チリ・砂ぼこりには弱い


ってところです。これは硬さの秘密である「高密度の分子構造である」という特性が関連しています。
めちゃくちゃ色々なことを省いて簡単に説明をするので、感覚で理解をして頂きたいのですが...
高密度の分子構造=硬い金属に近い
ということで硬い金属には強いです。
しかし高密度とはいっても分子には隙間があり、その隙間に食い込みやすいチリや砂ぼこり、アルミなどの柔らかい金属については画面を傷付ける可能性が非常に高いものになります。
そして、このキズが硬いガラスの強度を著しく低下させガラスが割れてしまうという最悪の事態を招きます。
割れることを防ぎたいなら


 
まずは汚れやキズが付かないように、大切に扱うこと。
ポケットの中やカバンの中に雑多に放り込むと大変なことになります。
次にガラスフィルムを貼ること。
ガラスの上に物理的なガラスをもう一枚貼れば確実に画面のキズを防げます。
更にガラスコーティングをする。
ガラスの強度を飛躍的に上げるコーティング剤で表面を覆うことで更に割れる確率を下げてくれます。
...とにかく、使っていくうちに消耗し割れやすくなるiPhoneのガラス。
割れる前に対策を、そして割れてしまったらすぐに修理を。
それでは!
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