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充電が出来ないiPhone8+を直すのに必要なこと。
- 池袋店 2020-02-11 2020-05-07 池袋店修理担当 岩崎れい
充電が出来ないiPhone8+を直すのに必要なこと。
池袋店スタッフSです
一言に修理と言いましても、その複雑さ
難解さはiPhoneのモデル、修理箇所により変わります。
例えばiPhone6のバッテリー交換は比較的スグに終わりますし...
iPhoneXの充電端子交換は大変で時間が掛かります。
そこでかかる作業時間は個人的に...
外すネジの本数+階層(パーツのある場所の深さ)
で、多くなるほど時間が延びると感じています。
ネジの多さ=重なり合うパーツを取り外す回数
ざっと言うとこんな感じですね。
【個人的に最多のネジ数だと思っているiPhone8+】
中でも最多本数ではないか?と感じているのが...
iPhone8+です。
そもそもiPhone7以降のモデルではライトニング端子のケーブルが
電子基板の下に潜っているので、基板を外してからパーツ交換に入るわけですが...
何も基板を外せばすぐに充電端子が取り外せるという事もなく...
アウトスピーカー
TAPTIC ENGINE(マナーモーター)
アンテナケーブル
と上に座り込んだパーツ達を出してからでなければ、交換は出来ません。
しかも上の三つのパーツは...
同軸上にある別々の端子に繋がっている
...のです。
順番を正しく守って外さなければ...簡単に破損するパーツなので
慎重に正しく、とにかく順番を守ることを強いられる箇所でもあります。
これが先程書いた階層の深さというもので...
しかも別々のパーツも一軸分のネジ、つまり一本のネジで固定されていたり、と
ややこしいことこの上なし。
左のネジは先にしめて...右のネジは最後...
(ライトニング修理あるあるです)
単純にパーツを並べてネジで止めるではないために時間が掛かるのです。
外から見れば一つの穴でしかないライトニングも...
中から見ると奥が深いもので...
御客様から
「ポンっと外して新しいの付けるだけでしょ?」
と言われることもしばしば...
中身を知らなければ仕方のない事なんですけどね。
そんなことを呟きながら、今日も修理に勤しむスタッフでした。
それでは。