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iPhone修理 レアケース!?意外な方法で復旧

池袋店 2019-12-25 2020-05-08 池袋店修理担当 岩崎れい
iPhone修理 レアケース!?意外な方法で復旧

iPhoneの修理、一週間で印象深いものを紹介。


池袋店スタッフSです。
早いもので最終更新から一週間経ちました。
大体、一週間もすれば写真も溜まり
ブログの内容も定まるのですが…
この一週間は忙しく修理、その他の業務にてんてこ舞い
写真の少なさは筆舌に尽くしがたし…
なので一週間分の色々な修理の一部を紹介します。

【まずはiPhone6の画面修理】



もはやベーシックといっても過言ではないiPhone6の画面修理。
iPhone6sも含め、修理のしっくり来る感じが好きな機種です。
パーツ構成が整っていてパズルのように噛み合っていく感覚
平面的な構造体としても、階層を利用した立体の構造体としても
とても整っている印象です。

従来のiPhone5の系譜から進化し
薄く軽く大きくなったボディには優位性もありますが、弱点もあり…
圧力により曲がってしまう、衝撃で歪んでしまう
それによりホコリの混入や、水分への耐久性が落ちています。
改良型のiPhone6sでは、対策としてフレームとパネルの間にシール材
電子基板の一部チップにはシリコンシーリングがされているとか…

この薄さの中に何個もパーツが詰まっている。
よく考えられて作られているなあ。と
修理のたびに感じるモデルです。

【5系のボディに6sの性能を詰め込んだiPhoneSE】



iPhone6よりも性能が上で、かつ小型
iPhone6sと同じCPUを積んだ(現状)最小モデルのiPhoneSE
息の長い、人気機種です。
最近は大型液晶、大容量バッテリーがトレンドのスマホ
iPhone以外を含むスマートフォン全体の中でも
小さく軽く、安定した性能を持つ機種は珍しく
私が知る限りでは、iPhoneSEが最後の希望だと感じます。
公式に生産完了品となっている現在も
リファービッシュ品や新品未使用品、中古品の流通が盛んに行われ
値崩れしにくい機種です。
ただしiPhone5系端末でありがちな経年劣化による液晶黄ばみ
小型端末ゆえのバッテリーの小ささからくるバッテリー消耗の激しさなど
好条件な個体を探すのが難しい機種でもあります。
修理に関していうと、特に可もなく不可もなく…ですが
お客様から「自分で修理しようとした」と御相談を頂いた中で
ダントツの不達成率なのでは?
と個人的に感じますね。
特にバッテリー交換の際に
・パネルのケーブルを切る
・ホームボタンのケーブルを切る
など、開ける際の破損や
・バッテリーが充電されない
・電源が入らない
というバッテリーを電子基板に繋ぐコネクタ破損が原因のものなど…
初めての修理にはなかなか手強い相手かもしれません。

【冬場、増える水没】



人はなぜ、水に入って癒やされるのでしょう?
原始の時代に海から上がってきた記憶でしょうか?
そして人はなぜ文明の利器たるiPhoneを水気の多いところに持っていくのでしょうか?
原始の記憶と現代文明の利器、そのギャップについて考えながら…
夏と冬に増える水没復旧の一幕です。
通常、水没復旧作業では
基板洗浄機という所謂、超音波洗浄機のようなもの(もしくはそのまま)を使い
水分を含まず、基板への影響がない液剤を用いて
・表面を乾かしただけでは取れない水分の除去
・内部で発生した汚れやススの除去

などを行います。
これにより遮断された電気回路の復旧を目指すものですね。
ただこの方法も万能ではありません。
あくまで汚れや水分の除去であり…
基板が負ったダメージを0にするわけではないのです。
なので水没後は早急に、深刻なダメージを負わないうちに修理するという点がポイントになります。
また、一般的に言われている応急処置
・ドライヤーで乾かす
・乾燥剤と一緒に袋に入れる
・米の中に埋める
・単純に振る
などが命取りになるパターンもあるので…
とにかく速やかに御相談頂ければと思います。

【iPhone8のカメラ修理のあれこれ】



上で書いてきた中でも新しいiPhone8
iPhone7からマイナーチェンジ以上の進化をし
機能拡張モデルの「S」ではなく
ナンバリング「8」となったiPhoneの困りものは…
背面ガラス仕様です。
割れると修復が難しいのもそうですが…
写真のようにアウトカメラ表面のガラスが割れた場合も
過去の機種のように金属製レンズ枠ごとガラスレンズを外して
新しい金属枠とガラスレンズをポンと付けるわけにいきません。

(アウトカメラ自体は簡単に交換できるんですけどね...)
というのも従来のモデルでは
・液晶+ガラスパネル
・金属フレーム
という、大まかな区切りで二層構造(というよりモノコック構造に近い)ものが
iPhone8では
・液晶+ガラスパネル
・金属製ミドルフレーム
・背面ガラス
という三層に増えており…
このミドルフレーム背面ガラスに噛む形で
カメラレンズ枠が存在しています。
なので現状では背面ガラスを傷付けず
レンズ枠を取り外す方法は見つかっていません。
では、どうするか?
ガラスレンズだけを...

移植します。
この方法はグループ店に勤める先輩スタッフに聞いた方法で...
あまり一般的ではないかもしれませんが...
傷付けず、不要な箇所の交換を必要としない方法の中では確実です。

【最後に】


年末ということもあり、混み合った一週間。
ありがたい話です。
「iPhone壊したらここかな、って思ってて...」
と再度来店頂くこともしばしば。
嬉しい瞬間です。
どんな時も一度は相談してみよう、と思っていただけるように今年も残りわずかですが、最後まで頑張って営業致しますので
御困りの際は、是非スマホ修理ジャパン池袋店まで御相談ください。
年末は30日までの営業。年始は4日からの始動となります。
それでは、スタッフSでした。
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