iPhone11ProMaxがリカバリーモードでフリーズ

画面にMacBookの絵が表示されています。これはiTunesに接続してアップデート、もしくは初期化をする画面ですね。普通に使用していてこの画面になってしまうとはなかなか珍しい現象です。

聞き込みしたところ

wi-fiに接続ができなくなったのでアップデートをしたらこの状態で固まってしまったそうです。なぜでしょう。本体の空き容量も十分で外観に破損があるわけでもないのですが。しかしこの状態になってしまうと再度アップデートをするしかホーム画面にたどり着けないので当店でもやってみることにします。
ちなみに開けて中を点検しましたが、綺麗で水没などの故障要因も見当たりませんでした。

アップデート開始

リンゴマークの下のバーグラフが右端に到達するまで待ちます。

 

しかしアップデートエラーになってしまった。

エラー9はだいたいデータがこわれていることが多いが今回は...

エラー番号によってだいたい何が原因で壊れているのか判断できるようになっているのですが、９番は割とマズイ番号です。データを保存する場所が壊れるとこの番号が出ることが非常に多いです。

 

諦めずにあと数回試してみよう

どうしてもデータを救出したい！

お客様からお聞きした通りwi-fiが使えないということはiPhone本体のWi-fiのパーツはデータを保存するフラッシュメモリーという部分とペアリングしてあるのでこのデータの異常を意味するエラー９が表示されたのかもしれません。
預かる時に一時的にwi-fiが使える時もあるようなことを伺っていましたので、もしかしたら何回もアップデートを試みればそのうちの１回くらいはまともに成功するかもしれません。

５回目で成功

１回失敗すると２回目からものすごい時間がかかるのはなぜなんでしょうね、アップデートをするだけなのに2時間ほどかかりました。ある意味疲れますがなんとかパスコード画面に到達したので万々歳です。
この後大事なデータが消えていないことを確認できました。電話回線は使えるようになっていますが....

 

wi-fiはやはり壊れていた

設定画面からwi-fiを確認してみましたが、やはり接続できませんでした。オンできません。
何度タップしてもこの状態のことをグレーアウトと呼ばれます。

コントロールセンターを見ても

wi-fiアイコンに斜線が入っていてタップできなくなっています。
このまましばらくすれば復活してくれるかもしれないと思いましたが、当店でお預かりしている間はこのままでした。
また復活したとしてもicloudバックアップを全部とるまで持つかどうかもわからないので、iTunesバックアップにした方が無難です。

 

結論：wifiが壊れるとアップデートできなくなる

iPhoneの調子がわるいからといって何でもかんでもiOSアップデートをするとはオススメしません。今回のようにアップデートが失敗して固まってしまう自体に陥ってしまうことが結構あります。
特にバックアップを長期間していない場合は危険なので、このような場合は何よりも１番にバックアップしましょう。