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パスコード設定ともう一つのセキュリティ

盛岡店 2023-06-03 2023-06-03
パスコード設定ともう一つのセキュリティ

パスコード設定をしていてもデータ盗難や自分の口座からお金が勝手に送金された、こんな不可解な記事を見つけたので、それはどんな手口だったのか?そして、なぜ起こったのかをご紹介します。


今後の自身のセキュリティについて何かの参考になればと思います!


 

 iPhoneなどのスマホではパスコードを設定することで、端末を紛失したり盗まれたりしても見知らぬ人に端末を勝手に操作されることを防ぐことができます。しかし、公共の場所でスマホを使用するためにパスコードを入力することは、スマホの盗難やデータの流出につながることが指摘されています。


 ウォールストリートジャーナルがアメリカでiPhoneの盗難被害に遭った被害者にインタビューを行ったところ、多くの被害者全員が「夜間にバーやその他の公共の場所にいるときにiPhoneを盗まれました」と回答しました。一部の被害者は盗難の際に暴行や脅迫を受けたことを報告しています。


 iPhoneのパスコード入力画面を窃盗犯にのぞき見られていた場合、簡単にApple IDパスワードや「iPhoneを探す」などが解除されてしまいます。iPhoneにパスコードを入力する瞬間を窃盗犯にのぞき見られていた場合、顔認証システムのFace IDや指紋認証システムのTouch IDが有効になっていたとしても、簡単に端末のロックを解除されてしまいます。


 さらに窃盗犯にiPhoneのパスコードを知られていた場合、パスコード1つで複数のパスワードを一括管理することが可能なiCloudキーチェーン経由で銀行口座にアクセスされる可能性もあります。また、iCloudキーチェーンにアクセスされた場合、被害者の個人情報や機密情報などが流出するおそれがあります。


 これらの窃盗犯は基本的に複数人で活動することが多く、1人は被害者の気をそらし、もう1人はパスコード入力画面をのぞき見る役割を担います。iPhoneの集団窃盗で摘発されたミネソタ州の犯罪組織は、12人の構成員が40人からiPhoneを盗み出しており、被害総額は約30万ドル(約4000万円)にものぼると報告されています。


 iPhoneやその他のスマホでは、パスコードを設定することで、端末が紛失したり盗まれたりした場合でも、見知らぬ人に端末を勝手に操作されることを防ぐことができます。しかし、公共の場所でスマートフォンを使用するためにパスコードを入力することは、スマホの盗難やデータの流出につながる可能性があるので、パスコードを入力する時は周りの状況を確認して入力することも自分自身で出来る一番のセキュリティかもしれません。


 今一度、気をつけてくださいね!
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