2019年9月4日 更新
スマホ修理ジャパン秋葉原店です。
本日はiPad6の充電コネクターの故障でご来店がありましたのでご紹介いたします。
お持ち込みの状態は、充電ケーブルで充電しても全く反応が無い状態でした。
ただし、ケーブルを少し上の方に傾けてあげると・・・・
反応しました(;´・ω・)
傾けると反応するので、完全に接触不良で充電出来ないのが原因の様ですね。
それでは、早速作業してみましょう。
まずは端末に付いている、タッチパネル・液晶を取り外します。
その次に基盤を外すために、ホットプレートを使用して温めます。
基盤を外した後コネクター交換作業に移ります。
余談ですがiPadの充電部分のパーツはハンダ付けのものとコネクター式ではめ込むタイプの2種類に分かれます。
iPad2~iPad4まではめ込み式でiPadAirシリーズやminiシリーズは半田付けで溶接されている物になります。
そのため作業時間や精密さもiPadAirやiPad5等の機種では圧倒的に難易度が高くより緻密な作業が要求されるので、全体を通して2時間以上かかる場合が多いのです。
また、このライトニング部分の修理…部品交換で直らない場合もあり、仮付等も出来ないので…
作業を通して修理可能か見極める必要もあるので非常に厄介な修理とも言えます。
そして交換作業が終わりました。
あとは元の状態に組み上げて、しっかり充電出来るか確認します。
動作確認をした結果、充電反応は正常に戻りました。
角度を変えても、大丈夫です!
パーセントの値も充電開始時42%から46%まで順調に上昇しました。
表示の値が上昇すれば、しっかり電気が流れている証拠になりますので作業は完了となります!
無事に症状が改善し、お客様にも大変喜んで頂けました!
この様な故障はiPadAirや初代miniやmini第2世代に多く見られる症状です。
今回は比較的新しい機種で起こった珍しいケースでしたのでご紹介させて頂きました(`・ω・´)b
この度はご来店誠にありがとうございました!