ガラスコーティングが普及され、多くの業者で取り扱っているのはご存知なハズ。
ただ、まだわからないことはたくさんあるはず。
FAQ形式で紹介し、じっくりガラスコーティングの魅力に迫っていきましょう！
ガラスコーティングは本当に長持ちするの？
ガラスコーティングは簡単に言えば『塗る強化ガラス』です。
よく『ガラスコーティングは長持ちする』と言われがちですが、ここには大きな間違いもあります。
強化ガラスは貼るタイプで、衝撃を吸収し、代わりにダメージを背負ってくれる役割があるので
割れてしまったり欠けてしまうとその効果が激減してしまいます。
コーティングは塗布をするので割れてしまったり欠けてしまった場合は
端末自体がキズついてしまっている
という違いがあります。
ただ、直接塗布するので空気が入らなく、全面に密着して塗布することが可能なコーティングは
強化ガラスよりかは比較的長く持ちますがガラスコーティングの種類や、使用によっては持ち期間が変わっていくので
全てのコーティングが長く持つわけではない
ということを忘れずに。
ポイント
・欠けたり割れることが多い強化ガラスよりかは多少長く持つ
・使用や種類によっては持ち期間が変わるので全てが長く持つとは断言できない
コーティングの種類とは
では上記で説明した【ガラスコーティングの種類や、使用によっては持ち期間が変わっていく】というのはどういうことなのか、という所。
全てのガラスコーティング共通でコーティング剤を何回も薄く塗布することでガラス膜を何層にもして固めています。
【薄い強化ガラスを何枚も貼っている状態】と考えると簡単ですね。
そのガラス膜も成分によっては強い・弱いとわかれるのです。
油性のガラスコーティング
一般的に販売されているのがこのガラスコーティング。某有名キャリアさんでも利用しているコーティングです。
全体に塗れることで強化ガラスよりか強い強度を保つといわれております。8やX以降の背面がガラスの端末に適しています。
ただ、この油性ガラスコーティングは
太陽光（紫外線）に非常に弱いです。
夏などの日差しが強い時期や、外での使用が多い場合は著しく劣化してしまうのです。
また、一層一層がやや弱めなので、使用（指などの摩擦）により強度が徐々に劣化してしまうのです。
割れたら貼替えの強化ガラスと違い、見た目ではわかりにくく、かつゆっくりと劣化していくのがコーティングの特徴。
総合して
長く持って1・2ヶ月。適度な塗り直しが必要
鉱物性のガラスコーティング
お次は鉱物性。承っている店舗が非常に少ないので滅多にお目にかかれませんが
その強度はお墨付き。
油性ガラスコーティングと大きく違うのは
太陽光（紫外線）に非常に強い
ということ。
また、鉱物性なので指などの摩擦にも非常に強いです。
爪のキズが付きづらく、油性コーティングより数段階パワーアップしたガラスコーティングです。
総合して
1年半～2年ほど強度を保てる
はい。スグレモノです。
ポイント
・ガラスコーティングは油性と鉱物性に分かれている
・油性のガラスコーティングは紫外線に弱い
・出回っている殆どが油性のコーティング
・鉱物性は非常に強度が高い
鉱物性が出回ってない理由
ではお次は鉱物性ガラスコーティングについて。
『そんな強い鉱物性なら何処も鉱物性にすれば良いんじゃないの』
と思いますよね？？
では鉱物性ガラスコーティングがあまり出回っていない理由をお伝えしましょう！
まずは鉱物性ガラスコーティングは
非常に乾きやすく、結晶化しやすい
そのため、保存が難しいのです。
油性コーティングは鉱物性より乾きにくいので1回分として小さい入れ物で複数個保存可能ですが、
スグ乾いてしまう鉱物性はやや大きめのビンで保存しなければならないのです。
保存方法を間違えてしまうとスグ結晶化して使えなくなってしまうため、ほとんどのお店では販売されておりません。
強度が高い+すぐ乾くコーティングを塗布するには技術が必要
鉱物性コーティングはのびやすく、乾きやすいため
迅速な塗布が必要です。取り扱いも難しい為、専門技術がないとその効果を充分に発揮出来ないのです。
塗り間違えてしまうとコーティング剤が固まってしまい、剥がせなくなります。非常に強いコーティングなので剥がすのもかなり難しいです！
油性コーティングより価格が高め
一番の理由はここでしょうか。鉱物性のコーティングはそのもの自体が希少なので油性コーティングより価格は高めです。
原価が高いと販売価格も勿論高くなります。需要はあるけど価格で手が伸ばしづらい・・というのは正直ありますね。
ポイント
・鉱物性は取り扱いが難しい
・コーティング自体が希少なので値段が高め
・効能を充分発揮するには技術を持った人の塗布が必要
塗り直しが必要だけど・・強化ガラス貼ってる！
お次は気になる塗り直しの注意点。
コーティングのメリットとして、
コーティングの上から強化ガラスを貼り、二重で強化出来るということがあげられます。
ただ、油性コーティングが1.2ヶ月で塗り直しが必要・・となると強化ガラスはどうなるのか。
結論から言うと
強化ガラスも貼り替える必要があります。
なかには何度か貼り治せる強化ガラスもございますが、
【強化ガラスを1回剥がして貼り直すと微細なゴミや空気が入ってしまうため強度が下がる】ので注意。
そのため、長持ちしやすい鉱物性コーティングの上から強化ガラスを貼る、という方が
維持費がかからず、より強力です。
ポイント
・コーティング塗り直しの際は強化ガラスも替えたほうが良い
・最終的に維持費と考えると鉱物性の方がお得
硬度には限界がある？？
皆さんが強化ガラス等を選んでいるとき、なにを基準にして選んでいますか？
強化ガラスなんだから硬度が高い方がよりいいですよね？
「でも殆どの硬度が9Hくらいでそれより上がないじゃん！！」
と思われてる方が多いはず。
それもそのハズ。
硬度の既定値は9Hが現在最高の硬度
だからです。つまり、
10Hや11Hは存在しないのです。
ガラスコーティングにも勿論硬度がございますが、上記と同様「9H」が最高です。
中には10Hとか記載しているものもありますが
規定されてないのではっきり言ってウソとなります。
ただし、鉱物性コーティングは規定されている硬度より遥かに硬度が高いので行っている業者では
『9H以上』と記載されていることもあります。
これに関してはホント、となります。
ポイント
・硬度は正式な基準は9Hが最高
・10Hなどは存在しないので記載NG！9H以上という表記が正しい
・とにかく鉱物性は硬度が高い
ガラスコーティングをしない人の理由
魅力たっぷりのガラスコーティング。最近はかなりの業者が取り扱っており、
多くの方が利用されていますが、それでもコーティングをしたくない、という方は中にはいます。
その一番の理由は
やってるのかやってないのかわからなく不安
という一言につきます。
ガラスコーティング剤をネットで買うのも安心出来ないし
業者さんに任せても自分が見てるわけではないからほんとにやってるのか不安。
その気持ち、充分わかります！！！
そうなんです。ガラスコーティングは正直塗布しても見た目は
全く変わらない
のです。なので自分が見ている状態でしっかり塗布しているのか確認したいですね。
業者さんによっては実際塗布している所をみることも出来ますが、
『わざわざ塗布している所を見せて下さいとか不信感たっぷりなのを匂わせてしまうのは・・』
と良心が痛む方もいるはず。
塗った直後ですとガラスコーティングは
シンナーのような鼻にツンとくる香りがするので、嗅いでみるのが手。
鉱物性コーティングは油性コーティングより香りが強いのでわかりやすいと思います。
また、どのコーティングも
光沢感が出る
ので新品の端末じゃなければ違いがわかりやすいかと思われます
ポイント
・コーティングはぱっと見て
本当に塗布しているか分からないので、コーティングをしているか分からないという疑心感は出てしまうもの
・違いは塗布直後の香りや光沢感で判別出来るので試すのもアリ
いかがでしょうか。コーティングの
ここが知らなかった！という部分はございましたか？
最後に
どのコーティングもやっているのとやっていないとでは大分違うので端末関わらずコーティングはしたほうが良い。
です。大切な端末を割りたくない！傷つけたくない！
そんなときはコーティングを検討しましょう。
どちらのコーティングにするかは上記の説明を参考にしていただければ幸いです＾＾